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スクワットやデッドリフトで背中を曲げるなという指導は何が問題なのか?

従来の指導においてスクワットやデッドリフトでは背中を曲げるなという指導を受けてきた方は非常に多いかと思いますが、本当に正しいのでしょうか?

これを理解するには腹圧というキーワードが大事になってきます。

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そして猫背や背中を曲げるというキーワードのみでは正確性を欠くためここにも解剖学的な言葉で説明をしていきます。


簡単にいうと胸椎は曲げてもいいけど腰椎はダメで骨盤は後傾は多少してもいい、こんな感じになります。

ではなぜそうなるのか?という話をしていくのですが、まず腰を傷めずにスクワットやデッドリフトを行うに当たって重要なのは、脊椎のポジション以上に腹圧です。

では、腹圧を高められる姿勢とはどうなるのでしょうか?

これが上述した通りで

胸椎→屈曲

腰椎→軽い後弯またはニュートラル

骨盤→ニュートラル〜軽い後弯

こうなります。


いわゆる普通の姿勢ですが比較的腹圧のかかりやすい姿勢ですねw

ではどういう原理なのか?というお話をすると、これは風船とコップのようなものだと理解していただけるとわかりやすいのです。

腹圧=風船

胸郭と骨盤はコップ

こう考えると早いのです。

下の図を見てみましょう。

例えば上下で風船を挟んだとしてうまく挟んで圧をかけられるのはどちらでしょうか?

まっすぐに並んでいる状態ですよね?


では胸を張り(胸椎の進展)、骨盤を前傾させたらどうなるのでしょうか?

圧が上下でうまくはさめずにかけづらくなってしまうのです。

ここまでくるといわゆる胸を張れ骨盤前傾みたいな話が荒唐無稽だと理解できるかと思いますw

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解剖学、生理学とBIG3をベースにトレーニングの方法などを載せていきます。

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