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父の日に「子どもとお父さんで一緒に楽しむエンタメ」について考えてみた

6月の第3日曜日は「父の日」。
アメリカ合衆国のソノラ・スマート・ドッドさんが「母の日」にならい、男手ひとつで育ててくれた軍人の父親に感謝するために白いバラを贈ったことが始まりとされています。

そんな「父の日」にちなみ、スカパー!で働く4人のお父さん社員に集まってもらい、座談会形式で子どもと一緒に楽しめるエンタメについて考えてみました。
今まさに子育て中のお父さん、父の日の過ごし方を考えている方の参考になれば幸いです!


参加してくれたお父さん

1人目のお父さん社員:Zさん
Zさん「うちは2人の男兄弟です。上が小学校4年生9歳で、下は小学校2年生。この前7歳になったばっかりですね」

2人目のお父さん社員:Mさん
Mさん「うちも男2人兄弟で上が8歳で小学校3年生、下が6歳で年長さんです」

3人目のお父さん社員:Gさん
Gさん「4歳の男の子、2歳の女の子です」

4人目のお父さん社員:Nさん
Nさん「11歳の女の子と8歳の男の子がいます」

色濃く影響を受ける?父子の”スキ”

――さっそくですが、普段お子さんと一緒に楽しんでいるエンタメはありますか?

Zさん「下の子どもはナショナルジオグラフィックで放送している『メーデー!』が好きで5月はしょっちゅう観てました」

――『メーデー!』ですか。航空事故の検証番組ですよね。

Zさん「はい、僕や妻が好きだった番組なんですけど、横で見ていて『これ観たい!』って言いだして。リアルタイムで観れないのでスカパーで録りだめして週末観ています」

Zさん「多分飛行機にハマっているんじゃないかな。番組を観て専門用語を覚えたのかパイロットごっことかやったりしてます (笑)。ただ『メーデー!』は事故の様子だから、内容は全然子ども向けじゃないと思うんですけど…。あと、YouTubeだと鉄道ライブカメラに一番ハマっていますね。」

Mさん「マジですか(笑)」

Zさ ん「キャスト機能でテレビで観ているんですけど、妻に怒られますね」

――鉄道ライブカメラはどんな風に楽しまれているんですか。

Zさん「自分が乗ったことのある路線を見たり、いろんな電車がリアルタイムで通るのが楽しいですね」

Mさん「ディープな世界(笑)。すごい、めっちゃ面白い!」

――特にお気に入りのライブ映像はありますか。

Zさん「中央本線ライブカメラですね。30分に1本くらいしか来ないんですけど、時刻表で調べてみたり、特別な列車が来る時は(ネット等で)情報を拾って観たり」

Mさん「台風のニュースで映るスクランブル交差点の定点カメラみたいなイメージですね。お子さんも(電車が通るのを)待って観てるんですか?」

Zさん「飽きるときもあるんですけど、踏切が鳴ると通るのが分かるので。何両通るか数えたり(笑)」

――ディープな世界!鉄道カメラの話で1記事分お聞きしたいくらいです。お父さんの影響をかなり受けていますね(笑)

一同「(笑)」

※Zさんも大の鉄道好き!鉄道について語っている様子は「鉄道オタク座談会」を参照ください。

Mさん「うちはやっぱりYouTubeが多いかな、特に自然系」

――自然系のYoutubeですか。特にハマっているシリーズはありますか。

Mさん「僕が(海に)潜るのが好きだから影響受けているのかも、『【素潜り漁師】マサル Masaru』とか。沖縄永良部島の若い漁師さんがひたすら潜っていろんな魚を捕りながら料理を作るみたいな。去年の夏に敷島へ行った時、子どもたちと銛突きしたんですよね。僕が何匹か魚を突いて帰ってきたら、夜は料理して食べたりして…。そしたら5歳の子も半日くらい銛持って魚を追いかけまわしてました」

Mさん「あとキジ―(kidzy)という名前の沖縄のターザンって呼ばれてる人が、自然の中で裸で自給自足の生活する動画も好きですね」

――キジ―さんはイッテQにも出演されている方ですよね。鉄道に引き続きお父さんの影響めちゃくちゃ受けてますね。

Mさん「そうそう。あと『ホモサピ』とか。クモや昆虫とかゲテモノを食べる動画があって、観てて癖になる(苦笑)」

――ゲテモノを食べる動画はMさんの影響ですか?

Mさん「いや、これは子どもたちが観だして。多分自然系の動画からレコメンドされるのかな。
家が海に近いから小さいハゼとか釣って家に帰ってくるんだけど、嫁が『命とったんだったら食べなさい!』と(笑)。その影響もあるかもしれないけど、あんまり偏見なくいろんなもの食おうとするな」

――どこでも生き抜けそう(笑)。海が近くて自然に触れられるのは良いですね!

Mさん「サーフィンやシュノーケリングもやってるから、そう考えると親の影響受けてるかもかもしれないですね。僕が昔やっていた影響でラグビーもやっているんですけど、ラグビーのこととなるとすごく厳しい父親になるみたいで見てられなくなっちゃって。熱が入りすぎちゃいますね」

Gさん「うちは上の子がゲームにハマってて、今は『ゼルダの伝説』をやっていますね。僕はあんまりやらないんですけど妻が好きでやり始めました。自由度が高くて何やってもいい感じのタイプの世界なのでいろんな遊びをしてます」

――人気シリーズですね。アドベンチャー系のゲームですよね。

Gさん「ゲーム内ではミニゲームもあって、アイテムを集めたり、敵を倒したり。第二の実生活みたいになっています」

――アイテムの組み合わせ次第でできることが増えるイメージですかね。頭良くなりそう!

Gさん「はい、いろいろくっつけて自分で操作してますね。ゲームきっかけでメインテーマにもハマっているみたいで、特に曲をリピートして聴いてて。ボス戦のメインテーマをよく口ずさんでいます」

Gさん「最初はゲームですけど、サントラだったり、工作だったりと結構発展するんですよね。この間は段ボールで剣と盾を一緒に作りました。といってもほとんど僕が作っちゃったんですけど…(笑)」

――お子さんと一緒に工作素敵です!なんて微笑ましい光景。

Gさん「あとハマっているとは違うかもしれませんが、『なんでセミは鳴くの』みたいな質問が多くて、自分で答えがパッと出てこないので、そういった時は調べるとYoutubeで子ども向けの解説動画があるのでよく観ていますね」

――便利な世の中ですね。そしてやっぱりYoutubeは欠かせないんですね。

Nさん「うちは嫁も私もテレビを観るのが好きなんですが、子どもたちもドラマ、バラエティー、アニメと何でも観ていますね。バラエティーだと『ドッキリGP』とか『千鳥の鬼レンチャン』とかすごく笑って観てますね。上の子は小6なので恋愛ドラマとか嫁と一緒に観始めたり、朝ドラも夜のごはんの時間に家族全員で観ています。子どもが特に好きなのはアニメの『逃走中』かな」

――『逃走中』ってアニメ放送してるんですね。

Nさん「そうそう、日曜の朝放送してるんだよね。うまく逃走するところが面白いのかな。学校から帰ってくる時に黒いスーツ・サングラスの人を見かけたときは『ハンターがいたんだ!』って楽しそうに話してましたね(笑)」

お父さんになって感じる、子ども向けコンテンツのすごさ


――自分がお父さんになってから印象に残っているコンテンツはありますか?

Gさん「やっぱり自分が子どもの頃に好きだったコンテンツは今でも強いなと思いますね。『ドラえもん』とか『スーパーマリオ』とか。やっぱりすごいな!と改めて思ったというか」

Nさん「『DRAGON BALL』とかね。自分が読みたかったのでメルカリで全巻大人買いして置いていたら、子ども2人とも読んでましたね」

――私も親の持っていた漫画読んでました!世代を超えて楽しめるコンテンツはすごいですね。

Nさん「親になってから観て感動したのは『しまじろう』の映画でしたね。子どもが保育園の頃から進研ゼミをやっているんですけど、保育園から連動してる考えられたコンテンツなんじゃないかと思いますね」

――懐かしい!『しまじろう』の映画は大人が観ても感動して泣けるものなんですか?

Nさん「子どもができると泣けるかもしれないです。子どもだけで探検しに行って親心としては心配なんですけど、最後はやっぱり探検して良かったねって。やっぱり自分と子どもで重ねちゃって…うるっとします」

――しまじろうのお父さん目線で観てしまうのですね。
続いて育児をするなかで助けられたコンテンツはありますか。

Gさん「普段は自分で読み聞かせするんですけど、どうしても手が空かないときにYouTubeの絵本読み聞かせを使っています。あと『はみがきじょうずかな』とか、動画と一緒に最後までやってくれますね」

――「仕上げはお母さん」のやつですね!

Gさん「朝の時間帯NHKのEテレ、細切れに色んな番組をやってるから朝の忙しい時間帯に『これ観たら終わりだよ』がやりやすくて、そういうのも考えられてるのかなぁ」

――たしかに。意識していなかったですが、小さな頃に言われた記憶があります(笑)

Zさん「iPadにディズニー映画の『カーズ』をダウンロードしてて、最近息子が骨折で通院しているんですが待ち時間が長くても映画を流してると時が過ぎるという…。映画系コンテンツは持ち運びでよく使ってます。待ち時間がある病院やレストランに行くときはよくお世話になってますね」

――ダウンロードして待ち時間潰せるのはありがたいですね!良い時代です。

Mさん「コンテンツじゃないけど…上の子がレゴを結構やってて、頭の体操になっていいなと思います。レゴは完成形の設計図があるんですけど一回作り終わったあとも、バラしていろんなパーツで自分の見たものを作る。組み立ての説明書とかなくてもイメージで組み立ててるのはいい頭の体操になってると思います」

Gさん「うちの子はYouTube見てその通りにきっちり作ってますね。ポケモンとか」

Mさん「タイプ分かれますよね(笑)」

大きくなる子どもたちへ、お父さんの想い

――最後に、これからお子さんが大きくなっていく中でどのように過ごしていきたいか教えてください。

Zさん「画面上で見るコンテンツもいいですけど、それと絡めて実体験を重視して行きたいですね」

――一緒に電車や飛行機に乗ったり?

Zさん「そうそう」

Nさん「いろんなものへ興味を持つのってやっぱり映画とかコンテンツをきっかけにしていることが多いと思っていて。だから、エンタメって興味の入り口みたいな感じですよね。(子どもが)何かに興味を持ったら付き合っていきたいですし、僕がやりたいことを一緒にいつまで付き合ってもらえるかなぁ~と思っています(笑)」

Mさん「僕も、子どもがやりたいと感じる気持ちがあるうちはいろんなことをやらせてあげたいと思っています。僕らがいろいろなことを経験してほしいのもありますけど、勝手にやりたいっていう好奇心があるうちにそれを体験させてあげるのを心がけていきたいですね。
あと嫁に『男だけの旅行行ってきたらどう?男旅行行ってる人いるよ』って言われて『えっ!そうなんだ!』って。男旅行チャレンジしたいなあって」

Zさん「奥さんがひとりになりたいだけかも(笑)」

Mさん「『私もそれでゆっくりできるし』って言ってましたね(笑)。まあでも父親だけと旅行に行く機会はあまりないと思うので、思い返した時に記憶に残るようなことをしたいな」

――男旅行、Mさんのご家族だとサバイバルになりそうですね。

Gさん「一緒に楽しめるものがちょっとでもあったらいいかなと思います。スポーツかモノづくりか分からないですけど。自分が子どもの頃から父親になったらやりたいと思っていたことが、なぜかキャッチボールで。まだキャッチボールするには難しい年齢ですけど、いつかできたらいいなぁと思っています」

――お父さんと子どもでキャッチボールって素敵です。大きくなったらの楽しみですね。
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