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デジタルネイティブ世代におけるデジタル教育の方法<SPTech>

世界は100年に一度の大変革を迎えて、現在進行形で激動の中を進んでいます。

国、政治、戦争、企業活動、仕事、コロナ禍での市民生活、教育など様々な分野で激動の時代を迎えています。

つい3〜4年前は、世界は平和で、サプライチェーンが機能して、モノは世界から届き、市民生活はますます便利になり、リアルなショップは商品を競い合い、美味しいものを飲食店は競って開発しブームをつくり、生活は豊かになり、幸福感が増すという善循環に浸る毎日でした。少なくとも今よりは!

常識は、真理と違い、時代や環境と共にあっという間に移り変わります。

10年前までは、大企業が当たり前のように新卒を採用するのが年中行事でしたが、今はどうでしょう。能力主義、専門家の採用に急速に流れが変わっています。特別専門のない普通の文系学生には厳しい時代の到来です。

教育現場ではデジタル教育が緊急課題にのぼっているが、対応できる人材不足も重なり、教育現場は、プログラミング思考を学ぶという筆記の問題ばかり

筆記ばかりのプログラミング授業は退屈で仕方ありません。実際に手をキーボードで動かさないと、リアリティがないからです。私も筆記の講義を受けたことがありますが、とっても眠くなりました。
もちろん、最初の設計はペンで行いますが、それを元にコーディングして初めて完成するもの。中途半端で終わる感じで、習熟するには至りません。

これでデジタル人材が育つのでしょうか。
これから、社会ではAI技術(人工知能)が急速に普及し、企業も積極的に採用しています。そして、単純作業は全て人間から置き換わります。

その時、社会にはAIを使いこなせるエンジニアが大量に必要になります。
今の表計算ソフトを使いこなすような感じで、A Iの知識が一般的になるかもしれません。

今の教育ペースでは、そんなエンジニアが育つ環境にはならないと思います。

子どもに「ゲームはダメ」と叱る時代は終わりになるかもしれない

今の小学生は完全にデジタルネィティブ世代。大人が考えるよりも、デジタルの理解は早いし深いので、いつも授業で先生の方が驚かされています。

とにかくあっという間に覚えて使いこなします。とても進化が早いのです。

学校で全く教えないなんて、もったいないなーといつも思います。

当塾では、主に小学生向けには学習用のゲームを使い、授業をしています。
特に子どもに大人気なのが、マインクラフト。

小学生なら全員好きなのでは?と思うくらいの超人気ゲームです。
ただのゲームではなく、ちゃんとプログラミング思考を学べますし、まだ英語が基本で日本語には全てローカライズされていないのが残念です。

英語圏では、勉強用のチュートリアルが豊富に用意されているので、このソフトだけで、元素記号もパーツとして全て揃っていますし、数学から化学、物理から社会問題(例えばSDGs問題)などほぼ網羅されています。

内容は子ども向けだけではなく、8歳から18歳まで幅広く学習できる環境を整えています。

上級者はコマンドを使いこなすので、これは完璧にプチ・プログラミングの世界が開けます。要するに、コマンドは全て英語と記号と数字。プログラミング思考の基礎も学べます。

供給元はマイクロソフトが数年前に買収、学習用のエデュケーションバージョンも作られていますがほぼ英語。そのバージョンの日本語化が進めば、きっと日本中の小学生のデジタル教育が急速に進むことは間違いないでしょう。

日本政府も、日本語化するところに予算を使ってもらえるといいのにと毎回思います。そうすれば、言語の壁があって操作を止める生徒が大幅に減少し、学習効果が高まります。

とりあえず、箱物やデジタル機器を配る予算はつくのでここは早いのですが、ハードが先でソフトがないと、宝の持ち腐れです。

ものごとを現場を知らない人が決めていると、社会は残念なことが多すぎますね。

上記のことが実現すれば、「ゲームで遊んでいないで、勉強しなさい」という親の言葉に「勉強しているよ」と返せる時代が早くくることを願っています。


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