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停電とプラネタリウムとスカートと布

火曜日は週の中で一番長い日。朝から夕方までクラスが詰まっている。
朝、大学から停電したという連絡が来た。わんちゃん授業ないんじゃ、とワクワクしたが、クラスメイトとお昼ご飯を一緒に食べる約束をしていたからとりあえず行くことにした。
大学に着くと、案の定建物の前で立ち往生する生徒たちがいた。前のセメスターもこんな光景見た気がする。半年に1回は校舎に入れなくなるイベントが発生するの、アメリカだなあって思う。

教授が「今日遅刻確定だったから停電しててよかった〜」と呑気にやってきた。しばらく教授と数人のクラスメイトと談笑したあと、停電したままの教室でディスカッションした。そのまま早めに終わってくれてよかったのに、途中で電気復活。クラス続行。おもんな。
まあ電気復活しなくても、ディスカッションだけで2時間45分丸々使いそうな雰囲気はあった。今日はめちゃくちゃ眠かったから、途中で次のプロジェクトの説明に入ってくれて助かった。


友人との昼食タイムを挟んで午後のクラス。天文学のラボ。結構楽しい。
今日は初めてプラネタリウム室に行った。理系科目はことごとく苦手だったが、天文学は好きだった。ちなみに小学生の時の夢は宇宙飛行士。しかし小学校の理科の時点で物理(速さとか熱量とか)がわからなさすぎたので、この夢は諦めた。

プラネタリウム

ラボが終わって建物を出る時に、目の前にいた人がドアを押さえててくれた。その人(生物学的には男の人だと思う)が履いていたスカートが可愛くて、思わず「そのスカートかわいいね」って声をかけた。洋服のセンスがあまりにも良くて、ファッションメジャー?って聞いたら全然違った。面目ない。そのまま途中までおしゃべりしてインスタを交換。まさかの共通の友達がいた。なんとも世界は狭いもんだ。
サンフランシスコはLGBTQ+の人をよく見かける。アメリカの他の地域よりも断然見かけるのではないかと思う。全米最大規模のプライドパレードが毎年開催される街だ。ここでは自己表現がしやすいのかもしれない。
あと地域差はあると思うが、アメリカの好きなところは、いいなと思ったらすぐに相手に伝える人が多い。洋服、靴、髪、メイク、ネイル、アクセサリー、ペット、車、とにかくいいと思ったものはなんでも。
声をかけるタイミングは、すれ違いざまとか、スーパーとか、カフェとか割とどこでも。声をかけられたことも、かけたことも何回もある。一度だけカラコンを褒められたこともあった。伝えるもの嬉しいし、言われるのも嬉しい。Win-Winってやつ。
この風習?はかなり好きだから、日本に一時帰国した時はよく店員さんに自分のLikeを伝えている。(変な書き方だが、この場合は英語の方が個人的にしっくりくる)


夕方のクラス終わり、友人と服飾系のお店に行った。いろんな生地の中から、気に入った布を探すのは宝探しみたいで楽しい。買ってはないけど、いつか自分で洋服を作ってみたい。
猫ちゃん柄の布があった。これでクッション作りたい。かわいい。

適当に放置されていた布

なんだかんだ情報量が多い1日だった。もうひとつ思い出した、友達に作ってもらったタコスがめちゃくちゃ美味しかった。幸せ。今度自分でも作る。
明日も頑張ろう。

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