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食の転換期!?話題のフードテックが「いま必要」なワケ

こんにちは!
スプレッドnote編集部のあんバタサンドです。

近頃よく取り上げられている、「フードテック」という言葉をご存知でしょうか?
「food」と「technology」を組み合わせた言葉で、
食の可能性を広げる最新技術を指します。

このフードテック市場、世界中で急拡大しており、
2025年には700兆円に達するとも言われています。
どうして世界が「食の新技術」に注目しているんでしょうか?
今回は、フードテックの代表格である「代替タンパク質」を例に、
トレンドの背景について紹介していきます!

代替タンパク質とは?

食肉などの動物性タンパク質に代わるものとして開発されていて、
いくつかタイプがあります。

■植物肉
大豆や穀類、いもなどを原料に、食肉のような食感や風味に仕上げています。
最近スーパーやレストランのメニューでよく見かけるようになった
「大豆ミート」もこれにあたります。
大豆の味わいを感じられるものから、
味付けや加工方法を工夫して、鶏のから揚げに似せたものなどまでバリエーション豊富です。

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ちなみにこちらはひき肉タイプの大豆ミートと、
スプレッドの植物工場野菜『ベジタス』のプリーツレタスを合わせたサラダ。
甘みのあるプリーツレタスと、しっかり食感の大豆ミートは相性ピッタリ!
ヘルシーだけど食べ応えアリですっ!

「本物のお肉」に近付けようとする開発が最も盛んなのがアメリカ。
「普段お肉を食べている人」にも満足してもらえるレベルを目標に、
「肉感」の成分を加えたり、食感や香りを本物の肉に似せたりと、
スタートアップの2社を中心に開発競争が高まっています。

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コストカットも進んでおり、アメリカではスーパーはもちろん、
大手ハンバーガーチェーンでも使われています。
実際に現地でハンバーガーを食べたことのある、
スプレッドのアグリテック大好きスタッフに聞いてみたところ、
「牛肉のパテに近い味わいで、また食べてみたい!」とのこと!
さらに鶏肉や豚肉の植物肉の開発も進められているそうです。

■培養肉
こちらは、食肉の細胞を体外で培養して作られます。
現在、世界中で研究が進められている技術で、
日本の大手食肉加工メーカーもスタートアップと組んで開発に取り組んでいるようです!

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■昆虫食
徐々に世界的に広がりつつある昆虫食。
中でもタンパク質を多く含み、早い生育サイクルかつ少ない餌で育つ効率の良さから、
コオロギに注目が集まっています。
タイでは、国をあげてコオロギの養殖を進めているそうですよ。

日本でも某ライフスタイルブランドがコオロギせんべいを発売して、話題になりましたね。
抵抗感がある方も多いかと思いますが、
エビのような味で食べやすいとか……
お試しになったことがある方、ぜひ感想をお聞かせください!

増える胃袋をどう支えるか

なぜこれほどまでに代替タンパク質の開発が進んでいるんでしょうか。
その背景に、世界的な人口増加と、環境負荷への懸念があります。

現在、世界の人口は約78億人(2019年)。
2050年には97億人になると試算されていて、
食料供給が追い付かないと言われています。
特に人間に必要不可欠なタンパク質に関しては、
なんと、2030年ごろに足りなくなるという予測が。
そう、あとたった9年しか残されていないんです……

タンパク質供給のメインを担う畜産の生産工程では、
大量の餌(穀物)や水が必要な上に、
家畜からはメタンなどの温室効果ガスが排出されることも懸念されています。
人口増加に合わせてタンパク質の生産量を一気に引き上げるとなると、
地球環境にも影響が避けられないようです。
また動物愛護という倫理的な視点もあるとか。

代替タンパク質の開発が急激に進んでいる背景には、
このような待ったなしの社会的な問題があるのです。

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未来の「おいしい食」のために

お気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、
植物工場も世界で注目されるフードテックの一つであり、
強靭な生産方法によって、未来に向けた課題解決の一端を担います。
私たちも、そんな想いのもと2006年から事業を続けています。

今まさに、世界は食の転換期を迎えつつあるのかもしれません。
ご紹介したフードテックの事例には、賛否両論あると思いますが
「未来のためになんとかしなければ!」という想いは、
私たちが共通して持っておくべきなのかな、と思いました。

皆さんのご意見もいただけると嬉しいです!

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