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24歳の社会人。アメリカ、ドイツでそれぞれのスポーツ文化に魅了され、特に現地メディアの…

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24歳の社会人。アメリカ、ドイツでそれぞれのスポーツ文化に魅了され、特に現地メディアの影響力に感動を覚えました。サッカーと野球を愛するただの一ファンですが、スポーツの魅力を伝えたいと思っています。

最近の記事

ワールドシリーズを見て感じた、与田新政権に期待したい「熱く、賢い」野球

 10月29日、プロ野球とMLBの両方を応援している私にとっては重要なことが2つ起きた。一つは、ボストン・レッドソックスがロサンゼルス・ドジャースを下し、ワールドチャンピオンに輝いたこと。そしてもう一つは、中日ドラゴンズの2019年コーチングスタッフがついに発表されたことだ。MLBの頂上決戦を見て、来季以降の「与田政権」に抱いた期待感について書きたいと思う。 ■勝利に向かって「熱く」プレーしたメジャーリーガーたち  このワールドシリーズの第4戦。0勝2敗の劣勢で本拠地に戻

    • 浅尾・岩瀬、山口鉄・西村。彼らは野球を6回までのスポーツにした。

       リリーフ投手がプロ野球の「主役」になることはそれほど多くはない。今でも先発投手がブルペンに回ると、「中継ぎ降格」なんて言われたりする。読売ジャイアンツの上原投手がこのような報道に苦言を呈したことがあったが、これが今の野球の現実だろう。  それでも、2010年~2013年の時期は6人の中継ぎ投手が主役に躍り出た期間だと思う。そして彼らを中心に戦った2つのチームは、「強いチーム」を作る上での一つの答えを示していたように思う。この6人のうち4人が今季限りで現役生活を終える。中日

      • 今の中日ドラゴンズに伊東氏は適任か!? 「監督選び」が全てではない!

         思わぬダークホースが登場した。6日、東京スポーツが来季の中日ドラゴンズの監督に前千葉ロッテマリーンズ監督の伊東勤氏(56)が浮上していることを報道した。  これまでの各報道では主に森繁和現監督の続投、小笠原道大2軍監督、森脇浩司野手チーフコーチのほか、落合博満氏の再登板、立浪和義氏の誕生などが挙がっていた。しかしここに来て、現在スタッフでもなければこれまでドラゴンズには縁のなかった伊東氏が候補に浮上したのである。東スポの同記事によれば、森監督はSD(シニアディレクター)か

        • 阿部慎之助に見た「ベテランの怖さ」。CS争いのキーポイントは…

           阿部慎之助は、やっぱり阿部慎之助だった。  9月16日の試合の7回の裏、読売ジャイアンツの攻撃。2アウト満塁というシチュエーションでマウンドに立っていた中日ドラゴンズの岩瀬投手の投じた2球目を振りぬくと、阿部選手のこの打球は一瞬でライトスタンドに突き刺さった。両者譲れない2連戦の初戦。元キャプテンのグランドスラムが、白星を決めた。 ■常勝軍団の主力にしかない怖さ  やはり、経験のあるベテランは対戦相手からしてみれば怖い。それが常勝軍団で主力を張っていた選手ならなおさら

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          俺たちの「生え抜きスター」を守ろう!代打・鳥谷に感じた彼らの魅力とは

           9月15日の阪神タイガース対東京ヤクルトスワローズの一戦。7回の裏、甲子園に「代打、鳥谷」のアナウンスが流れると、ものすごい歓声が場内を包み込んだ。  それまでの球場の雰囲気は、決していいものではなかった。終始押されてた印象の試合展開の中、何とか1対3と2点差で我慢を続けていたタイガース。しかし7回の表、ヤクルトのバレンティン選手にタイムリーを許し3点差とされると、西浦選手にも2点タイムリーを浴びる。私も現地のスタンドで観戦をしていたが、「この試合はもうダメかもしれない」

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          ドラゴンズの正捕手はあの「先輩」であってほしい。 諦められない谷繁似の「しびれる配球」。

          配球なんて結果論だ。 私自身、キャッチャーのリードに文句を言いながらそう感じる。「あの場面でインコースは信じられない!」「何であそこで同じボールを続けたんだ!」私を含め、いつだってファンという生き物は打たれた時の配球に対しては言いたい放題。反対に、ピンチの場面で相手を抑えたバッテリーに対して「いやいや、抑えたけどあのリードはあり得ない!」なんて声はなかなか聞かない。打たれれば間違いで、抑えれば大正解。配球なんてそんなもんだ。 だからこの場で「いい配球」「

          ドラゴンズの正捕手はあの「先輩」であってほしい。 諦められない谷繁似の「しびれる配球」。

          【補強ポイント前編】強竜打線は復活している。キャッチャーが「穴」でなくなったのはあの2選手のおかげ?

          9月10日現在、2018年シーズン15試合を残して我が中日ドラゴンズはセ・リーグ最下位に沈んでいる。クライマックスシリーズ進出の可能性が完全消滅したわけではないが、一種のミラクルが必要な状況。森繁和監督や朝倉健太投手コーチには神宮のスタンドからヤジが飛び、一部報道では監督解任を要求する球団への苦情の問い合わせが少なくないよう。最下位フィニッシュからの政権交代という、お世辞にも明るいとは言えないシナリオも考えられる。 しかしグラウンド上に目を向けると、最下位とは思

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          「弱者」ニッポンがついに見つけたスタイル。そして次のステップへ。

           放心状態だった。ベルギーのチャドリが日本代表GK川島永嗣の守るゴールにボールを押し込んだ瞬間、言葉にはならない感情に襲われた。25分前には日本サッカーに新たな歴史が刻まれる試合になるであろうことが確実にすら思えた試合。2対3で黒星を喫した西野監督の率いる侍たちは、ベスト16でロシアを去ることになった。  一ファンとして個人的にこの大会をどう見るか、試合直後はなかなか整理がつかなかった。事実として、この日、日本は勝てる試合を落とした。「2対0は危険なスコア」とは言われるが、

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