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逆立ちが身体の才能を呼び起こす

こんにちは。このページにたどり着いてくれてありがとうございます。今回は「逆立ちが身体の才能を呼び起こす」と題して、逆立ちがスポーツの上達にとってもいいよ!ということをお話ししていきたいと思います。さらっと読めます。仕事中に読んでもバレないほどさらっと。

もしよかったらこちらもどうぞ。
こちらは短いので、さらにさらっと読めます。

1. スポーツが上達するとは

まず、逆立ちの話をする前に「スポーツの上達」ということについて少し触れたいと思います。「スポーツの上達」というのは大きく分けて3つの側面が考えられます。

1. 身体的な側面
2. 戦術的な側面
3. 心理的な側面

例えばテニスでいうとこんな感じです。

1)サーブのスピードが速くなった。今までできなかったバックハンドが打
  てるようになった。そういったことが身体的な側面となります。
2)相手が後ろに下がっていたからドロップショットを選択してやったぜ。
  あいつはバックハンドが下手なようだからバックにボールを集めてやる
  グフフ。なんかが戦術的な側面です。
3)ミスが続いてもラケットを叩きつけなくなった。観客が多くて緊張する
  けど、手のひらに人という字を3回書いて飲んだからもう大丈夫。なん
  かは心理的な側面です。

そして逆立ちは、身体的な側面に大きく影響を与えてくれます。ということで次に身体的な側面について見ていきたいと思います。大丈夫です。さらっと読めます。


2. 身体的な側面について

身体的な側面において、上達に大きく関係するのが筋力の強さ身体の柔らかさです。小学6年生より中学3年生の方が速いサーブが打てるのは、身体が大きくなり筋力が強くなったことが大きな要因となります。ええ、みなさんご存知の通りです。そして、「できなかった動きができるようになる」「入らなかったサーブが入るようになる」、これらは体がより柔らかくなったことが大きな要因と言えます。言い換えれば、上手くなることは体が柔らかくなること、と言えます。トップ選手のフォームが美しいのは体が柔らかいからです。

では身体が柔らかいとは具体的にどこの柔らかさをいうのでしょうか。よく「あの選手は膝が柔らかい」とか「足首が柔らかい」とか、そういう表現をすることがあります。ただ、人間の膝の角度はどうしたって180度、真っ直ぐまでしかいきません。膝がまっすぐからさらに手前の方まで曲がる人はもちろん見たことがありません。足首の可動範囲も多少の個人差はありますが、それが大きく違うわけではありません。ではなぜ膝が柔らかく見えたり足首が柔らかく見えたりするのかというと、それは背中の柔らかさに大きな違いがあるからです。

ようやく本丸に近づいてきました。身体の柔らかさの違いは、腰や肩甲骨を含めた背中全体の柔らかさの違いです。背中の柔らかさは本当に人それぞれで大きく違います。そしてこの違いがプレーが上手く出来る、出来ないに大きく影響しています。女性がボールを投げようとすると、フォームがとてもぎこちなかったりします。あれは背中(特に肩甲骨)の硬さをよく表していると思います。

ただ、この「身体が柔らかい」という表現は少しくせ者です。トップ選手の中には前屈をすると地面に手が届かない、そういう選手が結構いたりします。これは筋肉自体が硬いためだったりします。ゴムと一緒で、強い筋肉はより硬くなります。なので静止した状態からゆっくり動かすと筋肉がなかなか伸びてくれません。トップ選手は生まれ持った筋力がとても強い人が多いので、一見身体が硬く見えることがあります。また前屈の場合は脚の長さも関係しています。私たちは身体の柔らかさを前屈や開脚といった動きでよく判断しますが、それは身体の柔らかさの一部分なんだと捉えておけばいいのだと思います。


3. 逆立ちはどういいのか

さあ、いよいよフィナーレです。
「スポーツの上達」は身体的な側面において、「背中全体を柔らかくする」ことが重要、という所まで来ました。そして、ここで満を持して『逆立ち』の登場です。逆立ちは背中をとても柔らかくしてくれるのです。

人は普段両足で立ちます。バランスをとるのにそれほど苦労することはありません。しかし逆立ちはとても不安定です。ですのでバランスを取ろうと背中は総動員で活動してくれます。これが背中の硬さをほぐし、柔らかい背中を作ってくれます。加えて、立っている時よりも背中にかかる負荷が大きいため、立って色々と背中を動かすよりもより効果が大きくなります。

壁に向かって逆立ちができる人は是非壁なしでトライしてみて下さい。当然すぐに上手くは出来ません。でも壁なしの逆立ちにトライすること自体がトレーニングになっているので、何度失敗しても気にせずトライしてみて下さい。慣れてくれば背中の方から倒れそうになっても、くいっと体をひねって足から着地できたりします。また壁にお腹を向けて練習する方法もよく紹介されています。

壁ありでも出来ないという人は、腕立て伏せをお勧めします。数回でも腕立て伏せが出来れば、壁ありの逆立ちも次第に出来るかと思います。

「逆立ちが身体の才能を呼び起こす」はこれにて終演となります。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
この文章をあなたに届けられてとてもうれしいです。
では、またどこかで。

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