spookybooooooogie

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最近の記事

turkish delight

雪国で生まれ育った者として、やはり冬とくれば雪 雪かきのため悴んだ手を炬燵の中で温めながらみかんを食べる情景が浮かぶ 雪が降った当初はとても気がはやるが、2月ごろにもなれば「雪かきしろって言われるのがだるいからもう降らないでいいよ」と思う 雪について忘れられない思い出がある 小学校低学年の頃、目が覚めると雪が高く積もっていた わたしは防寒具を着込み、ぶかぶかの手袋をはめ、もこもこの靴下で着膨れした足を長靴の中に押し込んで、いってきますもろくに言わず庭に飛び出した 庭には

    • 23歳になって、わたし

      今のわたしにつながる自我が芽生え出したのはきっと15歳 挫折感からうつろな気持ちで廊下を歩いていた 挫折、羨望、憧れ、愛、嫉妬、憎悪、優越 これらの気持ちを抱えて、ゆっさゆっさと歩いていた 溢れんばかりの感情で息が苦しくなり、窒息しそうになりながら自身の活路を探していた でも「まだ先になんかがある気がするから死ぬなら今じゃないかも」と思ってなんとなしに生き続けていた そうこうするうちに足元には多くの出来損ないがいて、わたしがいて、わたしも出来損ないのひとつで、さらにわたしの

      • しあわせから脱出希望

        眠れない夜にこの投稿を書く 乱文になると思われるけどごめんね 最近のわたしはすこぶる調子がいい 勉強も生活もとてもうまくいっている もちろんバイトで資材をばこばこに破壊してしまうもそれを隠蔽したために、店長からの連絡が来ないか怯える日々くらいのトラブルはある けれども1人で生活するのがとてもうまくなってしまった 自分のためにご飯を作り、風呂を沸かし、ライトを消して眠りにつく 全てがわたしのためにあり、わたしを満足させる わたしはとても満たされた気持ちで眠りにつく「おやす

        • 無知ゆえに罪

          高校生になるまで、わたしは世の理すべてを理解し得ると考えていた。わたしに理解し得ないものは消えればいいとまでは思っていないが、だいたいそんなことを考えていた。 けれども高校に入って、自分よりもよっぽど物知りな人をみつけた。その子が完全無欠な物知りに見えて、わたしは非常に絶望した。わたしこそが至上であると思っていたのに、ほんとうはそうではなかったらしい。 わたしは凡夫の中で秀でているにすぎなかった。(比較対象を凡夫にかえて、「秀でている」と言ってしまうところが愛らしい) そ

          from the cradle to the grave

          うちの猫がおそらく3歳になった。 家の庭で生まれた野良猫を捕まえてイエネコにしたので、正確な誕生日はわからない。けれど3歳であることは確実だ。 そんな猫が3歳になった。 動物医療の発展や栄養の改善により、イエネコの寿命は年々のびている。現在では、ゆうに20年は生きるという人までいる。 そう思えば3年などまだまだ序の口で、残りの17年をともにハッピーに生きようねと思える。 ヒトが産んだヒトの子は親より長生きするのが一般的である。ヒトにはそれぞれの事情もあるため必ずと

          from the cradle to the grave

          Unacceptable

          頭からつま先まで、……なんならこれからその子が通る道すがらですら愛おしい…………。 わたしは女の子の友だちに対して、このような気持ちを抱くことがある。 彼女がなにをしていても、なにをしていなくても愛している。 そういった悦びの中で、彼女と食事を共にする。それがわたしの数少ないたのしみでもある。 けれども、彼女の全てを肯定できるというのはあくまで架空の気持ちなのであって、ほんとうはきっとそうではない。 受け入れられないことが起きたとき、わたしはとても驚く。デザートフォーク

          1/8の人が足をくんでいます

          1日目 研究はとってもたのしいです。わたしがいっぱいがんばると大人がいっぱいほめてくれます。なんだかわたしも大人になったみたいですごくきもちがいいです。せっかくだから「倫理審査しんどw昨日寝てないわww」みたいにイキってみようかな?でもやっぱりやめます。そういうことをする人は健康ではない気がします。きっと先生もそういうはずです。 2日目 毎日いっぱいやることがあります。でもわたしはがんばり屋さんのでみんなよりがんばってみるつもりです。「みんなよりがんばる」って言葉はすごくか

          1/8の人が足をくんでいます

          愛であり光

          今回はマッチング譚ではなく、ちょっとエッセイっぽいことを書く 愛であり光 友達のブログで見つけた言葉である。この言葉がとても好きで、depressionなときなんかには「わたしが愛であり光であるんだから」と思いながら泣いている 愛も光もすごく燦々としていて、眩しい。 手を太陽に翳した隙間から漏れてくる日光に快を感じる。 わたしの思う愛はそれだけでは恒星ではないが、光と並ぶことでぐんと抜きん出る 光である愛が暗い浴室で迸っていてもしょうがないので、愛は健康なときにしか

          愛であり光

          女の子はキラキラ,女の子のキラキラ

          わたしがいちばん熱意を持っていることは、女の子だったと思い出したのでそれについても書いてみる 女の子はかわいい しかし、全ての女性器を備えた個体が「女の子」には該当しない かわいくてキラキラしている個体の中でも、若さを感じるものをわたしは「女の子」と呼称している 女の子は精神性、女の子は見た目の評価 見た目が理由で女の子な子は、おめめがキラキラしていて、笑うとかわいい 髪の毛もくるりんとしていて、こちらを振り向けば全てのわたしが恋に落ちる 女の子とはそういうものだ 具体

          女の子はキラキラ,女の子のキラキラ

          肉体は精神を救うのか?

          肉体は精神を救い得ない わたしがそんな気がしているだけで、「筋トレがうつに効果がある!」と信じて疑わない人もいると思う ただ、わたしの場合は肉体は精神を救わない 日夜、彼彼女俺あなた奴のことで精神を磨耗しようとも肉体を疲労させれば、考える余裕がなくなる 考える余裕が無くなれば精神は乱されない その点で肉体は精神を救っているのかもしれない ヘッダーはこの前散歩していて見つけた鯉幟です 精神を救ってあげました

          肉体は精神を救うのか?