武井敦彦 Passion Sports Training(PST)代表・アスレティックトレーナー パーソナルトレーナーとしてアスリート、ジュニアアスリートだけではなく、一般スポーツ愛好家の方々のトレーニング指導を行い、さらにはFリーグ所属のバルドラール浦安のフィジカルコーチ、ジュニアテニスアカデミーのトレーニング指導などの活動をしておられる武井敦彦先生にお話をうかがいました。テーマは“ジュニアアスリートのサポート“。 そのなかで、武井先生は『選手と共に歩み、寄り添うこと』を
大伴茉奈 独立行政法人日本スポーツ振興センターハイパフォーマンススポーツセンター 国立スポーツ科学センター研究員 脳振盪の研究を通して学んだ安全にスポーツを楽しむための知識の大切さ 現在、国立スポーツ科学センターの研究員として、トップアスリートのサポートをする大伴茉奈先生は、脳振盪をテーマに『安全なスポーツ』のための環境づくりを進める研究者でもある。「スポーツと死は無関係ではない」。学生時代、そのことに衝撃を受けた大伴先生は、安全にスポーツを楽しむためには何をすれば良いの
塚原由佳 東京女子体育大学・東京女子体育短期大学 体育学部体育学科教授塚原由佳先生は整形外科医として選手をサポートしながら、女性アスリートの戦略的強化の研究やジェンダー問題に積極的に取り組んでいる。ジェンダー問題に取り組むきっかけは「競技指導者からの“女子選手は〇〇だから”という発言が多かったこと。そしてどうしても自分が医師として、他の男性医師との扱いが異なるように感じること」と話してくださった。「女性の先生でしょうから、アメフトなんかわからないでしょう」や「自分だけ“塚原先
(写真提供:中野ジェームズ修一氏) 中野ジェームズ修一 株式会社スポーツモチベーション 最高技術責任者 一般社団法人フィジカルトレーナー協会 代表理事 2014年から青山学院大学駅伝チームのフィジカル強化を担当する中野ジェームズ修一さんは、トレーナーとしての勉強をするために渡ったアメリカで、パーソナルトレーナーという仕事に出会います。バレエレッスンにも通って身につけたトレーナーとしての肌感覚と知識、日本に帰国して身につけた健康心理士としてのモチベーションサポートの能力
乾 智幸 いぬい接骨院院長 (写真提供:乾 智幸氏) 大相撲という世界に、メディカルの考え方を採り入れたい。そう声を上げたのが、1993年から数えて30年近く大相撲の世界で力士たちをサポートし続けてきた乾智幸さんだ。体格の大きな力士がケガや故障と隣り合わせの取り組みや稽古を続けるなか、その身体を守るシステムを構築したいと乾先生は話します。乾先生の大相撲や若手力士、スポーツに取り組む子どもたちへの想い、そして乾さんご自身も2級を取得しているスポーツ医学検定が担う役割について
家本政明 サッカー審判員(プロフェッショナルレフェリー) (写真提供:家本政明氏) 中学や高校のときには県選抜や地域選抜にも選ばれたプレーヤーとして活躍していた家本政明さん。大学時代に持病が悪化して選手の道は断念されましたが、その後審判員の世界に飛び込み、2005年から国際審判員としてご活躍されました。 ご自身の選手としての経験、国際審判員として多くの選手のプレーを間近で見てきたからこそわかる、全体を見ることの大切さ。審判としては試合の全体像を把握することで、観る人にと
柘植陽一郎(つげ よういちろう) 一般社団法人フィールド・フローもともとは大手通信会社の広報として働かれていた柘植陽一郎さん。コミュニケーションの質を高めることによって、人生の質、パフォーマンスの質を向上させることができるメンタルコーチング。 人生の質、パフォーマンスの質を高めるための手段のひとつに、スポーツ医学検定も使ってほしいと言います。体系化されたアプローチを活用することで、自分やチームの伸びしろを見つけ、成長を加速させることができるスポーツメンタルコーチングについて
谷川真理 株式会社MariCompany、流通経済大学客員教授、マラソンランナー高校卒業後に一度陸上から離れるものの、社会人として働いていたときに走る楽しさに目覚め、そこから一気に世界まで駆け上がっていった谷川真理さん。今もマラソンランナーとして走ることを通じてさまざまな活動を続ける谷川さんは、2020年11月にスポーツ医学検定を受検。そして見事に3、2級に合格されました。 今回は、なぜスポーツ医学検定を受検されたのか、それを今後のご活動にどうご活用されるのか、じっくり伺い
田中宏典 株式会社京都スポーツ装具研究所代表 義肢装具士今回は京都スポーツ装具研究所 代表取締役の田中宏典先生に登場いただきます。 装具士として仕事を始めたときには、スポーツ医学検定の顧問でもある山﨑哲也先生(横浜南共済病院・スポーツ整形外科部長・横浜DeNAベイスターズチームドクター)とともにお仕事をされていました。 今では関西を中心に、スポーツを専門にした装具、特にインソールに力を入れて選手たちをサポートされています。日常接する機会が少ない、装具士、スポーツ装具という
宮田 徹 相模原協同病院リハビリテーション科 理学療法士 相模原協同病院 医療技術部 リハビリテーション室で理学療法士として活動されている宮田徹先生は、エコーを駆使したリハビリテーションを行っています。ご自身が野球選手だったときに故障をした経験から理学療法士を志したという宮田先生。理学療法士にとってのエコーとは。また、エコーを活用することで見えた新しい世界とは。その可能性についてじっくりとお話を伺いました。 ――まずはじめに、宮田先生のプロフィールを伺いたいと思います。宮田
「強い選手は、食事もトレーニングのひとつとして本気で取り組んでいる」。 たとえば、メジャーリーグで活躍するダルビッシュ有選手が、独学で生理学や栄養学を学んで食事面にかなり気を使っておられること。 サッカー日本代表やヨーロッパのリーグで活躍する長友佑都選手が、専属のシェフと契約して徹底した栄養管理を行っていること。 世界のトップレベルでプレーするプロ選手の多くが、自身のパフォーマンス向上のため「いかに毎日の食事を重視しているか」については、テレビなどでもよく取り上げられて
【スポーツのある人生】を楽しむいろいろなバックグラウンドを持つ方々から、「スポーツとは?」そして、スポーツとは切っても切り離せない「ケガ」についての経験や考えをお聞きする『スポーツを考えるnote』。 今回は、元日本代表として活躍し、41歳となる現在も神奈川県リーグ2部のはやぶさイレブンでプレーする現役サッカー選手、永井雄一郎さんにお話をうかがいました。 これまでに、何度もチームから離脱せざるを得ないケガを乗り越えてきたという永井選手。 常に「結果」を要求され続ける厳し
スポーツには怪我がつきもの。時には命に関わるケースもあります。「勝敗」に意識が集中していると「安全」の視点を見落としてしまいがちです。 今回お話を伺ったのは、現場・NPO・競技団体と、あらゆる立場からスポーツの「安全」にアプローチしている一原克裕さん。 一原さんは「草の根」に教育を届け、「システムづくり」に携わり、「アスレティックトレーナー」として選手と関わっています。これだけ多様な立場で取り組んでいる方は、本当に稀ではないでしょうか。 様々な視点から俯瞰的に「スポーツ
前編では、NPO・競技団体・現場と、あらゆる立場からスポーツ現場の「安全」にアプローチしているからこそ持っている知見を共有していただきました。 しかし一原さんの取り組みは「スポーツ」だけにとどまりません。コードブック株式会社の執行役員として、企業向けの研修プログラムという形で、企業人の健康にもアプローチしています。 スポーツ内でも広い視野を持って活動されていた一原さん。その射程はスポーツの外にまで向けられていたのです。 プロフィール:一原克裕(いちはら・かつひろ)さん
今回は、体操のインストラクターをされており、現在NHKテレビ・ラジオ体操のアシスタントとして出演されている原川愛さんにお話をうかがいました。 小学1年生のときから大学4年まで新体操競技をされていた原川さん。「とにかくスポーツが好きなので、みんなにそのよさを知ってもらいたいんです!」と、明るい笑顔でご自身のスポーツとの関わりや、現在のお仕事を始めたきっかけ、そして体を動かす楽しさについてお話してくださいました。 <プロフィール> 原川愛(はらかわ・あい)。宮崎県出身。日本女
今回は、整形外科医の城内泰造先生にお話をうかがいました。 城内先生は、早稲田大学卒業後スポーツの本場・アメリカの大学院に進学され、アスレティックトレーナーの資格を取得。テネシー州の大学で2年間勤務されたのちに帰国され、日本の大学の医学部に編入して医師になられたという、とてもユニークなご経歴をお持ちです。 スポーツ傷害が起こったときに一番近い場所で選手を見る「アスレティックトレーナー」という立場から、今では自ら診察して診断し、手術を執刀し、現場に復帰させる「医師」という立場