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スミスの #beの肩書き ワークショップ

 先日更新の『日記をつけてみることにした』にも書きましたが、「 #beの肩書き ワークショップ」なるものを3名でやってみました。やる前からかなり楽しみにしていたのですが、これがかなりよかった!ので、忘備録も兼ねてnoteにまとめてみました。ちなみにこのワークショップは、勉強家の兼松佳宏さんが考案されたもので、本にもなっています

【目次】
1.「beの肩書き」とはなんぞや?
2.ということで、やってみた(ワークショップ実践内容)

-① 各月の「do」を箇条書きで書き出す
-② 今年の「do」を「マウナケア曼荼羅」で整理する
-③ 充実していた瞬間を、「ユーダイモニア・ヒストリー」で整理する
-④ 「ユーダイモニア・ヒストリー」をもとに「beのヒント」で整理する
-⑤「beのヒント」をもとに「マウナケア曼荼羅」を仕上げる
3.ワークショップのあとは?


1.「beの肩書き」とはなんぞや?

 まず、「beの肩書き」とはなにか? について説明します。詳しくはこちら、『doとしての肩書き、beとしての肩書き』(以下、引用はすべてこの記事より)を読んでいただければと思いますが、かいつまんで言うと下記の通り。

doの肩書き=今の自分の肩書き
      ※ 現在の会社での肩書き、家庭での役割 etc...
beの肩書き=自分が貢献できる価値の源となる働き

 なぜ、「beの肩書き」が必要かというと、たとえば。
・現在の仕事の肩書きになんだかしっくりこない
・いまの仕事以外に、やりたいことがある
・仕事やプライベートを超えて、やっていることが多すぎて肩書きがまとまらない
・仕事上での自分はさておき、『こういう自分になりたい』という人生像がある

 などなど、こんなことを考えている方っていると思うんですね。だったら、「doの肩書き」ではまかないきれないことを、「beの肩書き」で補っちゃいましょう。ということです。

 とかなんとか、偉そうなことを書きましたが、私は上のような難しいことをあまり考えず、「2018年を振り返る、いいきっかけになればいいな〜」くらいのテンションで臨みました。そんな感じでぜんぜんOK。気楽にやってみても発見がたくさんでしたよ。


2.ということで、やってみた(ワークショップ実践内容)

 早速ですが、やってみた内容を手順に沿って、順番に公開してみます。

① 各月の「do」を箇条書きで書き出す(20分)
日記やカレンダーを見直して、自分がやったものの中から、良いも悪いも含めて印象に残っている出来事を各月3〜5つくらい、書き出してみます。

 む、むず〜〜〜!
 だって私、前にも書いた通り、日記もつけてない、手帳も書いてないんですもん。必死になって、会社で使っているプロジェクト管理ソフトや自分のInstagram(これが意外と日記みたいになっていた)を見てできごとを洗い出し、ノートに書き出してみました。それをもっとざっくりまとめてみたのが下記の図。

 晒さない方が良さそうな部分は塗りつぶしました(笑)。まぁなんのことかわからなくても大丈夫です。

 ちなみに大余談ですが、去年末から今年の上半期までメンタルが死んでおり、それに伴う体調不良がずっと続いておりました。何を試しても治らないので、業を煮やし心療内科のお世話になったことも。結局変化が見られず途中離脱しましたが……(自己判断だったので本当は良くない)。現在は課外活動(病院関係ではない)のおかげでものごとの捉え方や考え方がずいぶん変わり、結構ポジティブになりました。あ、プライベートの内容は割としょうもなくてすみません(笑)


② 今年の「do」を「マウナケア曼荼羅」で整理する(10分)
今年の代表的な「do」を4つ選んで「マウナケア曼荼羅」の「do」の部分を埋めていきます。このとき「主たる仕事」、「新たに始まりつつある仕事」、「家庭での役割」、「フリーテーマ」というふうにバリエーションがあってもいいかもしれません。

 マウナケア曼荼羅の雛形は下記のような感じ。先ほど挙げた「各月のdo」から代表的なものを書き出して埋めていく。「do」からなので、もっとも内側の四角いところから埋めていく。

 私の場合、こうなった。

1.企画営業=会社での肩書き
2.「好き」を伝える人
=noteを再開して改めてやりはじめたこと。大学の時にもやっていたことを復活させた感じ。
3.カルチャーサーファー
=音楽、小説、漫画、映画など、そういうものが好きでいろんなものを取り入れているから(格好つけてしまったのでだいぶ恥ずかしい)
4.間に挟まる人
=会社での役割を考えた時に、先輩と後輩の中間になることが多いな、と思ったので(実家を出た独身で、家族の中での役割というものがないため、こう考えてみた)。


③ 充実していた瞬間を、「ユーダイモニア・ヒストリー」で整理する(20分)
「ユーダイモニア・ヒストリー」は、「もし『自伝を書いてください』と依頼があったら、どんな章立てにする?」といったことを考えるワーク。本来は半生を振り返るものを、一年でやってみることにします。
※ ユーダイモニア:「個人的充足感としての幸福感」を意味する言葉。「快楽的な幸福感」を意味する「ヘドニア」とは異なる質の幸せな瞬間。

 これがめちゃくちゃおもしろかった。書き出して俯瞰してみるとちゃんとストーリーができているし、なにより、「私、こうして見たら1年でめっちゃ成長してるやん(笑)」となったんですよね。結構自信になりました。いままでって、自分は他人より成長は遅いし、そもそも時間を重ねている分、ちゃんと人間として成熟できているのか? とメソメソすることが多かったのですが、それなりに伸びているようでした(まぁ今年はどん底からのスタートだったので顕著だったのかもしれませんが)。自分を振り返るってやっぱり大事やね。

 ちなみに文頭についている番号は箇条書きしたdoを参考に、「beのインタビュー」というのを行うのですが、その質問番号を打っています。詳しくはこちら(説明を端折らないと長くなりすぎるのでスミマセン)。


④ 「ユーダイモニア・ヒストリー」をもとに「beのヒント」で整理する(15分)
「ユーダイモニアヒストリー」でユーダイモニアを整理できたら、「beのヒント」シートにあてはめていきます(当てはまるものだけで大丈夫です)。

 これ、自分の長所や得意なことを洗い出すことがメインだとは思うのですが、私は時間内にいっぱい気づきがあって、たくさんワードが出てきたので、短所・苦手なことも全部入れちゃいました。


 腰が重いとかめっちゃウケるし、超課題です。あと、ニックネームの「雑草パワー」というのは、その昔 会社の同期に言われた言葉でした。その時はバカにされているのかなと思ったのですが、いま思うと結構しっくりくる……。


⑤「beのヒント」をもとに「マウナケア曼荼羅」を仕上げる(15分)
⑤-1.最初に書いたdoの下に、あてはまりそうなbeを入れていきます。beのヒントで出てきたことがdoと一見つながりがなくても、無理やりあてはめてみると何だかいい感じがして惹かれる、ということもあると思います。
⑤-2.もし「○○な人」を象徴するような職業名やニックネームが思いついたら、ことば遊びの要領で変換してみましょう。仮に入れてみて、しっくりくるまでこねこねしてみるのもおすすめです。

 完成したマウナケア曼荼羅がこちら。doとbeがあまり連動してないような気もしますが、割としっくりした「be」が出てきた気がします。しかも結構ネーミングを褒めてもらって、特に「巻き込み型アップデーター」のウケがよかったです(笑)

 そして、beをさらにひとつに絞り、「BEの肩書き」へランクアップさせました。アップデーターを褒めていただいたのですが、個人的に「道先案内人」の方がしっくりきたので、そちらを選んじゃいました(笑)。ワークショップ中は「キュレーター」とかも言葉として出たのですが、いろいろ迷って「道先案内人」へ。

てってれ〜! スミスの   #beの肩書き   、完成〜!


3.ワークショップのあとは?

 正直私も、このワークショップを終えてまだ1週間も経っていないので、体験を交えた話はここまでしかできません。ただ、このあとの動きとして取れそうなものが、兼松さんの記事の中にありました。今後はこれらをやっていけたらと思います。

・ユーダイモニアな瞬間の写真を撮る=「自分らしい」とはどういうことかを知る
・「BE」の自分とデートする=自分のBEが喜ぶような時間を、週に一度はもってみる
・「BE」についての勉強をはじめる=BEに根ざした何らかの問いや仮説を何年もかけて掘り下げていく
・「BEの肩書き」を更新する=自分にとってしっくりくるように、言葉をアップデートする(「BEの肩書き」は自分に向かって唱えるものだから)

 つまり、To be continued...ですね。実際にどれかやってみたら、またnoteに書いてみます。終わり!

 余談の余談なのですが、このワークショップ、独特の言葉がたくさん出てくるので、その語を覚えて理解するのにちょっと戸惑うところがあるかもしれません(私はそうだった)。それさえ乗り越えれば、あとは夢中になって取り組めますので、ぜひ。

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