ユダヤ人に天才が多い理由と、日本人に秀才が多い理由を、宗教・神霊的な側面から推察
ユダヤ人が天才、日本人が秀才、その理由を解説するサイトは多いですが、宗教的・神霊的に解説する人は意外に少ないです。そこで、仏教・神道・キリスト教に触れてきた筆者が、個人的な見解で霊的側面からその違いを解説します。
まずは物質次元の違いから解説して、その後に宗教・霊的な違いから解説します。
ユダヤ人には天才が多い~ノーベル賞受賞者の約20%はユダヤ人
ユダヤ人は世界人口で0.2%なのに、ノーベル賞受賞者の約20%はユダヤ人といいますから、その頭の良さは抜きんでています。天才が多いことが実証されている良き一例といえるでしょう。
また、金融の世界でもユダヤ人は活躍して、富を得る商才に長けています。
日本の詰め込み式の教育と違って、論理的・合理的思考力を養う教育をしているようで、教育にもその違いが出ているようです。
日本人には秀才が多い~家電・自動車・鉄道など、世界的にトップクラス
日本人は、ソニーや日立、パナソニックなどの電化製品やトヨタ、日産などの自動車、新幹線に代表する鉄道など、多くのテクノロジーの分野で世界的にトップクラスです。
日本人は天才より秀才を評価して受け入れる土壌が強い
たとえば、トランジスターは米国のベル研究所・ウィリアム・ショックレーが発明し、トランジスタラジオ第一号は米国リージェンシー社が開発、東京通信工業(現・ソニー)がトランジスタラジオを改良して世界的に広めました。日本人がトランジスターを発明したわけではありません。
鉄道はイギリスで発祥し、イギリス人技師が日本に伝えることで、明治5に日本で新橋~横浜間の鉄道が開通されました。それから世界トップクラスの鉄道・新幹線を開発。イギリスの技術を「ひかり」の速度で抜いてしまいました。
機械式時計はヨーロッパで発祥し、19世紀以降は技術からブランドまで世界的な地位をスイスが独占に近い状態で勝ち続けていました。しかし、日本の服部時計店1969年に世界初の「水晶腕時計」を開発して販売すると同時に、世界的な人気を獲得し、なんと世界標準にまでなりました。
このように、日本人はゼロからイチを作り出すことより、既にあるモノを改良して、世界トップクラスのクオリティに昇華させることに長けています。
日本ではゼロからイチを作り出そうとすると異端児扱いするので、結局天才肌が生きにくい世の中を作り出している、と言われることがあります。
たとえば、科学者が日本で研究しても評価されないので米国で研究して才能を開花させ、米国の研究所員としてノーベル賞を受賞するなどが挙げられます。その場合、日本の研究環境や評価方法について受賞者本人が嘆くことがあります。
ユダヤ人と日本人はDNAにYAP遺伝子がある
日本人とユダヤ人には、お互いにDNAにYAP遺伝子がある、と言われています。そのため、この共通しているYAP遺伝子が、天才・秀才に影響を及ぼす遺伝子である可能性があります。
ただし、ユダヤ人だけでなく、アラブ地方の多くの人までYAP遺伝子があるそうなので、YAP遺伝子については、決定的なものではなく、可能性の一つとしてとらえると良いかもしれません。
宗教的な違いの側面からアプローチ
〇 ユダヤ人の宗教と信仰対象
現代のユダヤ人とは何をもってして「ユダヤ人」なのでしょうか?世界各地にユダヤ人は離散していますが、ヨーロッパ系からアラブ系まで様々です。
実は、ユダヤ人の定義として「ユダヤ教徒」であることが前提のようです。そのため、ユダヤ人=ユダヤ教徒ということです。
ユダヤ人はユダヤ教で旧約聖書の神様を信じており、ヤーウェと呼ばれる唯一神を信仰対象としています。
このヤーウェと呼ばれる唯一神は、文字通り「唯一」なので、この世界の創造主を意味しています。
ヤーウェは別名で「主」と呼ばれますが、主の預言者(神の言葉をあずかる人)は旧約聖書に何度も登場します。そのため、主の預言者は、たくさんの言葉を神から預かり、それを預言の書として聖書に書き留めています。
※預言と予言は違います。預言は神の言葉をあずかる、という意味で日本の霊言に近いです
さて、旧約聖書に出てくるこの「主」の正体について、日本では様々な意見があります。「この世の創造主」「位の高い国家的なご神霊様」「UFOによる宇宙人説」などです。
しかし、ユダヤ人はみな創造主に祈りを捧げていることについては確かです。
要は、ユダヤ人は創造主を意識して日々生活し、創造主とつながりを持つことに長けている、ということです。そのため、創造の世界とのパイプが強く、それが天才が多い理由ではないかと私個人は分析しています。
〇 日本人の宗教と信仰対象
一方で、日本人は神道の神様、仏教の仏様、菩薩様を信じており、八百万の神様、如来、観音様などを信仰対象にしています。
神道の神様の多くは、創造主より「人間界に近い存在」といえるでしょう。「神様=人間の親神様」という概念があるので、たとえば鎮守様であれば、私たちの身近で親のように見守ってくださる存在といえます。
神道では、一般の神社の御祭神 → 天照大御神様 → 天之御中主様の順番で位が高くなりますが、神道の世界での創造主は「天之御中主様」と説明する人が多いです。
ただし、実は「天之御中主様」より上位の神様がいらっしゃるということは、今まで3大霊能者の大先生(プロフィール参照)から伺っていますし、その他様々な新興宗教の教えからも似たような教えがあります。この話はまた別の機会にゆずります。
ただし、日本人で天之御中主様、あるいはその上位の神様に祈る人は非常に少なく、また、天之御中主様を創造主として意識して祈る人が少ないように思います。
また、仏教では大日如来が創造主に該当しますが、大日如来を創造主として崇めて祈っている人は、多いのか疑問です。
日本では、創造主を意識して祈る人が少なく、人間界に近い神様や観世音菩薩様に祈りを捧げる人が多いから、ゼロからイチを作る天才的な発想より、知恵を使って改良することが得意なのではないか? 私にはそう思えます。
個人的には「世界に誇れる神道・仏教の良さ」は山ほどあると思いますが、ただ、日本人の欠点として創造主への祈りを忘れている、と思えてならないのです。
ひょっとすれば、日本のカタカムナの時代は宇宙の仕組みや構造とかを大切にしていたので、創造主への祈りを今より多く捧げていたかもしれません。
だから、創造主への祈りを捧げる人が、日本人でたくさん増えれば、日本人に天才肌の人が増える、と私は思っています。
これは、いつか別記事で書きたいと思っている話です。
それと、「欧米はキリスト教なので、ユダヤ教と同じ神様じゃないか?」と思う人がいるかもしれません。
実は、イエスキリストご自身は、「御父(創造主)への祈りを捧げるように」と私たちにさんざん示されたのですが、キリスト教はなぜか、御父よりイエスキリストを一番大切にするような雰囲気を作っていて、なによりイエス様を第一として祈りを捧げている人が多いです。
聖書でイエスキリストが話された言葉を読めば、そこに答えが書いてあります。
そのため、ユダヤ教徒は創造主への祈り、キリスト教徒はイエスキリストへの祈りがメインと言っていいでしょう。
また、ユダヤ人ほど多くないとはいえ、キリスト教徒に天才が多いのも、聖書の通りに、創造主を意識して「御父」に祈りを捧げている人がいるからと思われます。
このように、祈る対象の違いが、天才、秀才を分けている一因ではないかと私には思えます。
ただし、これはユダヤ人が天才、日本人が秀才である『一つの要因』であって、他にも教育や民族の歴史などの要因もあるでしょう。しかし、信仰対象の違いが、その理由の一つに挙げられることは確かように思います。
そのため、日本人が神道と仏教を大切にしつつ、創造主を信仰するようになれば、世界的にさらにすごい才能を発揮する民族に進化することに、私個人は期待しつつ希望しています。