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TEAM STORIES✿Head of Project 画像処理エンジニア/石井孝明さん 

こんにちは。PRの伊藤です。今回はみんなが大好き、頼れるリーダー石井孝明さんの紹介をしたいと思います。エンジニアとしての歴史から、現在の仕事内容、プライベートまで聞いてみました!プライベートの写真がとても可愛いので最後までスクロールして見てみてください🍅🥒

1.入社のきっかけ

前職は半導体関連企業で自動運転ソフトウェア開発に携わっていました。大規模な組織であるため、自身の意見やアイデアが上層部に届かず、そのことにストレスを感じ、転職を考えるようになりました。また、実際に動くものを自分の手で作りたいという思いも強くなっていました。
そのような折、友人の紹介でSpiralのことを知りました。それまでドローンに触れたこともありませんでしたが、自分が得意とする画像認識分野の強化が求められていたことと、マーカーを用いたシンプルなドローン活用のアイデアに将来性を感じ、転職を決意しました。社長との面談で「自由に仕事を進めていい」との言葉もあり、一歩を踏み出すきっかけになりました。

2.具体的な仕事内容

私はコンピュータビジョンチームのリーダーとして、ドローン搭載のカメラやIMUなどのセンサを用いた自己位置推定、AI処理による物体認識や異常検知、自動操縦のアルゴリズム開発などに従事しています。
ドローンは空中で不安定に動き回るため、カメラ映像が安定しないことや、重量・計算リソースの制約が多い、というところに開発の難しさを感じます。しかし、自動運転のソフトウェアとは異なり、検証と改善のサイクルが迅速に回るため、自分のアイデアを試し、直ちに結果を目で確認することができます。日々新しいチャレンジに満ち溢れ、開発の魅力を存分に味わえます。

画像処理チームのアリ君とシャヒア君とドローンのカメラについて熱く語るシーン

3.自社の雰囲気

グローバルな環境で個性的な人が集まっていますが、エンジニアとしてはみな真面目で、問題に対して徹底的に追求する姿勢をもっています。異なる知識と経験をもつメンバーとの議論は刺激的であり、相談すれば必ず良いヒントを得ることができます。
小規模な会社なので、個々のメンバーに与えられる仕事の範囲が広く、最後までやり抜く責任感が求められます。その代わり、目標を達成したときに得られる達成感は、大企業では味わえないほど大きいものだと確信しています。

不安なことがあっても、石井さんに相談するといつも優しく答えてくれるのでみんなの兄貴的存在

4.これから画像処理チームでやりたいこと

私たちのチームの最も重要なテーマは、自己位置推定と自動操縦の安定化です。それぞれの現場環境や飛行パターンに応じて、最適なアルゴリズムを開発し、それを厳しいデバイスの制約の中で実現する必要があります。実際に試してみると、予想外の課題に直面することもありますが、現場でのフィードバックを真摯に受け止め、改善に取り組んでいます。
さらに、カメラを活用したアプリケーションには多くの可能性があります。画像からの三次元点群の再構築や、AIによる物体認識・異常検知など、ドローンを通じて実現できる領域を拡大していくことを目指しています。

5.プライベート

プライベートでは、自宅近くに畑を借りて週末農業に取り組んでいます。休日や仕事の合間に畑に足を運び、野菜の成長を観察することは良いリフレッシュの機会になっています。肥料や水の与え方によって野菜の成長が大きく変わってくるので、実験をしているようで面白いです。
また、社内公用語が英語なので、プライベートでは英会話の先生と週一で会話するようにしています。自分の思いを適切に伝えるには、まだまだ勉強が必要ですが、さまざまな国籍の同僚と深い会話ができるようになってくると、仕事が一層面白くなります

農業に奮闘する石井さん


奥さんと採取したトマト、新鮮でとても美味しそう

6.プロフィール

東京大学大学院 物理学専攻 博士課程修了。生体分子モーターなど、ミクロな世界での動きの原理を、実験と画像解析の両方の手法を用いて研究を行う。大学院修了後は就職し、X線分析装置メーカーでソフトウェア開発に5年間従事。その後、転職して半導体メーカーにて深層学習アクセラレータのミドルウェア開発を行う。最新の技術に興味があり、社外勉強会などに積極的に参加。そこで知り合った友人と共著で「GANディープラーニング実装ハンドブック」を執筆。実際に動くものを自分の手で開発したいという思いが強くなり、2022年、株式会社Spiralに入社。



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