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【インタビュー】クオリカ株式会社から見たSpiralを教えて!

こんにちは、PRの伊藤です。
今回、過去の記事でも紹介している企業の方にインタビューする機会をいただいたので、お話を伺ってきました。
クオリカ株式会社の宮下孝夫執行役員です。
過去にエンジニアをされていたこともあり技術面での回答もいただけたので是非皆さん、読んでみてください。

1.なぜSpiralの屋内自律飛行ドローンを用いた実験をすることになったのか、現場の課題も含めて教えてください。

当社ではGNSS(全球測位衛星システム)を使った1cm2cm単位で測位可能な高精度位置測位の研究をしておりました。当社のお客様には車両のメーカー様がとても多いので、今後は自動運転や自律運転技術が必要になると思いサービス提供に向けて進めていました。高精度位置測位技術は車両だけでは無く、当然、ドローンや船舶などにも応用が出来ると思っていました。そんな時にSpiralさんの屋内ドローンの自律飛行技術を知りとても興味を持ちました。屋外のドローンは既にたくさんの企業が参入していますので当社の様な企業が後から参入するのはとても難しいのですが、屋内なら十分競争力があって技術の優位性もあると判断出来ます。丁度、お付き合いのあるゼネコン様にトンネルでの活用を聞いたところトンネル工事の現場での資材管理が大きな課題とのお話を頂きまして、Spiralさんの自律飛行技術に当社が開発するAIによる資材の判定を組み合わせる事でお客様の課題解決になると考えたのです。

2.共同で実証実験を行った感想を教えてください

Spiralさんとの実験は良かったですね。まぁ実験をしたのが山岳トンネルで、これまでSpiralさんが取り組んでいたのがシールドトンネルだったこともあり、かなり失敗もありましたが、皆さんにはとても一生懸命に取り組んで頂けました。まだ課題は残っていますが山岳トンネルでの活用は完成までの目処が立ったと言える様になりましたし、課題が分かり解決に向けての技術開発の方向性が定まったことが大きかったと思います。環境の悪い現場での皆さんの頑張りには本当に感謝しております。

3.導入したお客様がメリットになるポイントを教えてください

とてもたくさんあると思います。
まず初めに、作業者の安全性の向上、毎日何キロも歩く必要がある人員の負荷削減、ヒューマンエラーの解消、これらの効果としてのトータルコスト削減、
などDXが実現されればメリットはたくさんあります。

CSPI EXPO建設・測量生産性向上展にて

4.以前エンジニアをされていた宮下様から見たSpiralの技術について一言お願いします

ARマーカーを活用した事はとても良いと思いました。ダムの監査廊やビルの中などは空間認識技術が必要になるため特に有効だと感じます。現在はカメラの大きさや重さなどで難しいですが、今後技術が進み軽量化が図られればトンネルに関してはSLAMを用いた自律飛行も可能になるのではないかと思います。
現場によって環境が異なるためそれぞれに合った組み合わせで空間認識技術を高めて行って欲しいです。
世の中の技術を先取りしてくれることを期待しています。

MFAについて語っているシーン


感想
今回インタビューをしてみて普段中々お会いできない現場のお客様の声を改めて近くで聞くことができたような気がしました。
私たちメーカーはドローンが撮ってきたデータで何をしたらお客様の満足度が100%に近づけるか、コーディネイトするパートナーが必要です。
Spiralはその意見を参考にしながら自律飛行技術を高めます。
SpiralWayにある現場で使えるモノづくりを1日でも早く完成させたい。
これからもみなさんの力を借りながら前進していくので、応援宜しくお願いします😊!!


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