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「酸味」を味わう薬膳カレー ~ポークビンダルーのレシピ~
「春苦味、夏は酢の物、秋辛味、冬は油と合点して食え」という言葉が明治時代の食養研究家の石塚左玄氏の言葉があります。春が終わり湿気と暑さ増してくる夏に向けて「酸味」を摂る薬膳カレー"ポークビンダルー"をご紹介します。
ポークビンダルーとは
インドの西部のゴア(西海岸でもインド南部に差し掛かる場所)でよく食べられているカレーです。旧ポルトガル領でキリスト教布教の拠点であったため、独自な食文化が発達しています。ビンダルーというもともとポルトガル料理(肉のワインビネガー酢とタマネギ、ニンニクで煮込み)に由来し、唐辛子の辛味とともに酢の酸味が特徴的です。
レシピ
用意するもの(4人分)
玉ねぎ1個
トマトピューレ 大さじ1杯(生トマト1~2個相当)
ニンニク 1片
しょうが 1片
米油 大さじ2杯 (サラダ油でも可)
赤ワインビネガー 大さじ3杯
水200㏄
塩 小さじ2杯
豚バラブロック肉 200g
ホールスパイス
ブラックペッパー 小さじ1杯
シナモンスティック 1本
鷹の爪 1本
カルダモン 4個
ブラックペッパー 6粒
クローブ3粒
パウダースパイス
コリアンダー 大さじ1.5杯
チリパウダー 小さじ1杯/パプリカパウダー小さじ1杯
ターメリック 小さじ1/3杯(なくても可)
作る工程
1)豚バラブロックを食べやすい大きさに切って、赤ワインビネガー大さじ3杯に付け込んで一晩寝かせます。
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![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/25853588/picture_pc_23851b91001dd049c68a72d595e47ea4.jpg?width=1200)
2)フライパンに油大さじ2をひいてホールスパイスを弱火にかけます。この工程でホールスパイスの香りを油に移します。カルダモンやクローブがぷくっと膨れてきたら次の工程に移ります。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/25853926/picture_pc_e2a0843ea0834ccb9e30d55ffa705537.jpg?width=1200)
3)玉ねぎと塩小さじ1杯加えて、油がなじんで色が透けてくるまで炒めます。その後すりおろしたニンニク、ショウガと細かく刻んだ青唐辛子を加えます。
4)ここからは強火で焦げ付かないように少量の水を加えながら焦げる手前まで炒めます。そのあとトマトピューレを入れて水分を飛ばします。
5)水分が飛んだら火を一度止めパウダースパイスを玉ねぎと絡めて弱火で1~2分熱を加えます。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/25854265/picture_pc_6c6a055278c663b6cf96338c345ee0c1.jpg?width=1200)
6)ここで赤ワインビネガーに一晩漬けこんだ豚バラブロックを赤ワインビネガーごとフライパンに入れて5)と絡めます。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/25854481/picture_pc_559ca08915a3d83e8b812da182e7d753.jpg?width=1200)
7)お肉の表面が色付くまで中火で炒めたら鍋に移して水400mlを加え、30分程度弱火で蓋をしないで煮込みます。油が分離してきてホールスパイスの香りが引き立ってきたら完成です。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/25854689/picture_pc_354630b5a092e824f58572462850b7ad.jpg?width=1200)
これから夏に向け水分をとる量が多くなってきます。水分を摂りすぎて体調がすぐれなくなる前に引き締め効果のある「酸味」をカレーで摂取していきましょう🍛
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