1人旅行はいいぞ。-伏見稲荷大社編-
明日は内定祝いで焼き肉です。個人的な意見ですが他人に奢ってもらう焼き肉が一番うまいと思っています。よだれの海に溺れそうだぜへへへ。
さて今回のバーチャル旅行記は伏見稲荷大社。
実は一人旅をしようと思ったきっかけの場所でもあるんですね。その日はカラッと晴れていて空気も澄んでおり、非常に感動しました。それ以来思い入れが深いので京都へ行くと毎度行くようになりました。それではどうぞ。
夏も見え隠れし始めたある年の午前5時 (n回目)。この日は雨が降っていたので傘をクルクル回しながら稲荷駅に降り立つと、目の前に鳥居と象徴である狐が見えてきました。参道はだだっ広くて人っ子一人いません。恐らくこれだけ広い参道も珍しい気がするなあと思いながら一人の空間を満喫します。ここは世界遺産に登録されてから人に溢れているスポットですが、他の寺院と異なり24時間開いているんですね。工夫すれば混雑を避けてこれるのがいいなあと毎回思います。
狐と言えば油揚げ。何を咥えてるんだ?稲穂?
一礼して鳥居を潜ります。天気が良い時は近隣住民の方が散歩に来ている時間ですが、雨だとやはり躊躇するんだろうなあ。まあ好都合だけど、なんて考えながらずんずん参道を進みお参りを済まします。伏見稲荷大社は商売繁栄とか家内安全が有名な場所ですが、どれも私には縁がないことです。それでもご利益にあやからない理由は有りません。頼む金くれ、と念じて千本鳥居の方向へ向かいます。
どこもかしこも鳥居だらけで綺麗だなあ。
右へ進み矢印の方向へ従って進行すると最初の鳥居が見えてきました。修繕や奉納の時期に関与しているためか大きさや色が絶妙に異なり、それがまたいい味を出しています。さて、もう少しで千本鳥居です。
後ろから見ると文字がびっしり。
最初の鳥居を抜けるとかの有名な千本鳥居に着きました。幾千にも連なった鳥居を眺めているとどこまでも続いているような錯覚が起きます。
なんでこんなに鳥居があるの?と思って以前調べてみたのですが、「願い事が通る」「願い事が通った」という御礼の意味で江戸時代あたりから鳥居を奉納する習慣が広がったためだそうです。詳しくはWebへ。
この稲荷山だけで約1万の鳥居が奉納されているそうなので、そんなにたくさんのお願いが叶ったと思うとなんかロマンありますね。来る度にお願いしていてその願いは覚えていないけれど、いずれ私も鳥居を奉納してみたいなあ。さて、シンキングタイムも終わったのでゆっくり右側の鳥居を潜ります。
やはりこのロケーションは最高。
余談になりますが、初めてここに来た時は突発的に思いついた弾丸一人旅の二日目でした。レポートや実験に疲れ果てていた時、唐突な刺激と自由が欲しくて遠くに行きたくなったため勢いで青春18きっぷを購入しました。長時間移動したにも関わらず体力は旺盛で、俗世に塗れた心が浄化されていった記憶があります。
あの時の解放感もあるからついついここには何度も来てしまうんだろうな。いつ来ても千本鳥居を潜るワクワクや見上げた時の爽快さを味わえるので、いつまでも大切にされてほしい場所です。
さて奥社奉拝所に着き、根上がりの松を抜けるとマップが現れました。大抵の観光客は千本鳥居、来てもここまでですが今回は三ノ峰まで行こうと思っていました。少し暗いけれどまだ朝だしいいじゃん?と思ってぼっちで進みました。
進んで秒で後悔しました。いや…道暗すぎ…?
これまで人も(相対的に)多く、光も差し込んでいたのになんだこの暗さ?森深すぎん???
余談になりますが私は暗さと物音に弱いです。15秒くらいの予告でもホラーを見てしまった日には、背中を壁にくっつけながら歩かないと夜中トイレに行けません(まじで、mgd)。
そんなわけで何度も背後を振り向きながら進むことになります。空気も綺麗で川も勢い良く流れているので自然を味わうにはうってつけの場所ですが、本当にびびりながら進みました。怖がりながらも進む、いい度胸じゃねーのアーン?
しかも思ったより長いんだわこれが。
もう少しで三ノ峰という所で、くっそ雰囲気のある墓場みたいな場所に着きました。
なんだろう。異世界召喚待ったなしみたいな?
サイトを調べたり説明書きを探してみたんですがここがどこかということはちょっと見当たりませんでした。でも、おびただしい数の鳥居が飾られていることから非常に魔力の強い場所なのだろうな、と思いました。さて三ノ峰はもうすぐです。
階段を登りきると、右手には間ノ峰へ続く更なる鳥居、左手に三ノ峰、正面に大きな池がありました。天気が悪いですがリフレクションが綺麗です。
悲しいことに三ノ峰の写真が全部消えていましたが、非常に雰囲気のある場所でした。間ノ峰へ行く道はさらに暗かったのでこちらで引き返しましたが、いつか人と来ることがあったら行ってみたいな。
さて今回の過去旅行は伏見稲荷大社でした。日本全国に約3万の伏見稲荷大社があるそうですが、やはり総本宮は迫力が違います。
非常に好きな場所なので色々な人に知ってほしい反面、人が沢山で上記のような無人の鳥居を撮影するのは難しいかもしれません。なのでもし訪れる際には早朝を狙うのがお勧めです。夜は野生動物や暗さでほんと危険だと思います。肝試しに行くような場所でもないので、安全に楽しくいきましょう。
次回は南禅寺とか七夕の貴船神社なんかいいですね。まだまだ気が抜けない状況なので、沢山過去旅行で楽しみたいと思います。では。