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【読書ログ】大切なのは何をやるか。能動的に動ける人になれ!

今回読んだ読んだ本はこちら

"やりたいことがわからない高校生のための 最高の職業と進路が見つかるガイドブック"です!

この本を読んで学んだことをまとめていきます。
結論としては、どの学校(会社)に入るのかではなく、入ったところで何をするかが重要で、自分から行動できる人になりましょう!と書かれていました。

この本の概要

大学受験や就職活動を控える高校生向けに、職業や就活の基本事項を解説している本です。

仕事選び、職業、就活、進路選びの4つのテーマに関する疑問に一問一答の形で著者のお二人が答えていきます。”社会人になるってどういうこと?”や”仕事ができる人ってどんな人?”など、大人が読んでもなるほどなと思える部分がたくさんあります。

ちなみに、社会人になることは、社会の役に立つことでお金を稼ぐこと、してあげる側になること、自分が評価される領域や得意な領域で勝負ができることなどが挙げられていました。

この本から感じたこと

私がこの本から感じたことは、次の2点です。

①大切なのは「どこ」ではなく、「なに」

この本を読んでいてかつて自分も受験生で学校選びや進路選びに悩んでいたことを思い出しました。本の中でも取り上げられている「文系と理系はどちらが良いのか」や「就職に大学名はどれくらい影響があるのか」などを気にしていました。

それぞれにちゃんと答えが用意されているので興味のある方は本を読んでいただきたいのですが、筆者の主張で一貫しているのは、どこに行くかじゃなくて、そこで何をするのか、何がしたいのかが大切だということです。

別に文系に進んだからダメとか有名大学じゃないからダメというのではなく、何がしたくてそこを選んだのか、在学中に何をしたのか(できるのか)が重要であることが書かれています。

主体的に選んだり学習したりしないと何者にもなれないという以下の分は厳しいですが、その分心に刺さります。

どうせどこに行っても、あなたが受け身で授業を黙って聴いているだけでは、どんな有名が大学に行こうが何者にもなれません。

THEME9 就職がいい学部・学科ってあるの?

就職に強い学部に行きたいが、理工系や医療系を避けているあなたは、実は楽な方に逃げているだけで、「仕事ができない人」「何の専門性もない人」になろうとしていませんか。高校生の段階でその易きに流れる選択をしている自分のヤバさに気付いてください。

THEME9 就職がいい学部・学科ってあるの?

就職に強い大学・学部や、その結果としてあなたが期待しているであろう大企業、一流企業、待遇のいい会社に、何者でもないあなたが貢献するのではなく依存する、そのメンタリティがヤバいのです。それでは企業側はあなたを歓迎してはくれないでしょう。

THEME9 就職がいい学部・学科ってあるの?

高校生にこの言葉の重さが伝わるのかがちょっと気になりましたが、私には重くのしかかってきました。

②受け身じゃなくて自分から

この本で印象的だったのが、第一章のコラム「誰かに与えられた人生で満足ですか?」です。

世の中にはたくさんの娯楽があふれていますが、その多くはあなたの時間とお金を奪おうとします。(中略)今後の人生、誰かにそうやってお金をささげるために、好きでもない安くてきつい仕事を体が壊れるまでやりますか?

COLUMN 誰かに与えられた人生で満足ですか?

最近「猫ミーム面白い!」とか思っていた私は顔をひっぱたかれたように感じました笑

お金だけでなく、時間が含まれているのがポイントですね。

アプリを削除するとあなたには時間が生まれます。「自分が生み出せるもの、人に提供できるもの」が何か考えましょう。

COLUMN 誰かに与えられた人生で満足ですか? 自分で考え、提供する側になる!

この副題「自分で考え、提供する側になる!」にもありますが、提供する側になると"考えること"が必要になります。

このnoteを書いている私も今まさに、どうやったら読み手に思いが伝わるかと考えながら書いています。読んで終わりにしていたらここまで考えはしませんでした。

これは読んでおしまいの消費者状態ではできないことです。

こうして提供しようと行動していることで、何度も本を読み直すし、考えながら読むようになっていると今まさに実感しています。

noteを書く以外にも、イラストを描く、ゲームを作成する、歌や音楽を作る、そして配信する、そうすることで一気に脱・消費者できます。

提供する側になることで主体的に考えられるようになりますね。

終わりに

高校生向けに書かれていた本書ですが、大人の私が読んでも勉強になりました。

地元図書館の電子書籍サービスで読むことができましたので、もしかしたら皆さんも探すと読めるかもしれません。

気になった方はぜひ手に取ってみてください!

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