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9/4ブドウ

ブドウ 陶酔 忘却 思いやり 慈善

宮沢賢治全集を読んでいる。今は3巻に入り、詩だけでなく短歌も書いていると知り作者の作風の幅に少し驚いた。
短歌も書いているとは思っていたが、その作品の量が想像以上だった。短歌・俳句で296ページも占めていた。残り約300ページは「冬のスケッチ」という散文や詩のアイデアメモの様なもの。
題材は実家や故郷の岩巻の日常が有名だが、教師という職業柄、教え子の事から学校からの風景、見慣れた道中等も頻繁に出てくる。
「宮沢作品は解読が難しい」と言われがちだけど、詩以外は比較的読みやすかった。

現代では詩よりヒットソングの歌詞で解釈や考察をされがちな気がする。米津玄師に椎名林檎はもちろん、長谷川白紙、君島大空や志摩遼平....…真実をぼかしたものが流行って、そのぼやけた部分を個々で補っているスタイルが定着してるのかな。
そういえば映画はどうなんだろう、シリーズもの以外で考察するまで盛り上がるもの最近あるのかな。
あえて無声映画とかモノクロにした方がブーム来そうな気がする。

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