【失敗談】ASDの方とのコミュニケーションで私が使わない言葉
ASDの方と会話をするとき、絶対に使わない言葉があります。
その言葉を使って失敗した経験があるからです。
それは「ちょっと待ってください」です。
言われた側は、「ちょっと」がどれくらいなのか、どこで待てばいいのか、判断がつかず困ってしまうからです。
以前、同じ職場のASDの特性がある方に質問をされたとき、「パソコンでちょっと調べるので待ってくださいね」と言ってしまったことがあります。
その方はお仕事の途中だったので、適当に自席に戻って別のことをしながら待っていてくれると勝手に思っていました。
しかし、他の職員さんから「〇〇さん待ってるよ!」と言われ、ぱっと横を見ると、私に声をかけたまさにその場所で、ジッと立って待っていました。
「ごめんなさい、お席で待っていてもらってよかったのに…。」というと、困った顔をしていました。
「そんなこと言ってもらわないと分からないよ。」という表情です。
当たり前ですよね。
それからというもの、お願いしたいことはとにかく具体的に伝えることを意識しています。
今回の失敗で言うと、
「ちょっと待ってください」
=
「私はパソコンで調べる必要があるので、約5分ほど時間が必要です。それまで、自席で他にできる作業を進めていてください。私から声をかけます。」
いう具合です。
「まどろっこしいな」と思う方もいると思いますが、この言い方をする方が安心される方もいます。
また、口頭だけでは覚えられない方もいますので、メモに箇条書きをしてお渡しすることもあったりと、人によって様々です。
障害に関係なく、最終的にお互い心地良くお仕事をするためには、失敗から学んで、工夫をしていくことが必要ですね。参
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