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スペイン360°

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スペインの真ん中マドリードから、北へ南へ東へ西へ。和歌山の田舎者が肌で感じたスペインをご紹介します。
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2019年11月の記事一覧

マドリードの休日。

マドリードの休日。

スペインのほぼ中央にあるマドリード。人口300万人を超えるヨーロッパを代表する巨大都市です。

メセタと呼ばれる枯れた大地に囲まれ、海からも数百キロ離れており、自然の中でのんびり過ごすことはできないというイメージをお持ちの方もいるのではないでしょうか。

しかし、東側には巨大なエル・レティーロ公園、西側にはマドリード最大の自然公園カサ・デ・カンポが広がり、さらにバラハス空港の近くには広大なファン・

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愛すべき街、マドリード。

愛すべき街、マドリード。

スペインの首都、マドリード。

ロンドン、ベルリンに次いでヨーロッパ第3位の人口を誇る大都市で、およそ600㎢、和歌山で言うと日高郡と同じくらいの広さの場所に、なんと300万人以上が住んでいます。

マドリード最大の特徴が、標高650m以上の高台に位置していること。ヨーロッパの首都の中で一番高いところにあるそうです。スイスの首都ベルンよりも高い場所にあるというのは驚きですよね。

このこともあって

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古都トレドで1人寂しく写真撮ってきた。

古都トレドで1人寂しく写真撮ってきた。

「もしスペインに一日しかいられないのなら、迷わずトレドに行け」とも言われ、街全体が世界遺産に登録されているトレド。

三方向を川に囲まれたこの街は、かつては首都としてキリスト教徒、イスラム教徒、ユダヤ教徒が共に暮らし、3つの文化が入り混じった独特の街並みが生まれました。

マドリードから電車やバスで簡単にアクセス可能なので、日帰り観光も楽しめます。

今回の記事では、そんなトレドの旅のレポートをお

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キリスト教文化との正面衝突。

キリスト教文化との正面衝突。

ー スペインでの衝撃

スペインに来て一番の衝撃は、2000年以上の歴史をもつキリスト教との初めての正面衝突でした。

キリスト教とそれが生み出した文化については、世界史の授業で習ったり、本を読んだり、ある程度の知識はあったつもりです。しかし、これほど直接的にその文化に触れたことはなかったので、僕の中で大きな衝撃だったのです。

特に敬虔なカトリックの国であるスペインで、息を飲むほどの荘厳な大教会

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和歌山の田舎者、スペインの風になる。

和歌山の田舎者、スペインの風になる。

ー スペインと和歌山

突然ですが、皆さんは「スペイン」という国についてどんなイメージをお持ちですか?

サッカー、闘牛、フラメンコ、パエリア、サグラダファミリア etc...

日本から遠く離れたヨーロッパの『情熱と美食の国』。名前はもちろん知っているものの、行ったことがない人がほとんどだと思います。

それでは、こんなデータがあるのをご存じでしょうか。

・スペイン人がハネムーンで行きたい国

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