やまひだか

Wakayama ⇄ Madrid/地元を愛し、ひたすらローカルに生きてきたのに、突如…

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Wakayama ⇄ Madrid/地元を愛し、ひたすらローカルに生きてきたのに、突如グローバルな世界に放り込まれた田舎者。世界中に和歌山ファンを作るために暗躍しています。

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  • スペインと和歌山のあれこれ

  • スペイン360°

    スペインの真ん中マドリードから、北へ南へ東へ西へ。和歌山の田舎者が肌で感じたスペインをご紹介します。

  • 1000文字スペイン単語帳

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和歌山の田舎者、スペインの風になる。

ー スペインと和歌山 突然ですが、皆さんは「スペイン」という国についてどんなイメージをお持ちですか? サッカー、闘牛、フラメンコ、パエリア、サグラダファミリア etc... 日本から遠く離れたヨーロッパの『情熱と美食の国』。名前はもちろん知っているものの、行ったことがない人がほとんどだと思います。 それでは、こんなデータがあるのをご存じでしょうか。 ・スペイン人がハネムーンで行きたい国    第1位 日本 ・スペイン国内での都道府県別メディア露出ランキング   

    • "邪道"カミーノ。-スペイン巡礼の変わり者-

      「僕は巡礼者じゃないんだ。」 歩きながら、僕は何度も自分に言い聞かせていました。 これは、コミュ障かつパーソナルスペース広めな僕が、終始1人でサンティアゴ巡礼路の「フランス人の道」を160km歩いた時の物語です。 スペインのサンティアゴ巡礼と聞くと、皆さんはどんなイメージを持たれるでしょうか。 大きなバックパックを背負い、何日もかけて数百キロを歩く。 他の巡礼者たちと顔を合わせるうちに仲良くなり、色んな価値観や文化に触れる。 陽気な地元の人たちに出会い、交流する。

      • 聖なる年に、新たな道へ。 ーnote終了のお知らせー

        皆さんこんにちは。 和歌山出身、スペイン在住のやまひだかです。 スペインやサンティアゴ巡礼に詳しい方はご存知かもしれませんが、今年は数年に一度の「聖ヤコブの年」です。 そもそも「サンティアゴ」という言葉はスペイン語で聖ヤコブのことなのですが、聖ヤコブを祀る日である7月25日が日曜日にあたる年が「聖ヤコブの年」に設定されているのです。 最近では1999年、2004年、2010年ときて、2021年がその年にあたります。 では、「聖ヤコブの年」に何があるのかというと、この

        • タオルを投げないスペイン人と、スプーンを投げない日本人。

          皆さんこんばんは。 和歌山出身、スペイン在住のやまひだかです。 今日は皆さんに、スペイン語の「frases hechas」(慣用句)をご紹介したいと思います。 ※慣用句は「expresiones」とも言うそうですね。 それでは行ってみましょう! 〝Tirar la toalla〟 直訳すると「タオルを捨てる」。もしかしたらこれだけで意味が分かる方もいらっしゃるかもしれませんが、一応例文をご紹介します。 Aunque las cosas se pongan dif

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          話題の音声型SNS「Clubhouse」で、いま和歌山がアツいらしい。

          こんばんは。 和歌山出身、スペイン在住のやまひだかです。 皆さんは「Clubhouse」をご存知でしょうか。昨年3月にアメリカでリリースされた招待制のSNSで、日本では今年1月頃から急速に浸透し始め、世間の話題をかっさらいました。 招待制という特別感や、有名人やインフルエンサーと直接話せるという希少性、音声だけで会話するという手軽さから人気となり、TwitterやInstagramで拡散。招待枠が某フリマアプリで売買されるほどになりました。 そんなクラブハウスで今、和

          話題の音声型SNS「Clubhouse」で、いま和歌山がアツいらしい。

          「東京で見つけた和歌山」〜港区編〜

          皆さんこんにちは。 和歌山県出身、スペイン在住のやまひだかです。 昨年しばらく東京に住んでいたので、その時に見つけた和歌山ゆかりの場所やグルメをご紹介していきたいと思います。 今回は人口約26万人、民放キー局全ての本社があり、オフィス街や商業エリア、高級住宅街など様々な顔を持つ港区を巡ります。 実は和歌山ゆかりの場所が点在している港区。今回は5つのスポットをご案内しましょう。 東京で見つけた和歌山〜港区編〜  ・所要時間:約8時間  ・予算  :〜2000円  ・歩

          「東京で見つけた和歌山」〜港区編〜

          【スペイン×和歌山】 世界的サイクリスト、アルベルト・コンタドールが動画で和歌山をPR!

          スペイン生まれのサイクリスト、アルベルト・コンタドール氏。ヨーロッパ各地のプロロードレースで輝かしい成績を収め、2007年のツール・ド・フランスと2008年のジロ・デ・イタリアおよびブエルタ・ア・エスパーニャで総合優勝。史上5人目となるグランツール完全制覇達成者となりました。 現在は現役を引退し、サイクリストを支援するための財団を設立。後進の育成にも力を入れています。 コンタドール氏は、2018年と2019年の2回にわたって和歌山県を訪れ、自然あふれる絶景ライドを堪能しま

          【スペイン×和歌山】 世界的サイクリスト、アルベルト・コンタドールが動画で和歌山をPR!

          スペイン語の観光ウェブサイトをまとめてみた。

          新型コロナウイルスの感染拡大により国を跨いだ移動が困難になり、壊滅的な打撃を受けているインバウンド業界。 日本でも訪日外国人観光客が前年度比99.9%減というデータがニュースになっていますよね。 今後このインバウンドの動きはどうなっていくかは分からないですが、来るべき訪日観光需要に備え、日本の各地域がどのような対策を取っていくのか気になるところです。 そこで今回は、スペイン語に対応している観光ウェブサイトを集めてみました。 ①和歌山県 : 「VISIT WAKAYAM

          スペイン語の観光ウェブサイトをまとめてみた。

          スペイン、コロナと生きる「新たな日常」へ。

          スペインで外出禁止の措置が始まってから約1ヶ月半。 新型コロナウイルスによる感染者は国内で21万人を超え、これまでに約2万5000人が亡くなっていますが、1日の死亡者数は減少しており、感染拡大のピークは過ぎたと見られています。 4月28日、サンチェス首相が記者会見を行い、規制緩和の今後の方針について発表を行いました。 今回は、コロナウイルスの存在により一定の制限はあるものの、感染拡大前の状況に近いという「新たな日常」を目指して動き出したスペインの展望をご紹介します。

          スペイン、コロナと生きる「新たな日常」へ。

          スペイン人の国民性に関する一考察。

          こんばんは、やまひだかです。 スペインに来てから、約半年が過ぎようとしています。 少し時間があるので、今回は僕が感じたスペイン人の性格というか、価値観について、つらつらと書いてみたいと思います。 ー 考察の前に スペインは、各地域ごとの独自性が強いと言われます。現在の国の形ができたのも比較的最近ですし、今でもカタルーニャ州の独立運動が起こっていたり、地域間の潜在的な対抗意識が少なからずあるようです。 そんな彼らを「スペイン人」とひとまとめにすることはそもそも不可能で

          スペイン人の国民性に関する一考察。

          君はサラマンカのカエルを見たか?

          こんばんは。スペイン滞在中のやまひだかです。 ちょっと某機動戦士みたいなタイトルになってしまいましたが、今回の舞台はスペイン北西部にあるサラマンカ。 ヨーロッパでも有数の歴史を持ち、「黄金に輝く街」と呼ばれるサラマンカについてご紹介したいと思います。 今回は、サラマンカ出身の語学学校の先生にオススメポイントをたくさん教えてもらったので、充実した旅になりました。 それでは張り切ってどうぞ! ー サラマンカの街並み マドリードから電車で約2時間。標高約800mの高地に

          君はサラマンカのカエルを見たか?

          「かきまぜる」という言葉が語源の食べ物...要するに和歌山でいう〝せち焼き〟やな。

          こんばんは。スペイン放浪中のやまひだかです。 このたび、語学学校のスペイン人の先生に教えてもらって、batido(バティード)という飲み物を飲んでみました。 「かきまぜる」という意味の動詞【batir】からきており、氷やフルーツなどをジューサーでかきまぜて作る飲み物です。 とはいえミックスジュースとは少し違って、アイスやヨーグルト、チョコレートなども混ぜたりするそうです。 実際、今回行ったお店にも数十種類の組み合わせがありました。 今回は、バナナとイチゴ、蜂蜜を混ぜ

          「かきまぜる」という言葉が語源の食べ物...要するに和歌山でいう〝せち焼き〟やな。

          マドリードの春、月は東に日は西に。

          (与謝蕪村が詠んだ名句をお借りして、タイトルにつけてみました。) 2月ももうすぐ終わりですね。マドリードもかなり昼間は暖かくなり、上着がいらないくらいになってきました。 スペインに春を告げるのは、桜によく似たアーモンドの花。この時期になるとあちこちで白っぽい花を咲かせます。 マドリード郊外のキンタ・デ・ロス・モリーノス公園では、ここ数日の暖かい陽気のおかげでアーモンドの花が満開に。 週末にはたくさんの人が訪れ、のんびりとした休日を過ごしていました。 ちなみにスペイン

          マドリードの春、月は東に日は西に。

          日本語ペラペラのスペイン人と、世界遺産の街で会ってきた話。

          突然ですが、皆さんは「Hello Talk」というアプリをご存知でしょうか。 外国語学習に特化したSNSで、自分の学びたい言語を設定すると、ネイティブの人もしくはその言語に習熟している人とやり取りすることができます。 例えば僕がスペイン語について質問すると、日本語を学んでいるスペイン人から回答が来たり、メッセージのやり取りができるので、楽しくスペイン語を学ぶことができます。 このアプリを通じて、マドリード近郊のアルカラ・デ・エナーレスに住むスペイン人の日本語学習者と知り

          日本語ペラペラのスペイン人と、世界遺産の街で会ってきた話。

          マドリードの夜の2時間がベトナムの通貨1000ドンに変わった話。

          LINEのオープンチャットで知り合った大学生がマドリードに来るということで、連絡を取り合ってパエリアを食べに行くことになりました。 今回はガイドブックに載っていた、地中海沿岸のムルシア地方のパエリアが味わえるお店にしました。 彼は大学3年生で、海外の都市についてや、海外在住の日本人の考え方などを研究するため、20日間ほどスペインに滞在するとのこと。 バルセロナ、バレンシアと来てマドリードに到着したそうです。 今回は同じ語学学校に通う30代の日本人も誘って行ったので、7

          マドリードの夜の2時間がベトナムの通貨1000ドンに変わった話。

          甘党が行く、バレンシア。

          1泊2日のバレンシア旅、番外編。 旅行に行った時はできるだけその街の名物を食べるようにしているのですが、バレンシアには有名なスイーツがいくつかあるということで、今回はそちらについてご紹介したいと思います! ①Valorのチョコレート&チュロス 甘いものが好きなスペイン人にとって、冬場の定番となっているのがチョコレート。あったかいホットチョコレートに、軽く揚げたチュロスをつけて食べるのが一般的です。 この習慣はスペイン全土にあるそうで、各地に老舗のチョコレート屋さんがあ

          甘党が行く、バレンシア。