スペイン語の観光ウェブサイトをまとめてみた。
新型コロナウイルスの感染拡大により国を跨いだ移動が困難になり、壊滅的な打撃を受けているインバウンド業界。
日本でも訪日外国人観光客が前年度比99.9%減というデータがニュースになっていますよね。
今後このインバウンドの動きはどうなっていくかは分からないですが、来るべき訪日観光需要に備え、日本の各地域がどのような対策を取っていくのか気になるところです。
そこで今回は、スペイン語に対応している観光ウェブサイトを集めてみました。
①和歌山県 : 「VISIT WAKAYAMA」
まずは我らが和歌山県。
スペインを観光プロモーションの重点市場と位置付けており、公式ウェブサイトもバッチリスペイン語に対応しています。
このウェブサイト、なんとあのベストセラー『新・観光立国論』の著者デービッド・アトキンソン氏の全面監修で作られたそうで、外国人観光客の目を引く美しい写真や映像をたくさん使用する工夫がなされています。
②京都市 : 「京都観光Navi」
続いては、日本屈指の観光地・京都市。
外国人が多数訪れるいわゆる「ゴールデンルート」の一部だけあって、ウェブサイトの内容もかなり充実しており、スペイン語を含めた13言語で観光情報が紹介されていました。
日本らしさが感じられる場所ということで、金閣寺や伏見稲荷大社がスペイン人にも人気だそうです。
③藤沢市 : 「Discover FUJISAWA」
東京オリンピック・パラリンピックの開催に向け外国人観光客の受け入れに力を入れてきた神奈川県藤沢市も、スペイン語を含む7言語に対応した多言語ウェブサイトを作成しています。
あわせて、江の島を中心に20箇所にQRトランスレーターを設置し、QRコードを読み取ると多言語での観光案内サービスが受けられるサービスもあるそうです。
④山口市 : 「Nishinokyo Yamaguchi」
かつて日本にキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエルが滞在し、スペインとの繋がりが深い山口市。ナバラ州の州都パンプローナ市と姉妹都市提携を結んでおり、なんと40年以上にわたって交流を続けているそうです。
「西の京」をテーマにした観光客向けウェブサイトも、日本らしさを前面に出した素敵なものに仕上がっていました。
⑤高山市 : 「HIDA TAKAYAMA」
意外にも(失礼)スペイン人に大人気なのが飛騨高山。
北アルプスの大自然と、江戸時代の面影を残す歴史ある街並みがスペイン人に好まれているようで、なんと日本を訪れるスペイン人の2割以上が高山を訪れているそうです。
⑥東京都 : 「GO TOKYO」
最後は、スペイン人からも圧倒的な人気を誇る東京。
初めての訪日という人が多いというスペイン人にとって、東京は絶対に外せない場所。ツアーから東京が外れているとクレームまで来るそうです。
当然のごとくスペイン語対応していましたね。
まとめ
Googleの翻訳ソフトを搭載してスペイン語でも見られるようにしているところはいくつかありましたが、スペイン人(及びスペイン語話者)向けのホームページを作っているところはやっぱり少なかったです。
スペイン人は日本への旅行の前に、インターネットで情報収集を行うことが多いというデータがありますが、スペイン語での情報発信がされているということはかなり強みになると思います。
皆さんもぜひ、スペイン語での情報発信に挑戦してみてくださいね。
スペイン滞在中に、地元和歌山のために何ができるか模索中です。スペインにお詳しい方、コメントなどで色々教えていただけると嬉しいです!