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抽象的で簡潔な話では、あなたはファンをつくれません

医者になりたいA君とB君。それぞれに志望動機を聞いてみました。

A君「どんなケガでも治してみんなの役に立つ医者になりたいです!」

B君「高校生の時、サッカーの試合で大けがをしてしまい、もうサッカーはできないと諦めかけましたが、監督の紹介で訪ねた医者の丁寧な治療のおかげで奇跡的に完治し、またサッカーを続けることができました。私も夢を諦めなければいけないような大きなけがに苦しんでいる人に治療を施し、一人でも多くの人に夢を追いかけ続けてもらいたいと思い医者を志しました。」

さて、A君とB君どちらを応援したくなりましたか?

二人ともどんなケガでも治せる医者になりたいという点では同じ志望動機です。

A君の話は抽象化されているので、簡潔でわかりやすいです。ただ、抽象化された話は多くの人と同じ言葉になってしまうため、他の人と差別化することが非常に難しいです。

一方、B君は医者を志すことになった具体的なエピソードを織り交ぜることで、自身の問題意識やどんな医者になりたいかが詳細で個性的です。

違いは「具体的なエピソード=ストーリー」があるかどうか。人はストーリーに共感することができます。内発的な問題意識、それを感じたきっかけをストーリーにして相手に伝えることができれば、それがあなたの大きな差別化ポイントになります。

ビジネスシーンでも同様です。

お金を儲けたい、有名になりたいなどの外発的動機では製品のスペック(機能的価値)以外での差別化は難しいですが、製品を開発する背景や苦労、誰のために作っているのか、などのストーリーを聞くと、そこに共感が生まれ、「応援したい」、「私のためのモノ」という購買の理由(情緒的価値)になります。

人それぞれ共感するポイントは異なります。どんなに大きな競合がいても、たった一人でもあなたに共感してくれる人がいれば、それはあなたがその人に価値を提供できていることになります。その共感の輪を少しづつ大きくしていくことであなたのファンを増やしてください。

あなただけが持っているストーリーを共感できるように言語化すること。これが、あなたの個性となり、他者との差別化ポイントにつながります。ぜひご自身がその会社や業界を志したきっかけ、そのサービスを提供しようと思ったきっかけを詳細に思い出して書き出してみてください。

もし、「具体的なエピソードがまとまらない」、「ちょっとストーリーを壁打ちしてみたい」という方は私までご連絡をいただければ、考えるお手伝いができます。
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自己紹介
みつる 
東京都出身。大学時代にブランディングを専攻。卒業後は国産高級バッグ、外資系キッチン用品、スキンケアブランドに勤め、全国でPOPUPやイベントの企画・運営をして、製品・ブランドの魅力を発信する活動に従事。
独立後はアパレルブランドや音楽アーティストにロゴデザインを提供するサービスを立上げ、全くのデザイン素人ながら、ブランディングの知識を駆使して、半年でスキルシェアサービスのロゴデザインカテゴリーで1位を獲得。
現在はX(旧Twitter)にてブランディングに関する情報を発信中!https://twitter.com/mitsuru_0729

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