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【インタビュー Vol.1】代表取締役CEO・眞鍋顕秀~文系出身のCEOが宇宙スタートアップに携わるまで~

株式会社SPACE WALKERの共同創業者兼代表取締役CEOである眞鍋顕秀さんにお話を伺いました。今回は、学生生活からSPACE WALKERのCEOになるまでのエピソードをご紹介します。

眞鍋顕秀/Akihide MANABE
1980年 生まれ。北海道釧路市出身。
2003年 慶應義塾大学経済学部経済学科卒
2008年 公認会計士試験 合格。
監査法人トーマツ(現 有限責任監査法人トーマツ)のトータルサービス部門で法定監査・任意監査・IPO・M&A支援等に従事。
2012年 独立。まほろ綜合会計事務所を開設。代表パートナーに就任。2014年 コンサルティング会社として株式会社Remoloaを設立。
2017年12月 株式会社SPACE WALKERを設立し代表取締役COOに就任。
2018年12月 同社CEOに就任(現任)。


~会計士を目指す大学生活~

「大学生活はかなり遊んでいましたね。」

と笑いながら語る眞鍋さん。友人と旅行したり、飲みに行ったりなど、大学生活を楽しんでいたようだ。現在、公認会計士でもある眞鍋さんだが、会計士になったきっかけは大学生活の中にあった。

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一年生の時に体育会水球部に所属するも、怪我で活動ができなかった。
「選手として活動できないのであれば勉強に専念しよう」と、当時経済学部に所属していたこともあり、公認会計士の資格を取ることを決意した。

~知識を活かせる会社に就職~

大学在学中に会計士の資格を取ることができなかったが、学んだ知識を活かせる会社に就職した。

2年ほど働いたタイミングで、公認会計士の資格を取るべく、再受験を決意した眞鍋さん。貯めてきたお金を会計士受験に充て、猛勉強した結果、2008年に晴れて公認会計士試験に合格することができた。

~会計士を目指しながら気付いたこと~

「何かを目指すとき、例えば大学だと科目ごと別のものだという認識で勉強している人がほとんどだと思う。私も最初はそうだった。」

会計士受験には、簿記、財務諸表論など受験科目が7科目ある。しかし、簿記の勉強内容が、監査論に使えることに気が付いたそうだ。

「結局何の試験だと考え直した時に、会計士試験は便宜的に7科目に分けられているが、最終的に会計士になるための試験であり、実はそれぞれの科目の内容が絡み合っている。」

全ては同じ目的のための勉強

自分が会計士として何を目指すのか、資格を取った後何をするのか。

目的をを先に定めておくと、会計士の勉強が通過点になる。通過点を通るためにバラバラに分けて勉強するのはおかしいと気付いた眞鍋さんは、7科目に分けられた公認会計士の試験を”会計士試験”という一つの科目だと考え、勉強を進めたそうだ。

~"今"から昔を振り返る中で~

「今宇宙ビジネスを考えるにあたって、何が正解かわからない。」

と答えた眞鍋さん。分からないからとりあえず歴史を遡ってみると、実は中高生時代の世界史の資料を見たりすることになるそうだ。あの時は何を勉強しているかわからなかったが、高校時代の勉強も自分の武器になると言った。


今回は、SPACE WALKERのCEOになる前の眞鍋さんのエピソードを紹介しました。〈次回〉インタビュー②米本先生との出会い編


取材・文:Maxy(大学生インターン)