「地球の話をしたい」小学生起業家の想いをカタチに
こんにちは！あらゆるスペースを簡単に貸し借りできるスペースシェアのプラットフォームを運営する、スペースマーケットです。
私たちは、
“ 場所のチカラで あなたにエール ”
というタグラインを掲げ、「場所のチカラ」を通じてあなたの「何か始めたい」「やってみたい」という想いを応援しています。
そしてこのタグラインを体現するプロジェクトとして、弊社の原宿オフィスのラウンジを使って生まれた応援ストーリーを紹介していきます。
第4弾となる今回のプロジェクト。小学生起業家でもあり、SDGs問題に取り組むmocomocoさんからお声をいただいたのがきっかけでした。
「ゴミで作った絵をみんなに見ていただいて、地球の話をしたい。」
地球の恵みを知り、地球を感じ、地球と人が優しさを持って共存していくためにクリエイティブな解決策を描くお祭り「地球フェスティバル 〜Happy Earth Project〜」を主催した彼女に、イベントの背景や思いを伺いました。
同世代にももっとSDGsを知って欲しい
Happy Earth Projectは、もっと同世代の子たちにSDGsを楽しく知ってもらいたいという想いからスタートしたプロジェクトです。1回目は岡山でワークショップを中心に展示を行い、2回目となる今回はワークショップはやめて、より展示作品や参加者と対話することにフォーカスしてます。
このプロジェクト自体をやりたいという思いが芽生え始めたのは、起業してから。同世代のメンバーが増えていくうちにこれならできると思い、彼らに相談したのが最初です。通っている学校もみんな異なるので会議は基本Zoomです。私の提案に対してみんなが真剣に考えてくれて何度も議論を重ねました。
「地球のはなし」がしたかった
今回のイベントでは、地球で起きてる環境問題をさまざまな展示品を通して表現しています。
ビーチクリーンで拾ってきた廃材アートや、海に捨てられたゴミを吊して海洋汚染を想起させています。
他にも、おにぎりをモチーフにしたアートや、おにぎりを一人一人にお渡ししました。これは、毎日国民一人当たりおにぎり一個分の食品を廃棄しているという問題にフォーカスし、この捨てられていくおにぎりを「やさしさ」に変えられたらいいなと思いました。
また、メンバーの一人が鉄オタということもあり、ゴミで電車が動くエネルギーの発電をしているという設定の「未来のエコトレイン」の展示もしました。ここでは東京の街並みを再現しています。
これらの展示は、メンバーや家族とアイディアを出し合ったり、漁師の方に直接お話しを聞きに行ったりして考えました。特にエコトレインは、スウェーデンの、家庭で出る生ごみをリサイクルしエネルギーにして走るバスや電車を参考にしています。
興味を持ってもらえたことがまずは成功
初展示だったエコトレインもいろんな人に見て納得してもらいましたし、来てくださったみなさんが興味を持ってくれたことがまず成功だなと思ってます。特にSDGsという言葉を知らなかった人たちにも伝わったことが嬉しかったですね。岡山から東京に場所を移したことで初対面の人との交流もできて良かったです。
おかげで「話がわかりやすかったよ」「感動したし素晴らしかったよ」という生の声もいただきました。スペースマーケットのラウンジを通して世界で起きてるいろんな問題についてお話しすることができてとても嬉しいです。
この場所で自分が表現したかったことをひとつ叶えられました。
原宿から世界へ。できることから一歩ずつ
今後挑戦したいことでいうと、国内に畑を持ちたいですね。日本の食料自給率の低さが問題になってますが、このまま漁師や農家が減っていくと、100％輸入に頼ってしまうことになってしまいます。そうすると食料輸送に伴うCO2排出量が増えてしまう。これを減らすためにも日本の綺麗な水と土地を使った野菜栽培に取り組みたいです。
あとは、近い将来、アメリカでワークショップをやってみたいなと。最近アメリカに引っ越したメンバーがいるので一緒に実現させるのが夢です。
細井愛茉（通称mocomoco）
株式会社moco Earth取締役社長 11歳。小学生起業家として2022年3月に株式会社moco Earthを創業。アースデイ東京2022実行委員会。オンライン習い事SOZOW SDGs部部長（2022年9月時点）。
moco Earth HP：https://mocoearth.tokyo/
Instagram：https://www.instagram.com/moco.earth/
Twitter：https://twitter.com/moco_earth