いじめのメカニズムを知った日
子どもがいじめをするきっかけは、なんだっていいんです。正当な理由でなくとも、ある程度集団で「こいつは攻撃してもいいよね?」という共通認識さえあれば。
今は時代と共に変わってきましたが、昔であればランドセルの色が違う、肌の色が違う、髪の色…etc
そして、子どものいじめは巧妙です。大人にはわからぬようにコッソリ、そして他のクラスメイトには、ハッキリわかるように行われます。
立場や力関係をシッカリわからせるためです。悪く言えば見せしめです。
そして、毎日行われていく「いじめ」も、次第にランダムに切り替わります。
そうする事で、たまたまいじめられない日があるというだけで、
いじめられっ子がいじめっ子に
ありがたい。ありがとう。
と被害者が加害者に感謝してしまう。
そんな恐ろしいシステムなんです。
心の弱い人が集まり、立場の弱い人を攻撃する。これがいじめなんです。
だから、いじめを発見した時はいじめられてしまった子どもや人をケアしなければなりませんが、
それよりもいじめた子どもや人の方がフォローやケア、指導が必要になります。
彼らもまた世間、家族、環境が生み出した
支配欲にのみ込まれてしまった被害者でもあるわけですから。
いじめを行う、実行するだけで、もはやそれは普通じゃないんです。正常な精神ではないのです。
だからこそ、ケアが必要なのです。
そんな事を学んだ大学時代。頭ごなしに知識を教える教授の授業より、
自分自身の経験が、教科書になりました。
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