見出し画像

男の一人旅 ハノイ編②

朝食:バインミー25

住所:25 P. Hàng Cá, Hàng Bồ, Hoàn Kiếm, Hà Nội, Vietnam

朝食はバインミー25というお店で食べた。有名な店みたいなので、テイクアウトは行列ができていたが、イートインは何とか入ることができた。

メニュー
Barbecued pork with pate & Sunny-Side-Up eggs
Iced americano

バインミーのお店に来ているのだから、普通にバインミーを食べればよかったなと後から思ったのだが、僕は Barbecued pork with pate & Sunny-Side-Up eggs と Iced americano を注文した。

驚いたのは、パンが異様に美味しいこと。ベトナムはフランス領だったこともあり、パンが美味しいらしい。ぜひ、食べてみて欲しい。

目玉焼きとお肉については、パンの味に比べると驚きはなかったが、パンにつけても美味しいので、このセットは満足だった。これでなんと85.000ドンなので、510円ほど。お安い。

コーヒーもベトナムは有名らしいのだが、独特の苦味や渋みがあって、日本で飲んでいる味とは少し違った味を体験できた。

店員さんは若い女性のスタッフが働いており、愛想もよく人気店ということも納得な雰囲気だった。

バインミー25

散歩

朝食後は、少し歩いて世界遺産のタンロン王城遺跡に行った。歩いていると、色々と発見がある。失礼な言い方になるが、儲かっているのか儲かっていないのか分からないお店がめちゃくちゃある。ずっと店先で暇そうにしているし、明らかに量は出ないだろうという商品が多い印象だった。

また、飲食店で出た廃棄物を捨てる際に、一度外に出て、道の下水道に流しているのも驚いた。

あとは、バイクに乗りながら運ぶアイテムが豊富なこと。胡蝶蘭5つを一気に運んだり、細長い塩ビ資材の束を運んだりと事故にならないか心配だが、いかんせんテクニックが上手いらしく問題ないようだった。

ビアードパパ発見!
街並み
タンロン王城遺跡 外から一部

世界遺産:タンロン王城遺跡

タンロン王城遺跡の近辺は、特にタクシーの勧誘がしつこいので注意が必要である。無視してもバイクで横並びで付いてくることがあった。

入口に入ると、受付の人がいるので、元気よく「シンチャオ!」というと愛想良く「シンチャオ!」と返してくれる。やはり、最低限挨拶と感謝の言葉は大きな声で言ってみるのが良さそう。入場料は70.000ドン。

中は結構大きな敷地なので、展示品の隅々まで見ようと思うと2〜3時間くらいはかかりそうな雰囲気だった。

遺跡内は動植物が豊富で、その環境保全でスタッフが剪定や清掃をしている。とても綺麗な場所だった。

入口モニュメント
ランタンみたいなのが有名?
端門
広場が広い①
広場が広い②
端門1階内部から
端門1階横のトンネルみたいな
端門2階①
端門2階②
端門2階から①
端門2階から②
端門2階から③
悪魔の実!?
デカすぎ
公園もある

コンビニエンスストア:サークルK

ホテルで支給された水も尽きてきたので、初めてコンビニに入ってみた。いくつかメーカーはあるみたいだが、僕はサークルKに入った。

サークルKって昔、日本になかったっけ?と思ったのだが、調べてみるとやはりあって、今は日本から完全撤退しているようだった。変遷がすごい。下記参照。

ポカリスエット 28.000ドン
evian                39.000ドン

多くの外国人旅行客が来店するだけあってか、店員さんはベトナム語ではなく、英語だった。

昼食:Hoang's Restaurant

住所:54 P. Hàng Buồm, Hàng Buồm, Hoàn Kiếm, Hà Nội 100000, Vietnam

お腹が空いてきたので、近場の良さそうなレストランに入った。そもそも僕は1人なので、1人でレストランに入れるか不明だったが、空いてれば入れてくれる感じだった。僕は玄関に一番近い座席に座った。

メニュー

僕は、左上のブンチャーとマンゴージュースを注文した。189.000ドン

ブンチャー
マンゴージュース

ブンチャーが運ばれてくると、熱々の鉄板から煙がモクモクと上に上がり、「ジュ〜ジュ〜」としきりに音を立てているので、出ていくお客さん全員が僕の方をめちゃくちゃみていく。

店員のお姉さんが食べ方をレクチャーしてくれると言うのでお願いすると、ライスペーパーにサンチュや大葉、パクチーを敷いて、その上にブン、肉を乗せて巻いて食べるのよと教えてくれた。

食べてみると、肉の旨みを大葉などの葉物類がさっぱりと包んでくれるので、量的には多いがペロリと平らげてしまった。また、誤って唐辛子を食べてしまったので、舌が燃えそうだったのだが、マンゴージュースが甘くて美味しく頼んで正解だった。

この店は、店員さんの雰囲気がすごく良くて、別のお姉さんからも美味しかった?と聞いてくれたり、働いている人がみんな楽しそうだったのが印象的である。

英語も堪能で海外のお客さんとも積極的にコミュニケーションを取っていて、お客さんも気持ちよさそうに笑っていた。

生きているのが楽しそうに見えた。自分を卑下することなく、ありのまま、楽しく生きる。他者とのいい関係性を築くこと。ここの店員さんを見ていて色々と感じた。

楽しく働くには、まず自分が楽しむ心意気を持たなければならない。そして、誰と一緒に働くかがとても大切だと思った。

素敵な人を見つけるのは楽しいかもしれない。自分の心が動く人。それは恋愛に近い感覚かもしれない。これは、様々な種類の人間がいるというバラエティ性を楽しんでいるのかもしれないが。

ホテルの受付のおっちゃん

ホテルの受付の人は、国際電話で対応してくれた人以外に、ベトナム語オンリーのおっちゃんがいた。このおっちゃん、顔が強面なので最初は怖いのだが、話すとめちゃくちゃ良い人なのである。

僕はこのおっちゃんに、宿泊延長したが、部屋を変える必要があるか聞いてみた。で、どうやって会話するかというと、ポケトークをフル活用するのである。何気にこのポケトークを通じて会話するのが初めてだったので、表情が笑顔でさえあれば、お互いコミュニケーションが取れてしまうことに感動してしまった。

夕食:Hoang's Restaurant

この日は特に午後から予定も入れていなかったので、ホテルで昼寝していた。適当な時間にまたお腹が空いてきたので、昼食と同じ店に行ってみた。

店の前に行くと、昼食時に対応してくれたお姉さんが座っており、どうやら覚えていてくれたようで、すぐに中に入れてくれた。

今度はお兄さんが対応してくれて、彼に Stewed Local Fish in Clay pot とリンゴジュースを注文した。

量が少ないように見えるが、魚は金目鯛みたいな白身魚に、肉は牛肉のシチューなので、結構ボリューム満点だった。味付けは生姜煮込みという感じで、サムゲタンっぽかった。224.000ドン。

このお兄さんとはかなり話した記憶があるのだが、「こんにちは」「ありがとう」などの簡単な日本語を交えてくれて優しい印象だった。

どうして英語が流暢なのか聞くと、お客さんと会話するうちにできるようになったようだが、それでも日本語はかなり難しいとのことだった。

この後、どうするのか?と問われ、ホテルに帰って休むだけと答えると、ここら辺は遊べるところがいっぱいあるから勿体無いとのこと。お兄さんはそこから「日本の女優の相澤みなみが大好きなんだ」と熱く語り始め、「彼女の存在を知ってからはベトナム人の女の子なんて全然だ!」と力説していた笑

そんな彼も昼はツアーガイドをしており、夜はレストランを掛け持ちして働いているらしく、子どもも2人いるようで中々生活も大変そうだった。

彼と仲良くなった最後には、やはり google のレビュー評価をお願いされ、さらにトリップアドバイザーにも評価することになった。

初日にこの経験をしているので、まあいいかと思ったのだが、レビューに店員の名前が書かれているものは、店員がお願いしている場合が高いので要注意だ笑

僕の感じたこと

①ベトナムのクラクション問題

ベトナムではクラクションがやたら鳴っているが、すでに周りが鳴らすのが当たり前になっているので、自分も鳴らすことは当然という構造になっていそうだなと思った。一方で、警告の意味合いも勿論あるが、自分の存在を示す一種のコミュニケーションにもなっているのではないかと思った。

②タクシーの詐欺問題

今では Grab というアプリが普及したおかげで、違法な請求をしてくるタクシーも少なくなったとは思うが、依然として悪徳業者はいるようである。このような悪徳業者にも生活があるわけで、何かしらの事情があるのだろうが、短期的には儲かることもあるかもしれないが、毎回騙されるお客に会うのも難しい気がする。

国としても、このような悪徳業者がいることで、外国人観光客の訪問機会損失などへの悪影響があるかもしれない。タクシーの仕事がすでに飽和しているために、なかなか稼げない仕事になっているのかもしれない。そうであるならば、新たな雇用を作るということは結構大事なことなんだなと初めて意識的になった。

③自分との対話の必要性

一人旅をしていると、自ずと色々考えることがあるが、やはり周りと群れず孤独に過ごすことがそのきっかけを作ると思う。孤独というのは、一般的には悪い印象を持たれているが、僕はめちゃくちゃ良い印象を持っている。友達や家族など誰かと一緒にいると、その人と会話したり、合わせるのが精一杯で自分で考える隙間など生まれない。

一人旅の難易度が高ければ、一人暮らしもおすすめしたい。一人暮らしをすると、生活能力が上がり、基本何でもできるようになるのも大きい。

一人旅は一人暮らしの上位互換なような気がしていて、より未知の体験を一人で対処する必要があり、不安が伴うので、より能力が求められる気がする。

そんなことを考えていた。

To be continued...

この記事が参加している募集

#一度は行きたいあの場所

52,492件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?