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「先生を迎える家庭の方も緊張と悩みで疲弊する」

中学一年生になった次男の家庭訪問が新学期始まってすぐにあった。
我が家の唯一の和室、日ごろ開かずの間となっている場所でおもてなし♪

毎年先生を迎えるこの瞬間はなかなか慣れなくて緊張したものだ。
もちろん先生の方こそ緊張の連続だろうが…。

中には「お茶も何もいりません。何も準備なさらないでください。お子さんのことをお話に来るのが目的ですから」とおっしゃる先生もいるけど、
「それでも何もいらないっつったって、お茶ぐらい出すでしょう、フツー」とやはり気を使う。

かたや、そこそこ安物のお茶菓子でいいかな…と体裁だけ用意してると、
「何軒もまわって、なんだかお腹がすいてきちゃいました。これ、いただいてもいいですか?」
とあっさり手をつけてくださる先生もいて、いったいどうしたらいいのか??と毎年悩むのだ。

前年、中学三年生の長男の担任は独身男性で、会話中は手をつけてくださらなかったけど、帰られる時に
「これ、おやつに持って帰ってください」ってお菓子をお渡ししたら、気持ちよく持って帰られた。

さて今回、次男の担任も別の独身男性。
でも見た目、ちょっと神経質そう…。

用意したのは紅茶と手作りティラミス。
(手作り用キットで作っただけのお手軽デザート)


結局お茶もティラミスも全く見向きもしなかった先生。
おまけに、もちろんお持ち帰りもできない。ハハハ…

次男の中学生活の間、あと二回はこの悩みを抱えなければならないのかと思うと、春は気持ちよくて嬉しい季節だけどちょっと微妙と感じていた、子どもたち義務教育の日々だった。

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