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人事に関すること

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記事の中から、人事に関することをまとめました。
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#コンサルティング

新しい言葉や概念を弄ぶ者等の罪

新しい言葉や概念を弄ぶ者等の罪

むやみに新語を作り出す人はとても罪深い人だ。

たいていの場合、その新語を使わなくても、今まで誰でも知っている言葉で説明できたりするのに、新語を使うと「何か違う概念が出てきたのか?」と、世の言説が混乱してしまうからだ。本当にやめてほしいなあと思う。

特に私の専門領域である組織や人事などは、正直言って、ほとんど新しい概念など必要なケースは少なく、既にある概念でいろいろな現象を説明できる領域の代表で

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「論理的でない」という「だけ」の批判について

「論理的でない」という「だけ」の批判について

ネットで文章を書き始めて以来、ずーっともやもやしていたことについて書きます。

ネット上の言説でよく「論理的でない」という「だけ」の批判が見られます。本文よりも、コメントなどに多いような気がします。

かく言う私もたまに言われて、もっとちゃんと文章を書かねばと反省しています。実際、論理が間違っていることもあるので。

しかし、単なる私から見た傾向ですが、「いけてる人」ほどそういう言葉を使わ

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「話がわかりやすい」って何?

「話がわかりやすい」って何?

特に採用面接においての話だが、面接官と候補者の間にある認識違いの最たるものは、「どんな話がわかりやすいか」というものだ。

よく面接官は面接後、「彼の話はわかりやすかった/わかりにくかった」と評価の論点にしている。それで合否が決まったりもする。

候補者は、抽象的でシンプルな理屈で表現することが「わかりやすい」と思っている人が多い。

「私はストレス耐性が高く、達成意欲が高いので、どんな困難な

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世代論の危うさ

世代論の危うさ

某社の新卒採用振り返りセミナーで、採用対象である「Z世代」についてお話しさせていただいている。

聴衆の1割ぐらいがZ世代だったりして、私のようなアラフィフのオヤジが若者に対して若者を説くという半ば地獄のようなシチュエーションだが、なんとか頑張っています。

それでも多少なりとも話す資格があると思うのは、四半世紀以上に渡り、新卒採用や若手育成に携わり20代を定点観測してきたので、変化がなんとなくわ

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危ない人事コンサルタントの見分け方

危ない人事コンサルタントの見分け方

などという、ブーメランなテーマ。

しかし、例え我が身に返って来たとしても、言っておくべきと思い、自戒をこめて書く。

また、詳細はもしもニーズがあればちゃんと書きたいが、とりあえず覚え書き的に。

〈組織を壊す危ない人事コンサルタントの特徴〉
※順不同

・素直にオーダーされた通りのものを作る

→お客様の言うことを聞いていれば無難と思っているかも。ガキの使い的コンサルタント。たとえそれが間

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