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精神科に通ってるけどもうどうでもよくなったオイラの日記。
春が来て終わっていく話
豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ
味噌汁とかなんかがいろいろ冒険する話
第二話「かけがえのない春の嵐」 「葛原くん、この冷蔵庫にあるトマト食っていい?」 なぜ、彼がここにいるのか。午前中の僕には思いもしなかったことが起きている。なぜ彼は僕の家に半ば強引に上がり込んできて勝手にトマトを食べているんだ! 「おい待て!食べていいなんて一言も言ってない!」 「金は返す。腹減ったから。悪い。」 またしても頓珍漢な回答を繰り出す魚躬清志。仕方なく家に入れたというのになんなんだこいつは。失礼という概念を擬人化したかのような失礼の化身である。 始業式は特にト
第一話「春告魚が来た」 新学期になりました。僕のクラスには、どうやら一人、転校生がやってくるそうです。今、新しいクラスではその話題で持ちきりなのです。その人が、男なのか女なのかとか。どこから来たのかとか。この学校、とんでもなく田舎にあるもので、今の今まで転校生など来たことがなかったのです。そんなガヤガヤと騒がしい教室に先生が「みなさんおはようございます」と言って入ってきた。騒がしい教室の声がぴしっと静かになった。 「皆さん、進級おめでとう!えー今年度も皆さんの担任になりまし
生まれながらにして普通とは許しがたい。なんでお前生きてんだ?なんで学校出て仕事して結婚までしてるやつがいるんだ…?こっちはよぉ、なあ。自分が悪いかもしれねーけどよぉ、子供のころから親に叩かれていらないとか言われて、学校でも殴られたり持ち物隠されたり、えん罪で先生にまで殴られたんやぞ!えぇ!?勉強だけは頑張ってたと思ってたのに中2で精神の糸がぷつっと切れて落ちるところまで落ちてしまいましたわ。こうなることは必然だったと思うけど、なんで自分だけフラッシュバックと気分の乱高下とミス
どこで間違ったかなんて考えたくもないけどふと暇になった時に浮かぶのがこういうことなのだ。なぜ、なぜ自分が?原因は自分?悪いのは、自分?みんなは本気で友達が少ないだのテスト勉強が忙しいだの大学に行きたいだの悩んでると思う。彼らは彼らなりに苦労してるんだろう。でも、自分はどうしてそんな幼いころは当たり前に体験するであろうと思っていたことで悩めないのだろう。高校受験のために勉強し、合格し、入学して勉強や部活や友達作りに励むなんでもないこのただ過ぎ去るだけの日常も、どうして私は手に入
またしてもハッピー鬱。非常にハイテンションな鬱。こういうときは、すべての現象が、すべての視界に入る人や物が、すごくビビットで針のようにとがっていて私に突き刺さってきます。ただ自然と息を吸い、心臓を動かしここに存在しているだけのはずが過剰に環境を取り込み全身を突き刺され緩やかな拷問か何かにあっているような気がしていてもたってもいられません。ダメだとわかっていて不自然な笑いが止まらず、大声で話したくなり、暴れたくなり、実際そうなってしまい毎回後悔と自責の念で深い深い涙の海に沈むの
私は暴行をうけていました。というのは嘘でございます。きっと私は誰かに構ってほしくって暴行されていたという過去を捏造しているのでしょう。だから、私はニシンが好きだというのもきっと、私じゃない私が出した嘘偽りでありましょう。そうなのです。根底にいる自分のような何か。純粋で残酷な子供のような融通の利かない感情の塊、トラウマ体験のすべてがきっと私を動かしているのです。でも実はそれが本当の自分であり、自分の本性は最奥で生きているのです。だとするならば狂気は私が握っています。思い違いの妄
今日も早朝なのか深夜なのかわからない4時に眠りにつく。眠るというより、気絶するといったほうが近いか。明日を望まない僕はじっと、じっと朝におびえ、夜に耐え、耐えかねて気を失った。 そして、気づけば僕は、見たことのない異国にいた。その世界は、神聖でだだっ広く、だがしかしなにか得体のしれないどす黒さ、不安定さを感じた。ここは果たしてどこなのだろう。夢か、幻か。それとも、もしかすると、死後の世界なのかもしれない。僕は眠っている間に息絶えて、ここはいわゆる冥界で閻魔様がいるのかもしれ
「僕は、店員をロボットだと思っていた。」 …というとなんだか語弊があるように感じる。正しくは、歯車というか背景というか。そんな非人間的なものに見えていた。 たとえば服屋の店員なら、服を畳んだり、ハンガーにかけたりしながら、お客様に対して、「いらっしゃいませー」「ごゆっくりご覧ください」などと、客が通るたびに機械のように高いトーンで話す。これがなんだか不気味なのだ。どうしていつもいつも同じことを繰り返しているのだろう。どうして別の作業を並行して行えるのだろう。どうしてそんな
この気持ちも苦しみもどうせ、寝てしまえば寝ることさえできればいともたやすく消えてしまう。じゃあ、さっさと床に入ればいい。眠ってしまえば、いい。でも簡単にそれができたらこの苦しみなど存在していなかっただろう。瞼を閉じても脳内VRが勝手に映像を流し、脳内スピーカーが勝手に音を流す。考えてもいない思考までも流入し、脳は氾濫する。もちろん、平気であるわけがない。とにかく焦って焦ってそわそわして何かに追われているような、何かを忘れてきたような訳の分からない不安に押しつぶされそうになる。
そんな鈍器でこんばんは。筏もマウスもはいはいはい。幽霊がベッドのから僕たちを見ているよ!!!!そんでもってリンゴは赤いので青いわけがないから不落フルとホットドッグで紙皿えぶりでい???炭酸どんどん換算みんみん牢獄の天使が慟哭の亡命。青空は止まれと決めていたからこそ、それはとても塩化ビニルの壁である。それもありうる。紙飛行機はキュウリと融合し天井を覆った夢の中で起こった出来事でしかなかったはずなのに。核燃料が頭を覆いつくして僕はジェットコースター!そうだ!jetこぉぉぉぉ―――
ポタ…ポタ。暗い暗い夜の中、ひんやりとしたコンクリートに雫が垂れた。止まらない、音。その音で私は我に返った。ここはどうやら錆びた橋の上。あの、深淵のプラザに続く橋の上。その橋は暗くて見えにくかったが血がべっとりと染みていた。 「今日もいけなかったな」 私は、深淵のプラザに歓迎されていないらしい。橋の前にあるトンネルまではクリアできるのに。なぜだろう。もうここに来るのは10回目か?20回目か?いい加減こんな無駄なこと諦めもしたくなる。こんなふうに橋の上で無駄な血を流していること
今日も雨は止まない。ずっと、ずっと変わらない。でも夜は明ける。夜は永遠じゃないし、時間は私を置いていく。自分だけがこの雨の中で嫌いな朝をいやというほど見つめさせられてどんどんどんどん頭が溶け落ちていく。そんな中で響く「止まない雨はない」「明けない夜はない」なんでだよ。そんなわけない。今この空気中に酸素があるのと同じくらい当たり前のように私の雨は降り続ける。そして明けない夜はない。これは希望ではないのだ。夜は暗いからネガティブなイメージがあるのだろうが私の夜はすごくすごく希望に
休日にとある山奥のトンネルに行った。本当に、観光とかで知られてるわけじゃないただのトンネル。トンネル内での自殺者がいたとかなんとかでちょっとした心霊のうわさがあるだけだ。そこでは賢人の生首がダンスをしているのだという。平然とした冷静なダンス。鰹節もパラパラ散ってしょうがが漂う。私はそこに行ってみたのだ。早朝4時。街灯がぷつぷつと消えかけ、有象無象の機械が微睡む午前4時。私の好きな時間。現世に希望もなく漂う私が好きな時間だ。途中までは車で。それから先は徒歩で向かう。ほとんど森の
落ち着いて2の冪を数え…にんじんを空に向けるんだ!そういう時にきっと人間はチャンスに巡り会えるものだ。監視カメラ破壊社会派のお友達と推理小説を読んだから今日もドラゴンが死ぬ。みんな死ぬ。明日地球が爆発するので世紀末なのでハッピー。さて、アンダーバーを引っ張ってきたのだが今日はとても嬉しいことがあった。まるで、夢の中の虹と観覧車が揺れ動く二次元の溶岩が溶解する原子炉を眺めている気持ちだった。そう、演劇が始まるのだ!明日天気になったらドアをぶん殴って全身を串刺しにしてやるのだ。そ
あ、僕この人の事ぜんぜん好きじゃない。何にも感じない。なーんてスイッチが切れるとふと気づいてしまうのだ。最初のころは、友達も恋人もいないもんで自分この人の事気に入ってるのかな、一緒にいると楽しいのかな、まあ知らんけどそうなんだろう。なんて無理やり捻じ曲げて感じようとしてしまう。周りの人にもそう言っておいたほうがいちいち何か言われなくて安心する。でも、心の奥底では何にもないが正解なんだ。好き嫌いもなく、ただ道端に落ちる石ころや街路樹、空の雲。そんな風景のように感じている。孤独、
嘘に嘘を重ねて後悔を積み重ねて自分の本音が分からなくなった。変わるのが怖い…というよりかはマシな道を選んだけれどもマシなほうも十分苦しいというわけだ。どうせ言えないことならと環境を変えて呑み込んで自分を欺いたら何をしたいのかも分からず、自己像がパラパラと崩れていった。苦しいじゃない。何を選んだって。そして自分が崩壊するんだ。だから、すべてなかったことにしたくなって積み上げてきたものを叩き割って破壊の限りを尽くしたくなる。 「台無し」 こういうこと。でも台無しにする癖はもう