英語聖書

生徒の英語学習モチベーションアップをねらうネタ1 英語できると有利という時代の終わり

生徒によって興味を持つ話題は違うので、全員に効果があるわけではありません。
また、大人の皆さんにとっては当たり前の話も多いと思いますが、生徒たちは知らないまたは考えたことがない話題かもしれません。教師の皆さんが、「あの生徒ならこの話に興味を持って、英語学習の後押しになるかも」と思ったらネタとしてお使いください。

英語ができると有利ではなく、英語ができないと不利の時代

これまでは、英語ができると有利
これからは、英語ができないと不利

同じことを言っているようで、全く違います。言い換えれば、

英語ができる人が少ないから、英語ができると有利
英語ができて普通だから、英語ができないと不利

どうしてこんなことが言えるでしょうか。

会社で隣に座る同僚が外国人

グラフ 外国人労働者数の推移(千人)

スクリーンショット 2020-03-12 22.06.27

厚生労働省『「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(平成29年10月末現在)』*1より作成

グラフからもわかるとおり、外国人労働者の数は年々増加傾向にあります。
新卒採用の80%を外国人にする企業もあれば、公用語を英語とした企業もあります。*2

また、近年では労働者不足が問題になっているため、外国からの人材で労働者を確保しようという動きもあります。*3

国籍問わず、優秀な人材を採用することで、日本の良さと異文化が融合し、互いに刺激し合うことで、労働力が増すことプラス、労働の質が増していきます。日本市場は縮小の一途を辿っていますが、海外のマーケットは日本の60倍になります。海外で成功していくためには、日本語力にこだわるのではなく、個人の知識や経験、能力が重要になってきます。そのためにも、優秀な外国人の雇用は、企業の未来のためにも必要なのです。

この調子で国際化が進み、日本人の労働者不足がより深刻になれば、今の子供たちが将来働くときに隣に座る同僚が外国人であることも考えられます。

様々な職場に外国人が増えるのならば、その人たちとコミュニケーションを取る際に英語を使うことが増えるでしょう。そうなると、日本人を採用する際には英語を話せる人を採る必要が生まれます。

すると職場には英語を話せる人が増え、英語を話せない人が少数派になっていくこともあり得ます。

「日本では英語を話せなくてもなんとかなる」ということが言えなくなってしまう時代が来るかもしれません。


まとめ

労働力不足→外国人労働者の増加→英語話者の増加

→英語できて当然→英語できないと不利

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