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劣化か経年変化か。全てに繋がる「お手入れ」の話。

20代の頃、
私は都心のアンティーク家具屋に勤めていた。

イギリスやフランス、
デンマークなど世界各国から
買い付けた古いアンティーク家具を
リペア(修繕)して販売している店だった。

壊れた部分を修復し、塗り直し、
職人の手によってボロボロの状態から
ツヤっツヤのピッカピカに
生まれ変わる家具たち。

「まぁ新品みたい!なんて素敵なの!」

と、何も考えずに一目惚れして
満足して買っていく人が大半を占めているが、
アンティーク家具は、
買ってからがむしろスタート。

既に何十年も時を経ている彼らは、
何もせずに放っておけばソッコーで
塗装が剥げ、色褪せ、「劣化」していく。

ただ、定期的にワックスをかけ
ピカピカになるまで磨いてあげれば、
「劣化」は「経年変化」となり
ボロ家具は、美しさ際立つ
アンティーク家具となる。

手に入れたアンティーク家具を
どんな状態で維持したいかは
自分自身にかかっている。

でもただ、
これはアンティーク家具に限った話ではない。


モノや人間関係、
自分自身というのは、
時間の経過と共に必ず鮮度が落ち
"劣化"していくもの。

いくらピカピカの新品を手に入れても
使えば使うほどに色褪せ、
魅力が徐々に失われいくのは
自然の摂理以外の何モノでもない。

人間関係も自分自身も同じで、
ピークを過ぎたあたりから
少しずつほころびが見え始める。

時間の経過と共に変化する
モノ・人間関係・自分自身を
「劣化」させるか
「経年変化」にしていくかは
いつだって自分にかかっている。

大切に長く使いたいのであれば、
面倒でも磨いたり掃除をしたりして
こまめにお手入れをしてあげる。


「めんどくさっ」と心の中で思いつつも、
日頃の感謝を相手に伝えたり、
運動したり、食事に気を遣ったりetc...
人にも自分にもお手入れをする。

モノも人も
お手入れ方法はぜんぶ一緒。

今、私の目の前には
10年前に買ったアンティークの
ボックスがある。

この10年間、ほったらかしたお陰で
だいぶ劣化してしまった。

でも、今からでも遅くはない。
また今日から手入れをしてあげれば
「劣化」は「経年変化」になる。

今日からまた磨こう。
そして今、目の前にいる大切な人たち
そして何より自分自身に
「愛してる」と言ってお手入れしよう。

大事なのは、
今というこの瞬間から。

自分が目の前の世界をどう
"お手入れ"をしていくか。

そしてその先にどんな未来を迎えたいか。
全ては、自分で選べるのである。

ちなみに私自身のお手入れ方法を少し紹介。
アイハーブで買っている
ANDALOU NATURALSのスキンケアシリーズ!
お気に入りでずっとリピしてます。

あと、こまめに髪の毛をとかすこと。
頭皮のマッサージにもなるし、
高いシャンプーより美髪になる気がする。

働くお母さんなので、
丁寧なスキンケアも出来ないし、
高い化粧品も買えないけど、
自分が気に入ってるから良いのです(笑)

自分にお手入れをする。
それだけしてれば十分幸せ!

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