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同人女がいいねとかRTにこだわらなくなるまでにやったこと②実践編(1)

この記事はこちらの続きです。

じゃあさっそく比較癖の強い同人女が「いいね」「ブクマ」にこだわらなくなるまでにやったこと実践編を書いていこうと思う。

ちなみに「いいねとかRTにこだわらなくなるまで」と書いているが…

すみません。ウソです。いまだにめちゃくちゃ「いいね」にこだわっています。

だってさ、幼少期から比較されながら育ってんだよ!?学校や企業でも比較されまくりで、いまさら「私、比較なんてしませんから」みたいな人格になれると思う!?

なれないよね!?(笑)

三つ子の魂百まで。人ってそんなにすぐに変われません。

だから「こだわらなくなるまでにやったこと」ではなく「こだわらないように努力していること(継続中)」が正解です。

タイトル盛ってごめんね。

私は聖人君子ではなく、ただのそこらへんに転がっているしがない同人女なんだよ!

というわけで、ヘタレな著者の実践編をどうぞ!

1.他人に期待している自分を認める

まずは、いいねやブクマの数を気にしている自分自身に着目してみよう。

なぜあなたは「数」をそんなにも気にするのか?考えたことありますか?

かくいう私。自分自身を分析していると「家族にほめてもらう経験が少なかった」という背景が浮き彫りになってきた。

  • 勉強頑張ったね

  • かけっこで一位獲ったのえらいね

  • 上手に絵が描けたね

幼少期に上記のような「ほめられ体験」をしてこなかった(むしろ「おまえは出来が悪い」とモラハラを受けていた)のだ。

すると、自分は出来が悪いのでダメな人間なんだ…と思い込んでしまい、自己肯定感が低下。どれだけ努力して成果を出しても、自分で自分のがんばりを認められない人間になる。

そしてそのまま大人になると、自分では埋められない承認欲求を他人に埋めてもらおうとするようになる。それが他人への承認欲求=「いいね」の数に固執する原因となっていた。

つまり過去の経験やトラウマが「他人に期待してしまっている状況」を作っていたのである。

人間はだれしも承認欲求を持っているもので、承認欲求を持つことは決して悪いことではありません。

とくに現代日本人は

  • 生理的欲求(食欲や睡眠欲、性欲、排せつなど)

  • 安全欲求(経済的に安定していて、犯罪に巻き込まれることも諸外国に比べると少ない)

  • 社会的欲求(学校や会社などのコミュニティに属しているため、さみしさを感じることが少ない)

がほどよく満たされているので、より高次位置にある承認欲求に目が行くのは当然のこと。

マズローの欲求5段階説

ただ、その承認欲求が強すぎると自分自身を苦しめる原因となったり、嫉妬が強すぎて他人との間でトラブルを起こしたりする原因にもなる。

そうならないためにも、まずは「自分は他人に期待しているんだ」と認めてあげること。そして意識的に自分をほめてあげる習慣をみにつけよう。

おそらく、承認欲求の強い人は自分で自分をほめる機会が少ないと思う。だから…さあ、周りに人がいないことを確かめて以下の文章を読んでみてください。

○○(あなたの名前)はすばらしい人間だ。私の作る作品は世界一だ。○○、だいすきだよ。〇〇すごい!

読み終わったあと「えへへ、変なの…」と笑っていたらOKだ。

鏡の前でにっこり笑って「今日も自分はすごい!」とつぶやくのを習慣にしよう。


2.1いいね=100いいねと換算する

字書きというものは同人界のなかでも生きづらいほうの人種だ。

絵描きさんが一瞬で100いいねをもらえても、字書きは1いいねどまりだったりする。

なぜなら、絵はぱっと見ただけで上手・下手、味わいがあるかどうかを見極められるけど、字は全部読まないと上手・下手、感動する・しないか、面白い・面白くないを判断できないからだ。そして読むのに時間がかかる。読んで内容を咀嚼するにも時間がかかる。

それから、絵師のフォロワーには海外の人が多い。絵には日本語がわからなくても簡単に「萌え」を共有する力がある。一方、小説は日本語で書くもの。ターゲットも9割は日本人だろう。だからいいねがすぐにもらえないのは当たり前なのだ。

でも…頭では理解していてもいいねが少ないと凹むんだよね。わかる。

だから小説の場合、1いいねを100いいねだと思いましょう。30いいねもらえたら、3,000いいねもらえたと思うのです。

小説の1いいねはそれくらいの価値があると頭に刷り込んでおきましょう。ちょっとは心が楽になりますよ。

ちなみに絵でいいねがもらえない人は、もう少し色や構図を工夫してみるとよいと思う。いいねをたくさんもらえている絵の観察がおすすめだよ。

3.偶然見れない人もいるんだと理解する

ツイッターや支部に作品をあげた。でもいいねが思ったよりもつかない。以前はAさんがいいねを押してくれてたのに、最近はいいねを押してくれない。

そんなこと、SNSでは往々にしてある。

だからこれを肝に銘じておこう。

みんながみんな、ずっとTLに張り付いているわけではないと。

相互さんもROM専さんもそれぞれ事情がある。仕事もあれば家庭もある。旅行中でたまたまTLを見れていないかもしれない。

そう。偶然にも、あなたが作品をアップした時間帯にTLにいなかっただけ。

なので相手がいいねブクマしてくれなかったとしても恨まないように。

あなたの作品に興味がまだあるのなら、時間が経ってからいいねブクマしてくれることもあるから、一喜一憂しないでください。

一喜一憂してると身がほろびます。


4.自分のための創作をする

急に何を言ってんだと思われるかもしれないんですが(笑)私には比較的効果があったので伝えさせてほしい。

あなたは自分の創作物を何度も見返しますか?

私はYES。自分の創作物大好きマンなので、何度も読み返しちゃう。

もちろん、昔に書いた小説を読み返すと「文章が下手だな~」と思うこともあるけど、いまとなっては「あのころ感じていた熱を思い出してほっこり」するのだ。

だって私の創作の基本は「自分がいちばん読みたいもの、見たいものを自分で造る」ってのが鉄則だから。

どう考えても自分の創作物=自ジャンルでいちばん好きなものなんだよね。

つまり、自分の創作物さえ見ていれば「ほかの人の創作なんか見なくてもいいや」っていう環境を強制的に作っているのだ。

まあこれには賛否両論はあると思う。

だって他人との比較癖がある人は、自分の作品に自信の持てない人が多いから。

でもそれ。他人のために創作してるからじゃない?他人からの評価を気にして、他人に気に入られようとして書いてるからじゃないか?

あなたはあなたが喜ぶ作品を生み出しているのだろうか?

たとえば(極端な例だが)界隈ではエロが主流だから(エロしか読まれないから)苦手なエロに挑戦する。それもまあ別に悪くはない。自分の筆力が成長するのなら。あるいは界隈の人たちが読んでくれるのなら。

でも苦手なものに挑戦した結果、界隈から見向きもされなかったらどう思う?自分も気に入らなくていっさい読み返さないのだとしたら?

それって悲しいよね。

だったら、どれだけ界隈から振り向いてもらえなくても自分のための創作をしようよ。自分にしか需要のない話でもいいじゃないか。

だって趣味なんだもん。

自分に向けて書くようになると、マジでほかの作品見なくても心が満たされるのでおすすめですよ。

もちろんこれを「逃げ=他人の作品をみないようにする手段」ととらえる方もいるかもしれないですが、私はこれを「自分で自分の心を守る選択」だと思っています。

だって他人は私が困っていても助けてくれないんだもの。


ということで今日はここまで。続きは次回です。

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