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不登校娘の勉強事情。場所じゃなくて興味の有無が大事。

現在のぴぃさんの学習状況、相変わらずパッタリです。

4年生まではあんなに100点にこだわって熱心に取り組んでいた勉強。

5年生あたりから、ほぼしていません。

勉強が嫌いだからやりたくないんだそうです。

ぴぃと長く一緒にいて、向き合ってきて気づいたこと。

それは、本人が興味を持ったり、やりたい知りたいという意欲があった時でしか、学びが生まれないということ。

全てはぴぃのやる気スイッチがONになった時のみ向き合える。

誰かのタイミングではダメなんだということ。

ただ、ぴぃは勉強をやっていないだけで、できない子ではないということ。

そう思える姿をこれまでいっぱい見せてくれていた。


6年生になって五月雨登校中のぴぃさん。

みんなの授業に全く追いつけていない自分を責めたり悲観していた時もあったけど、今はついていけない授業は潔く寝たり、絵を描いて過ごす。

そして、スイッチが入った時だけは、NO勉強のままテストを受けたりする。

何も知らない状態で受けて、何点取れるかを楽しむ領域にいるぴぃ。

そんな日は「今日も初めましてのテストしました〜」と得意げに帰ってくる。

・漢字の50問テスト 56点
休み時間に数分だけ友達と予習をして挑んだらしい。
漢字を絵のようにインプットしてるらしく、謎に半分以上の正解を叩き出していた。

・算数のテスト 80点
計算は苦手だけど、パターンを読み解いたり、法則を見つける内容は好きらしい。
メモったり、図解するでもなく頭の中でイメージして解いたというのが印象的だった。

・理科のテスト 86点
電気に関する内容だったけれど、テレビで見たことあったやつだからなんとなく答えられたらしい。
「発電する」という言葉を知らず、「熱くなる」と答えていたが、原理は理解しているようだった。

・社会のテスト 90点
江戸から明治に切り替わる時代の内容で、ほぼ選択問題だからとピンときたものを選択していた。
初めて知ったはずの条約や貿易という言葉を、日々の生活の中で響きとニュアンスだけでなんとなくインプットされていたらしい。

・国語のテスト 100点
本文を読み解く内容のテストは、答えが全部本文にのっているから楽勝と言う。
ひらがなだらけの回答に対しては先生からの配慮もあったと思うが、回答自体は合っていた。

・英語のプレゼン
1人一台支給されているタブレットで資料を作成し、自分の好きなことや夢を英語でプレゼンするというもの。
ネットの中から好きな絵の画像を取り込んでトリミングし、本文はGoogleの翻訳機能を使って日本語から英語に変換し、読み方や発音もGoogleから聞き取って覚えたらしい。


・・・は?ぴぃ天才じゃん。

はっきり言ってそう思ってる。

まさか、英語までやりきってくるとは思わなかった。

学校に行っていなくても、家の中にいるだけの生活にも学びはあったんだな。

思い起こせば・・・・・

・ゲームと絵を描くことは毎日取り組んでいた。(算数、国語に有効)

ゲームの中では戦略を立てたり、ブロックを組み立てたり、瞬発力を高めたりして、脳をフル回転させてた。

絵は鉛筆で描くこともあったが、アプリを使ってデジタル画を描くこともあり、イメージしてから描くことが多く、加工する機能は独学で身につけた。


・ぴぃが家にいる間、テレビをずっとつけていた。(社会、理科に有効)

情報番組やニュース、クイズ番組など。

ぴぃはゲームをやりながら絵を書きながらでも流れてくるテレビの音を聞いていて、興味を持ったことには「どういうこと?」と言って聞いてくることもあった。


・ダラ見しているYouTubeにも効果はあった。(国語、社会に有効)

ぴぃの好きなYouTubeのほとんどには、わかりやすくて読みやすい字幕がついている。

ぴぃが漢字テストで間違えた漢字のほとんどは、形だけはとらえていたり、線の過不足によるもので、書けないけど読みであれば合っていた。

漢字のインプットはYouTubeの存在が大きかったと思う。


・家にいる間は肌身離さないiPadとの生活。(これからの時代に有効)

気になることは調べたり、知りたいことは全てiPadが教えてくれた。

トイレにも持っていくし、switchでゲームしてる間もそばにあるipad。

依存しすぎているとも思っていたけど、学校でのタブレット授業に抵抗なく取り組めているのはこのおかげ。


全ては、やりたい時に、やりたいだけ、楽しんでやっていたからこそ身につけたもの。

家でのぴぃはOFFではない、ONだったんだと思った。

学校での過ごし方も、できそうなことはやる、やりたいと思ったことはやる。

やらないことはとことんやらないけど、それでもいいんじゃないかと思わせてくれた。

学校での勉強や、みんなと同じ学習方法にこだわる必要なんてない。

やりたいこと、好きなこと、できることをとことん伸ばしてほしい。

その環境が学校である必要はないと、心の底からそう思わせてくれてありがとう。

おかげでぴぃを信じられるお母さんになったよ。


ただそんな君は、それでも学校に行きたいんだよね。

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