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晴れ時々曇り日記

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日々の自分、日々の気づき、不登校な娘の記録。 いいことわるいこと、晴れたり曇ったりの日々の暮らしを記録していきます。
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#子供の強迫性障害

強迫性障害の子どもの声と、その家族へ(後編)

いつものように、ゲームもYouTubeもない、一番話がはずむお風呂での会話。 私「ぴぃ、〇〇ちゃん、ぴぃと同じ、ミッケで学校行けなくなってるんだって。」 ぴぃ「え?どんな感じ?」 私「不安が強くて、何度も確かめたり、誰かを傷つけたかもって怖くなって、パニックになってしまうことがあるみたい。」 ぴぃ「ぴぃと同じじゃん。こんなに近くに同じミッケの子がいるなんて。」 私「〇〇ちゃんは、まだ3年生だから、怖い気持ちをうまく言葉にできない状態みたいなの。」 ぴぃ「そりゃそう

強迫性障害の子どもの声と、その家族へ(前編)

ぴぃが強迫性障害と知った日、強迫性障害についてたくさん調べた。 その病気のことを知れば知るほど、私は同じ症状を持っている人、またはその家族の話が聞きたかった。 こんな病気です、ということはだいたいわかった。 じゃあまずどうすればいいか?ということが知りたかった。 調べても調べても、だいたいは「まずは専門家に相談しましょう。」という文言で締め括られていて、具体的に道標を指し示してくれることはなかった。 専門家?まず誰ですか?最初にどこですか? それを教えてくれるとこ

自分の体調と気持ちに正直に過ごすことの大切さに気づく。

今日はまたぴぃとショッピングデートをした。 ミッケが頻発している中だけど、ランチも兼ねてタピオカ屋さんに誘うと意外と乗ってきた。 タピオカ屋さんが入っているショッピングモールには、ぴぃの大好きなアニメイトとガチャガチャコーナーがある。 そこへ行くと、まず最初にガチャガチャコーナーへ、その後アニメイトへ、その後タピオカ屋さんへ。 というコースがいつも決まっている。 ぴぃが不登校になって、寂しそうな姿が見てられない私は、よくぴぃを誘い出してきてる場所。 もう、どこに何

心がけているのは、感情的にならないということ。

昨夜もぴぃは寝る直前にミッケに囚われた。 昨日のミッケは、大好きなキャラクターのクリアファイルを遊びに来たお友達に触られてしまい、何度洗っても不安で不安でどうしたらいいかわからないという状態。 もちろん来てくれたお友達は、いつも手洗いや除菌を心がけてくれているのはちゃんとわかっている。 でも、時々、そんなお友達でも、信じられなくなってしまうぴぃ。 頭の中がミッケに占領されると、お友達すら悪者になってしまう。 「勝手に触られた!何を触った後かもわからない手で!」 と

娘の強迫症状、向き合い、受け止める。

昨夜、ぴぃは大きめのミッケを発動していた。 家族でワンコの散歩をしようとなり、ぴぃに着るようにと渡したズボンがテーブルにあたってしまった。 ご飯を食べたテーブル=食べ物のカス=菌 というミッケ。 それがいったん受け入れられなかったぴぃ。 私は、はい、わかりました。と切り替え、ミッケとなったズボンを片付け、違うズボンを持ってきた。 すると、ぴぃは急に泣き叫び、もうだめだ、終わりだ、と言って、散歩には行かないと言う。 とりあえず、パパが一緒に家で待機するからと、私1人

うまくいかないことが続く日は要注意と学びました。

なんだか今日は朝からうまくいかなかったぴぃさん。 家族で映画を見い行った・・・がメガネを忘れたぴぃ。 映画館で大好きなポップコーンとコーラのセットを買った・・・がコーラが溢れてぴぃの足にこぼれた。 いつも行く食べ放題のお店でランチをする・・・がぴぃの大好きな白玉がない。 ゲーセンでUFOキャッチャーをやった・・・がぴぃのお目当てがなかなか取れない。 大好きなハイキューのガチャガチャをするが・・・ぴぃの推しキャラがでない。 パパママがスーパーで買い出し中、1人車待機

高低差ありすぎて耳がキーーンとしてます。

さて最近のぴぃのミッケ。 落ち着いてはいるが、何もないことはない。 昨日は断捨離中に、数個ある棚の引き出しを一つキレイにするごとに手を洗いに行った。 ごはんの食べこぼしが多くなり、着替えもたびたびする。 先日、友達と話してる時に、クラスメイトの男の子のあだ名が話題となり、パパがつけたあだ名でみんなで笑った。 それが今日、クラスで楽しい話題になったと友達に聞いたぴぃ。 逆に男の子を傷つけたのではないかと加害恐怖に襲われる。 おもろ話だよ、みんなで笑い合ってた話だよ

実はとても心ある断捨離だった。

昨夜の夜からぴぃははりきっていた。 自分の部屋の断捨離をしたい!! ぴぃは基本的にはやりっぱなし、出しっぱなし女子。 自分の部屋の片付けや掃除は一切しない。 ただ、思い立つと急に模様替えをしたり、断捨離をするときもある。 自分の部屋はほとんど寝るだけの部屋だけど、物だけは増えていった。 ぴぃは誕生日にベッドを欲しがった。 今使っているのはロフトベッドで備え付けの階段で上がらないと眠れない。 「めんどくさい」ただその一点で、低いベッドを欲しがった。 そのベッド

サプライズづくしな誕生日week

今日は、また別のお友達2人が家にやってきて、ぴぃのお誕生日サプライズをやってくれた。 こそこそ事件の時に、慰めてくれたDちゃんとEちゃん。 家に来るなり、ぴぃと私はぴぃの部屋にいて欲しいと言われ、30〜40分ほど待った。 女子力高めのDちゃんのこだわりの演出と、ほとんどがお手製のプレゼント。 装飾に時間がかかりそうな気がして、手伝うよと声をかけても、自分たちでやり切りたいと遠慮された。 サプライズ直前にバースデーミュージックを流したいとか、隠しカメラのセットとか、今

12歳おめでとう。君の毎日も幸せでありますように。

今日、ぴぃは12歳の誕生日を迎えた。 昨日の夜は、サプライズでお祝いしてくれたCちゃんの誕生日が来月だから、明日はプレゼントを買いに行きたいと言っていた。 「おいおい、自分の誕生日だよ」と思いながらも、ぴぃが誰かのために何かを買いたいと言ったのは、たぶん初めてだったから、なんだか嬉しかった。 今までは、お誕生日プレゼントをあげた子はいるけど、私発信だったことが多いし、そもそも友達であっても誕生日というものに興味がないようだった。 今回、初めてお友達にサプライズをしても

不登校の娘と通う市民プール

今日もぴぃといつもの市民プールへ。 そろそろ毎日来ているっぽい高齢者の方々と顔馴染みになってきた。 平均年齢75〜80歳といったところだろうか。 ある人は横向きにひたすら歩く。 ある人とある人はひたすらしゃべり続けながら歩く。 ある人は800M泳いだら帰る。 ある人はただただ社交を楽しむ。 それぞれのペースでそれぞれの過ごし方。 私とぴぃは、その間を縫うように、笑いながら絡み合ったり、追いかけっこしたり、並んで泳いだり。 プールの監視員から見ると、見た目も過

グダグダのサプライズがもたらしてくれた経験値。

今日、あの色々あったぴぃの誕生日サプライズがいよいよ決行された。 場所は我が家と決まっていたから、私は裏でコソコソ組のBちゃんCちゃんと連絡をとっていた。 あの時、ぴぃを慰めてくれたDちゃんもぴぃと誕生日が近いため、ぴぃとDちゃんの合同サプライズの計画になっていた。 実は、あの時、ぴぃを慰めてくれたDちゃんと、コソコソ組2人はあれ以来険悪になっていたらしい。 ぴぃを泣かせた事を許せなかったDちゃんが、何をコソコソしていたのか、自分には話して欲しいと迫ったそうだ。 サ

伝えたい事を手土産に病院に行く娘。

今日も月に一度の児童精神科。 前回、手洗い申告制度のおかげで、手洗いが減ったんだってことを伝えたくて、久しぶりに病院へ行ったのに、たくさん嫌なことを言われて、プレッシャーかけられて、腹を立てたぴぃ。 もう、しばらく病院へは行かないだろうと、前日まで予定を伝えていなかった。 ただぴぃが、やたらと出かけたがるもんだから、試しに聞いた。 私「明日はぴぃの病院だけど、その後また前回行った素敵なカフェに行く?」 ぴぃ「今回は違うところに行ってみたいな。おいしいところ。」 ・

心の会話ができる親子と認めてくれた校長先生との出会い。

昨夜、遅くまでスライム作りに勤しんでいたぴぃが唐突に話し始めた。 よく見るYouTuberの動画に心打たれたらしい。 「死にたいと思っても生きているのは、体が生きたがっているからなんだって。」 から始まり、 学校に行けなくなってから、毎晩のように寝る前に明日はどんな1日なるのかを考えてきた。 不安で不安で、もうこんなの嫌だ、終わりにしたいと何度も思ってきた。 でも、死ななかったのは、体が生きたがってるんだってことがわかった。 ぴぃは家族が一番大事で、家族に愛されていた