見出し画像

劇団でのクラスター発生の記事からバンド再開について考えてみる

先日のニュースで、こんな記事がありました。

ビッグバンドの活動再開を模索する自分にとって、
この内容はとても考えさせられます。

必要とされる対策をとっても発生している

記事によると、下記のような対策をとっていたようですね。

稽古前の検温、消毒、1時間ごとの換気、マスク着用など感染防止対策を実施していたという。市保健所は「業界のガイドラインに基づいて実施したとみている」としている。

一般的に言われているような対策は全てとっているように見えます。
換気の間隔がちょっと長い気もしますが、ガイドラインに基づいて実施とあるので問題ない(はず)なのでしょう。

気になる点としては、出席の可否の基準はどうなっているのか。

男性出演者が都内の劇団の稽古場で、陽性者と接触したことが分かり、都内の保健所が検査を実施して、6日に陽性と判明した。男性は4日午後1時~同6時、6日午後1時~同7時に行われた稽古に参加。

細かい状況はよくわかりませんが、その場で検査結果が出るのでなければ検査後に稽古へ参加している可能性もある?
そうであれば検査後、結果判明までは参加禁止などのルールも明確に定めておかなければなりませんね。

ただルール化したとしても、主催者側でメンバーの状況を把握できるわけではないので、あくまで各個人にお任せになってしまうのかも。
COCOAとかアプリを使えば対策になったりするんでしょうかね?

ビッグバンドではどう対策すべきか

ガイドラインに沿った対策

もし自分のバンドを再開させる場合、
少なくとも同様にガイドライン等に沿った対策をとる必要があります。

例えば自分のバンドが活動している地域でも、
公共施設を使用する場合にはガイドラインが定めてあります。

・練習、リハーサル時及び本番当日の出演後は原則としてマスクを着用する。
・適切な距離(2メートルを目安に、最低1メートル)を保持し、近距離で向かい合うことは避ける。
・楽器、楽譜の取扱者は、手指の除菌や手洗いなど、日常的な感染防止対策に努める。
・適切な距離の確保が困難な場合は、パーテーションやフェイスシールド等の対策を講じる。
・練習時間は 30 分以内とし、休憩時間に5分以上の換気を行う。

マスク着用、除菌、換気は多少基準の違いがありそうですが、
概ね劇団の方がとっていた対策と同様に見えます。

劇団の方の記事では特に触れられていませんでしたが、
演奏者同士の距離も2mを目安とありますので、これを守る必要があります。

楽器演奏(特に管楽器)の場合、演奏中のマスクが難しいという問題があります。(切れ込みが入ったマスク売ってますけど、どうなんだろう。。。)
なので特に演奏者同士の距離を確保するのは重要だと考えています。

演奏中は演奏者が動き回ることもないため、
会場の広さを確保できれば2m程度離れて練習することは可能です。
現在メインで使用している場所でも、配置をしっかり考えれば2m離すことは難しくないでしょう。
距離が離れると演奏は難しくなりますが、これはしょうがないですね。

上記以外に対策すべきことはないか?

ガイドラインに沿って活動していても今回の記事のようにクラスターが発生してしまっています。
何かしらプラスαの対策を考えなければいけない気がします。

明確な答えはないでしょうが、思いつくあたりだと。。。
 - 参加条件の明確化
 - 練習中のマスクなしでの会話禁止を徹底
 - 大声を出さない

■参加条件の明確化
参加条件は、例えば自分及び家族が検査を受けた場合は直近の練習は参加禁止とか。
自分のバンドは月2回の練習なので1回パスするだけでも2週間は空きます。
また万が一参加してしまうことを防ぐために、会場の入り口でチェックする仕組みを作るとか、開催案内で口すっぱく連絡するとかも必要かもしれませんね。

■練習中のマスクなしでの会話禁止を徹底
休憩中は、これだけマスクが浸透している現状であれば自然とマスクはする気がします。(油断はできませんが)
でも練習中にちょっと隣の人に確認したいとか、全体に指示を出すとか、
こういう時はマスクを忘れそうな気がします。
対策は難しい気がしますが、目につくところにマスクを置くなど習慣付けするしかないですね。

■大声を出さない
休憩中も誰かしら楽器は吹いていますし、必然的に会話のボリュームは大きくなります。
また僕の場合は演奏中の指示などで大声を出さざるを得ない時もあり、
これもちょっと不安です。
前者については休憩時は換気もしているでしょうから演奏禁止にすることで防げるのかな?
後者についてはマイクを用意して、演奏中に声を出す場合には必ずマイクを使うことを徹底するのが良さそうです。

本当はパーティションを用意したいところ

距離をとったりマスクを徹底したりと対策はあるものの、
できれば本当はパーティションを用意したいところです。

上にも書きましたが、管楽器の場合演奏中のマスクは基本的に難しいです。
そうするとパーティションで演奏者ごと区切るぐらいしか手がありません。

ただ演奏者を区切れるほどのパーティションともなるとそれなりに大きさが必要です。
バンドで用意するにも個人で毎回持ってきてもらうとするにも、ちょっと難しいのかなと思っています。
折り畳み傘ぐらい手軽なパーティションとかあればいいのにな。。。

終わりに

ニュースをきっかけに、バンド活動での対策について考えてみました。
ただどれだけ対策をしても結局リスクがあることには変わりません。
もし再開するなら・・・?を考えるのは継続したいものの、やっぱり現時点ではまだ再開は遠いな。。というのが本音です。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?