フヴェルゲルミル伝承記 -1.1.2「今の体に不釣合いな昔の力」
はじめに特に今回はエロもグロ(流血表現は除く)もありません。
では、どうぞ
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第1章 第1話
第2節「今の体に不釣合いな昔の力」
アルフ達は高い崖に挟まれた一本道を進んでいた。
「にしても、すっごい崖だなぁ」
白い肌を輝かせる崖は、空の雲がそのまま地面に根を下ろしたのではないかと思うほど見事だった。
この地が『輝く入り江』と呼ばれる由縁である。
なるほど、どこまで