映画の話111 アウトポスト

　戦闘シーンの迫力が半端ないです。ほぼ白兵戦に近い絶望的な戦いが繰り広げられ、手に汗握ります。何のために不利な地形だとわかっている所に前線基地を置くのかって思います。一瞬一瞬のその場の判断が生死を分けるというのがリアルに迫ってきます。
　それだけに、仲間との絆の深さも沁みます。ただ、途中交代した指揮官との対立など、これもまたリアルさを増す要因になっています。この映画を観て、虚しさや、無意味さを感じた時、戦争そのものに対する虚しさや意味のなさを思います。