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青春の後ろ姿のその先75 〜平安朝の生活と文学〜

 池田亀鑑の『平安朝の生活と文学』はかつて平安文学を専攻する学生にとっては必須とも言える本でした。今はどうなのかわかりません。たぶんさまざまな本が出ているでしょうし、インターネットでいくらも検索できるので、もしかするとこういう定番の必読書というのは無くなっているのかもしれません。
 後宮の様子から有職故実に関すること、そして平安女性たちの一生から信仰に至るまで、ひと通り網羅されていて、これを読むと頭の中に平安朝の姿が現れてきます。とてもコンパクトにまとまっているので通読するのに苦労しません。

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