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子宮頸がんの検査に恐怖したお話。

この話は生々しい表現などが含まれています。
苦手な方はこの記事ページを閉じることをお勧めします。
今回のお話は私個人の体質や見解があるので、
真に受けないでいただきたいです。

注意書き


まず最初に、私が24歳のとき子宮頸部の病気になってしまい、その時の検査で「子宮頸部異形成」という病気も発見されました。

子宮頸部異形成とは、子宮頸がんの前段階(前がん病変)のことをいい、あくまで前段階なので癌ではありません。

異形成には、何段階かのステージがあり「軽度異形成」→「中等度異形成」→「高度異形成」で進行していきやがては癌になります。
異形成になっても人によっては自然治癒されることがほとんどらしく一部のケースは治癒されずに異形成の病変進行によって癌になるとのこと。

当時の私の異形成ステージは「中等度異形成」でしたが、前述の通り子宮頸部の病気も含め手術で取り除くことになりました。


手術後は、病変再発をする可能性があるということなので一年に一回の定期検診をしています。


そして、今年の定期検診の結果が「ASC-US」と診断がでたため追加検査をすることに。ASC-USとはなんぞ?って話です。はぁ?っと口に出しながら結果報告書を見ていました。

ASC-USとは、細胞の形態が正常ではないが異形成と診断するには細胞の異形変化が少ないと判断されたグレーな所見です。がんが疑われる所見ではなく、異形成が疑われている所見です。

「子宮頸がん検診:ASC-USとHPV感染との関係」から



さて、前置きは長くなってしまいましたがここからが本題です。

この追加検査である「ハイリスクHPVーDNA検査」
簡単にいうと「子宮頸がんを引き起こすハイリスク型HPV感染の有無を判定する検査」というものです。
病変が疑われる部分の組織を採取し、組織診を行います。



今回、この検査で悲惨な目にあったので記事に書こうと思いました。


私はこの検査をしてもらうのが2回目なのですが、
前回の時は内部に多少の違和感、組織の採取時には医師に「多少痛みを感じます」と一言伝えられていましたが内部にチクっとした軽い痛みがあっただけで検査を無事終えていました。

その経験もあってか今回もすぐ終わるだろうと思っていて、股を開くのは変わらないから恥ずかしいという気持ちだけが頭の中にあっただけ。


そんな気持ちで追加検査に行ったのが間違いでした。



突破時目の不安要素その❶が追加検査をしてもらう医師。

これは大変失礼だし、いうべきではないのかもしれない、「人を見た目で判断するな」なんて言葉がありますが、正直「この人にみてもらって大丈夫か…?」と思う感じの雰囲気があり、検査前の説明もあやふやで不安しかありませんでした。

「まぁ、検査するだけだからすぐ終わる」と自分に言い聞かせて、内診台に座りいざ診査。カーテンの向こうから「はじめます」と声が聞こえる。


ここで不安要素❷。専用器具を入れられるところまでは慣れもあるから別にいいとして、その後、入った状態でグイグイと力強めで専用器具を右に左に上に下にやられるものだから、こいつ何やってんだ?どこ見てんだ?と思いました。検査の仕方は医師によって変わるものだと診察室の蛍光灯を見ながら違うことを考えて気を紛らわせました。


そして、子宮頸部の異変がある部分を組織採取するとき、この記事の題名にある恐怖が起こります。


医師の「今から3カ所の組織採取しますので多少の痛みがありますが、気分が悪くなったら言ってくださいね」に「はい」と応えた数秒後。


突如、下腹部内部に激痛が襲う。
もう、痛くてびっくり。1回目の診査でそんなことなかったから尚更。

声出しても「ツゥッ……………………………!!!!!!」しか出せん。
ふと思った。これまだ1カ所目?まじか。


「大丈夫ですか?2カ所目採取しますね」と医師の発言の数秒後に



また、激痛。もうほんと言葉に表せれない。拷問かよ。内診台の肘掛けを無意識に力入れて掴んでた。


2カ所目採取途中で医師が意味わからんことをカーテンの向こうで言っていた。


「これ切れ味悪いんだけど……違うの持ってきてぇ」



はっ?


待って待って、採取途中だよね。私の前回の診査記憶が正しかったら「ばちん」って一気にそこをかじりとる器具使ってるんじゃなかったっけ??

かじりとる途中で器具交換して大丈夫なの?えっ?
てか真面目に痛いんですけど大丈夫これと頭の中でぐるぐる思考回路していたら、2カ所目採取終了。残りあと一カ所。


「気持ち悪くなったら言ってくださいね」と声をかけてくれる医師に痛さで疲れきっている私。


最後の3カ所目の採取が始まる。






っいぃっっっっっっっっっだぁっ!!!!!!!

略:痛い


まじでカーテン開けて医師にビンタしそうになるほどの激痛。

ほんとに上記の声出した。「痛いよねぇ💦」と看護師さんの声がカーテンの向こうから聞こえてきた。「痛いよねぇ💦」じゃなくて私の代わりにその医師の頭ぶっ叩いてくれ。頼む。



そこでまた医師がよくわからない発言をする。


「んん?…なかなか「ばちん」っていわないなぁ💦」


と中で器具をグリグリしているのがわかる。


私はもう痛くて気づいたら口押さえてた。


ばちんっと音が聞こえた。


「あっできたできた!はいっお疲れ様ですぅ〜!」と医師がカーテンの向こうから言う。


やっと終わった。

結果は二週間後とのこと。


あまり個人的に「疲れた」って言わないようにしているけれど

本当に疲れた。


家に帰ってきたはいいが思い出して恐怖心倍増。
友人に助けを求めて会話したりして気を紛らわせたりした。

こんぐらいでへこたれない強い人間になりたいと思った。


最後に、2つ書き残しておきたいことがあります。

一つ目は、この記事を読んでくださった方々。
子宮頸がん検診は受けた方がいいと私は思います。
近年、日本人女性が生涯でがんにかかる確率は、2 人に1人だそうです。
年々増加の傾向にあるとされています。

これは女性ではなくても、身近に大切な女性がいる男性の方にもお伝えします。

検査するもしないもご本人次第ですが、あなたがいつも健康であられることを願っています。



2つ目は、子宮頸がん検診は痛いのか?とよくネットで見ますが、基本の子宮頸がん検診は違和感はありますが痛くないのがほとんどらしいです。体質の問題で痛いと感じる人は中にはいるらしいですが。
追加検査である今回の記事みたいな精密検査は多少の痛みはあると思いますが、それも人によってだとおもいます。現に私は1回目は痛くありませんでした。


では、なぜ今回とても痛かったのか?


それは完全に医師のやり方だと思います。



この下手くそぉっ!!




では。

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