公式Instagramが活かせた瞬間!コツコツ続けててよかった。
私は、島根県にある「湯の川温泉」の旅館に生まれ育ち、温泉ソムリエとして勤務しております。
この度、「美肌県しまね」を掲げる島根県の誘客推進事業の一環で、温泉を利用したオリジナルコスメ開発を担当することになり、右往左往しながら、コスメを開発しています!
★オリジナルコスメ開発の奮闘記はこちらから読めます。
草菴公式Instagramアカウントについて
私の実家の旅館「出雲・湯の川温泉 湯宿 草菴」ですが、公式Instagramアカウントを運営しております。
Instagramでは、季節のお庭の様子や、温泉などを中心に、コツコツと投稿を続けていました。
地道な投稿を数年続けていくうち、最近ではお客様に「Instagram見ました」と声をかけていただくことも徐々に増えてきました。
商品名称を「ロゴ」で表現する
オリジナルコスメの処方成分の決定が、最終局面を迎えようとしているとき、同時進行で、商品のパッケージデザインを考えていました。
オリジナルコスメの名称は「Izumo Yunokawa Skincare Line」で統一しようということは決まっていました。
また、この名称を、そのまま記述するのでなく、商品となじみやすい「ロゴデザイン化」して、パッケージやリーフレットに記載しようということにしていました。
似ているようで違う、ロゴに翻弄される
そこで、まずはプロの手を借りました。
いつもお世話になっている、地元のデザイナーさんに、「Izumo Yunokawa Skincare Line」をロゴデザイン化した案を数種類考えていただくよう、お願いしました。
そして、4種類の案を出していただきました。
さすが、長年草菴のデザインを手掛けているデザイナーさん。
どれも新しいコスメのイメージを確実にくみ取っていただいた、デザインでした。
ただ、
似ているようで、ちょっとずつ違う。
そして、見れば見るほど迷う。
決められそうで、なかなか決められない。
人に意見を聞くと、決心が揺らぐ。
・・・そんな状況が続き、メーカーから言われていた、デザイン入稿締め切りが徐々に迫り、正直焦りも感じていました。
Instagramが、デザイン決定の突破口に!?
これといった決め手がないまま、どうしようかと考えていたところ、
いつもお世話になっている「わいざん」から提案が。
「これこそSNSに投げかけてみたらダメなんすかね?」
なるほど!それは面白そうだし、やったことないので、ぜひやってみたい!
ということで、藁をも掴む思いで、Instagramのストーリーズに上げました。
正直に、「悩んでます。どれが好きですか?」と。
そうこうしているうちに、徐々に票が入っていきます。
考えてみれば、オリジナルコスメに先入観のない方々に、直接意見を聞くことができる機会って、そうそう無いよな、と気づきました。
そして、投票結果は・・・
④番が一番投票数が多い結果となりました。
この結果を、再度ストーリーズでお知らせすると、④番に投稿したフォロワーの方々から「うれしい!」「やったー」などのコメントも入りました。
そして、今までうじうじ悩んでいた時間が嘘のように、スッと「④にしよう」と決心することができました。
決定したロゴデザイン発表!
結果、自分たちだけで考えていた時には全く前に進まなかったのに、素直に悩みを打ち明けて、皆様に協力していただいたことによって、スッと決心がつき、次の行動に移ることができました。
今までコツコツ続けてきたInstagramが、大きな意味を持った出来事でした。
さて、投票結果を踏まえ、最終決定したロゴはこちらです!
色合いは透明感のある薄いグレーを使い、アクセントに一箇所だけしずくのモチーフを入れました。
(商品により、4行表記と2行表記があります)
皆様に永く愛される商品に
ロゴデザインをInstagramを通してたくさんの方々と考えられたことは、確実にこの商品の魅力の一つとなりました。
この出来事を通して、より皆様に愛される商品に成長していけるとうれしいなと思っております。
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