金澤流都

名前は「かねざわるつ」と読みます。ヘドロ人生を送る30代無職女。ライトノベル作家になり…

金澤流都

名前は「かねざわるつ」と読みます。ヘドロ人生を送る30代無職女。ライトノベル作家になりたい。ここには猫の話をUPします。日曜日はエッセイでなく創作です。カクヨム→ https://kakuyomu.jp/users/kanezya

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  • きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん

    聡太くんの日常とたまちゃんの思い出です。

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    フィクションの創作です。

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    ヘドロ飼い主が考えたことをつらつら書きます。

最近の記事

きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2024/7/26

 最近聡太くんがあまりに人間の食べ物に刺さってくるので、もしかしたらカリカリの量が足りていないのではないか、と思った。  パン泥棒や揚げ出し豆腐泥棒やマヨネーズなめなめや生米シャクシャクをやりたがるのは、お腹が空いているからではないか。そうだとしたら可哀想すぎる。そう思ってちょっとだけカリカリを増量したところ、聡太くんは見事にお腹の調子を悪くした。  別にお腹が空いて人間の食べ物をかすめようとしているわけではないのだということがわかって、「じゃあなんで食べようとする!!!!」

    • きょうの聡太くん 2024/7/25

       きのうも「またお腹壊すんだろうな……生米シャクシャク食べたんだろうし……」と心配しながら聡太くんを見守っていたわけだが、結論から言うと聡太くんはお腹を壊すことはなかった。  夕方買い物に行っている間に、父氏がUNKOを片付けてくれたのだ。たいへん健康そうなブツが出た、と父氏は言っていた。  なお父氏がそのときおつまみとして食べていたおかきを荒らしたということだったので、ちょっとちゃんと様子を見ないとな……という感じだった。  とにかくお腹を壊さなかったのが嬉しかった。生米シ

      • きょうの聡太くん 2024/7/24

         おとといの惣菜パン強奪未遂事件をうけて、おそらくいくらかのパンを飲み込んでいることだろうと思い、きのうはきっとお腹を壊すのだろうな、と思いながら過ごした。  夕方、キャットフードを用意した後にトイレを見ると、黒々と立派なUNKOをプリっと出していて、ああこれなら安心だ、ワクチン接種までお腹健やかくんだろう、と思った。まさにその時の気持ちは「神に感謝〜!(加藤一二三先生の声で)」であった。  しかし今朝起きてきたら母氏がなにやら深刻な顔をしていた。母氏がシャワーを浴びて上がっ

        • きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2024/7/23

           きのう、聡太くんが惣菜パンを強奪しようとして大暴れしたせいで、人間3匹はなんというかヘトヘトになっていた。  なので、夜はぼーっとテレビを観ていたわけなのだが、わたしはテレビがちょっと嫌で、薄暗いピアノの部屋でぐったりしていた。  すると台所のほうから「ざりざり……ざりざり……」と謎の音が聞こえて、なんだ? と顔を上げると、母氏が後で洗おうと外した炊飯器の内ブタを聡太くんがなめていたのだった。  たぶんコメのいい匂いでもしたのであろう。現行犯で取り押さえたものの猫に反省しろ

        きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2024/7/26

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          きょうの聡太くん 2024/7/22

           毎晩翌日のnoteのネタをメモするのだが、それはあとにしてついさっき起こったすごいことを書く。  きょうヘドロこと金澤流都は歯医者に行って、帰りに母氏とスーパーに寄って食べ物をいろいろ買って帰ってきた。で、ベーカリーコーナーにおいしそうな惣菜パンがあったので、きょうのお昼にしよう、と買ってきた。  このベーカリーコーナーのパンは薄いラップで包まれてバーコードや商品名、成分のシールが貼られている。で、帰ってきてわたしが手をあらって、ちょうどせっけんで泡立てているときにそれは起

          きょうの聡太くん 2024/7/22

          ヘドロの創作 2024/7/21

           (承前)  キジ太郎一行は、王都を出て魔族出没の噂のある、旧時代の遺跡を目指していた。  旧時代の遺跡はいまの時代とは違い、生贄として動物を捧げたり、子供を修行の旅にいかせたりする時代だったらしいことが分かっている。  いまはずいぶんいい時代になったんだなあ……と思いつつ、キジ太郎たちは遠くに石積みの遺跡が見えてきたことに気づいた。 「あれだ。急ごう」  キジ太郎は早足になる。クロ美がキジ太郎に言った。 「遺跡は逃げないわよ」 「そうだぞ。急いだって仕方がない」

          ヘドロの創作 2024/7/21

          きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん及びヘドロ飼い主 2024/7/20

           きのう父氏が同級会に出かけた。なんでも中学生のときにお世話になった先生が地元に戻ってきたとかそんな感じだったらしい。  そこで聞いた話を朝になってから母氏から聞いたのだが、父氏の高校の同級生であるいつもの獣医さん(中島らも似の女医さん)はなにやら難しい病気にかかって、いまは親戚を頼って石巻にいるらしい。これではワクチンをお願いするのは今年は無理だろう。諦めて最近行っている設備のすごいところにお願いしようと思う。  猫というのはナウシカのクシャナ殿下の語彙でいう「待ちたいの

          きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん及びヘドロ飼い主 2024/7/20

          きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん及びヘドロ飼い主 2024/7/19

           おととい聡太くんに与えてみたところ大変好評だった凍らせたペットボトルであるが、きのうも出したら喜ぶかな、と出してみたものの「ふーん」とスルーされてしまった。どうやら飽きたらしい。  猫は飽きっぽい生き物であるが、そんなに簡単に飽きないでほしい。せめて結露が冷たくておいしいことを理解してほしかった。  きょうも出してみるつもりではある。でもきっと大して興味もなくほったらかしにするのだろう。「ぼくこれきょうみない」である。  当然のことであるが、猫は好きなものは喜ぶし嫌いなもの

          きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん及びヘドロ飼い主 2024/7/19

          きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2024/7/18

           このnoteの記事をシェアするためだけにやっているインスタで、猫の暑さ対策として水を入れて凍らせたペットボトルをタライに突っ込んでおいておく、というライフハックが紹介されていたのでさっそく試してみた。  というのも凍ったペットボトルをおいておくと結露して、それをなめて水分補給ができるし、なにより猫にとって涼しいという。氷柱を立てるようなものだろうか。  聡太くんはもとより氷や水滴が好きだ。洗ったタライに凍らせたペットボトルをいれてやったら、しばらく「なんだこれは……!?」と

          きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2024/7/18

          きょうの聡太くんとヘドロ飼い主 2024/7/17

           子離れならぬ「猫離れ」ができない。毎日寝る前、物置に勝手に行ってしまう聡太くんをひたすらひたすら心配している。人間の親にならなくて本当によかった、と思う。  でも人間の場合15年とかかかって子離れするわけで、聡太くんはうちの子になってまだ2年ちょっとしか経っていないのだ。人間だったらしゃべるようになって少し経ったくらいではないだろうか。その年で子離れしてしまったら子供がかわいそうだ。  そして聡太くんが15歳になるとき、聡太くんはもうおじいちゃんなのである。いや「みけちゃん

          きょうの聡太くんとヘドロ飼い主 2024/7/17

          きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2024/7/16

           きのう人間は夕飯にお惣菜の揚げ出し豆腐を食べることにした。  他にもいろいろお惣菜を買っていたので、電子レンジの前にいろいろ並べて順番に鋼のレンチン術師をしていたわけだが、聡太くんがのっそり現れて、揚げ出し豆腐の匂いをスンスン嗅いだかと思うと、ガブリ! と思い切りパッケージに噛みついた。  慌てて顔を掴んで口の中に指を突っ込んで豆腐を引きずり出した。なんてことをするんだ。  きっとかつおぶしや油の匂いがしておいしそうに見えたのだろうが、きみはそれを食べちゃいけないのだ。豆腐

          きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2024/7/16

          きょうの聡太くん 2024/7/15

           きのうの人間の夕飯はお刺身であった。カツオのたたきとイナダである。聡太くんはお刺身を食べたことがないので「いいなあ、にんげんがなんかおいしそうなのたべてるなあ」みたいな顔をして見ているだけだ。  お刺身はきっといちど食べさせたら無限に要求してくるのだと思うのだが、聡太くんはお腹よわ太郎くんだし、あまりナマモノをあげちゃいけないような気がする。絵の先生の息子さんは赤札のお刺身が食事に出てくるととりあえず猫に毒見させるらしいが。  なんでお刺身にしたかというと、ドコノコでずっと

          きょうの聡太くん 2024/7/15

          ヘドロの創作 2024/7/14

           (承前)  司祭たちはキジ太郎たちを包囲していた。ここは王の城だ、剣を抜くことは許されない。司祭たちは棍棒を持っているが、それは血の出ない武器だから許されていることだ。いや棍棒で殴られたらふつうに血が出ると思うのだが、なぜか猫の法律ではそういうことになっていた。 「落ち着いて。話し合いましょう」 「魔族と和平を結ぼうというものと話し合えと? それは僧会の意志に反する」  どうやらキジ太郎たちが王に話した内容が、すでに僧会に流れているようだった。 「魔族に心があること

          ヘドロの創作 2024/7/14

          きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2024/7/13

           きょうは聡太くんのお薬の日である。お薬というのはフィラリアの予防薬だ。首の後ろにぽちぽちっと薬を垂らしてやらなくてはいけない。  シミるのか冷たいのか、よくわからないが聡太くんはフィラリアの予防薬が大嫌いである。というかたぶん相当強い薬なのだろう、薬をつけられるとちょっと気分が悪い顔をなさる。  大昔、たまちゃんにこの手の駆虫薬をつかったら具合が悪くなってグッタリしていたので、健康体の聡太くんでもあまり楽しいものではないのだろう。  だが首にぽちぽちっと薬をつけられるたった

          きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2024/7/13

          きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2024/7/12

           猫は暖かいところが好きだ。それは「猫はこたつで丸くなる」という慣用句のような童謡の歌詞でわかることだし、猫が地中海からエジプトのあたりでヤマネコから家畜化された生き物だから当然という気もする。  しかし暑いところが好きすぎではないか、熱中症は大丈夫か、と思うこともよくある。犬が暑いなか散歩して熱中症になる話はまだ分かるが、猫が室内で熱中症になるなんてシャレにならない。  どうも聡太くんは午後になると物置に行くことが多い。物置は昔エアコンが動く部屋ではあったがいまではリモコン

          きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2024/7/12

          きょうの聡太くん 2024/7/11

           きのうの弊noteの記事で、アリンコが家の中に出るのでアリの巣コロリを買ってこなければ、と書いたと思う。  夕飯の買い出しのついでにスーパーの殺虫剤コーナーでアリの巣コロリを買ってきて、さっそく仕掛けた。聡太くんがドツキ回して中身をこぼさないように底に輪っかにしたガムテープを貼った。その点はワクワクさん世代なのである。念のためにリュックサックで隠れるところに置いた。もう一個は人間のトイレの前にしかけた。  それで、聡太くんがとりあえず興味なしであるのに安心して歯を磨いている

          きょうの聡太くん 2024/7/11