きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2024/7/13
きょうは聡太くんのお薬の日である。お薬というのはフィラリアの予防薬だ。首の後ろにぽちぽちっと薬を垂らしてやらなくてはいけない。
シミるのか冷たいのか、よくわからないが聡太くんはフィラリアの予防薬が大嫌いである。というかたぶん相当強い薬なのだろう、薬をつけられるとちょっと気分が悪い顔をなさる。
大昔、たまちゃんにこの手の駆虫薬をつかったら具合が悪くなってグッタリしていたので、健康体の聡太くんでもあまり楽しいものではないのだろう。
だが首にぽちぽちっと薬をつけられるたった一瞬のために「やめろ! はなせ! このやろう!」と大暴れするのはどうかと思う。もっとお利口にしなさい。
犬みたいに高級おやつの予防薬だったらいいのにな、と思う。それなら大喜びしてくれると思うのだ。
そういえば聡太くんには全く関係ないのだが、サボテンが咲いた。縁起を担ぐわけではないが、このサボテンは初めて原稿料の発生する仕事をもらったときに初めて咲いたので、吉兆だと思っていいような気がする。
おとといの夜窓を開けようとカーテンを開いたらどうやらおとといの昼間に咲いてしまったらしく、なんとか花を閉じている、という感じだった。
これなら翌日ヨレヨレ気味に咲くだろう、と思って昨日の昼に確認したら、若干ヨレヨレ気味ながら見事にフラワっていた。薄ピンクのきれいな花だ。しかも子株を二つもつけたサボテンが咲いているのだからこれはもう実質ド根性植物ではあるまいか。
聡太くんは毎日マグロ味のパウチと白身魚味のカリカリをモグモグモグモグ食べているのだが、飽きないのだろうか。
マグロといってもきっと骨やアラのようなところだろうし、おいしいものではないと思うのだが、全く飽きずにうまうまと食べている。
というか猫は慣れない味だと食べない。獣医さんに「国産のパウチがおすすめです」と言われて買ってきた、ずいぶん高い国産のパウチを与えたことがあるのだが、「これうすあじなんでいらないです」と拒否された。
ヒラメ味とかチキン味とかいろいろな味のパウチがあるので試してみたいものの、「いらな〜い」とやられたら悲しいのでずっとマグロ味のパウチを与えている。本人がそれでいいならいいのである。
きのう、テレビをうるさく感じたので、部屋にブルートゥースキーボードを持っていって文章を書いていたのだが、ふとスマホの時計を見ると聡太くんのおやつの時間になっていた。
わーごめんごめん、と部屋を出ると、廊下に聡太くんがいて、「ぼくはまってたんですよ……おやつというものを……」という顔をされた。母氏が言うにはずっと部屋の前で待っていたらしい。なんて可愛いやつだ。
猫は人間を待つのが好きだ。たまちゃんは暑かろうが寒かろうが廊下で母氏が帰ってくるのを待っていた。聡太くんはそういうことはしないが、ときどきじーっと人間がくるのを待っている。
最近、聡太くんは食事の時間が近づくと自分からキャットケージに入っていることがときどきある。これは賢くなったということなのか、はたまたたまたまなのか。なんにせよお利口なのはいいことだ。