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カミングアウトなんてしなくて良い文化へ


定期的にこのNoteを更新していますが、
発信することによって
「自分も頑張ろうと思った」とか
「勇気もらった」って言ってくれる人たちがいて
本当にこちらが元気をもらいます。
自分にしか発信出来ないことが沢山あって、
同じような境遇の人たちが少しでも自分らしく
生きていけたら自分は嬉しいな〜と思います。


半年前、このNoteを通じて
自分がFTM(=生まれた時は女性という性を
割り当てられたものの男性として生きることを
望む人)
だということを「カミングアウト」をしました。

※カミングアウト(Come out)
=これまで公にしていなかった自らの出生や
症状、性的指向等を表明すること。


同じような境遇の方の中には、
たとえマイノリティ(=社会的少数者)だと
してもそれを公にしない人もたくさんいます。
するか、しないかは個人の自由です。


自分自身もすごくすごく迷いました。
自分のことについてオープンにすることで
離れていく人がいたり、
嫌われるのではないかと心配でした。
でも結果的にカミングアウトして
よかったと思います。
なぜなら、今の世の中でカミングアウト
することのイメージがあんまり良くない中で、
誰も自分のことを否定してくる人が
いなかったからです。
たくさんの人が、
「親に受け入れてもらえない。」
「職場に言いづらい。」と言っている中で、
自分が関わった人、カミングアウトした人
みんながありがたいことに
受け入れてくれました。
さらには、わざわざメッセージをくれたり
する方もたくさんいて、
「あ、自分は自分でいいんだ」と
改めて思わせてくれました。

本当に本当にありがとうございます。
まずは感謝の気持ちを伝えたくて。笑
どれだけ皆さんの言葉に救われたか。

そして、同じような悩みを持っている方々からも
質問やメッセージをいただいて、
少しでも力になれたことが嬉しかったです。
これからも微力ですが続けていけたらいいなと
思っています。


経験談


自分のカミングアウトについて詳しく
書いていきます。
少しでも参考になればと。

方法

親:手紙
(本当は直接言いたかったんですが
それだけの勇気はありませんでした。笑
でも手紙でも理解してくれたので
結果オーライです!)
友達や知り合い:Note
(このNoteという機能に感謝です。笑)
職場:面接時
(新しい職場の人には治療や手術のことも
あって、始めに伝えておきたかったです。
そんなこと関係ないよ〜と軽く言って
いただいたので安心して就職できましたー)
他の方たち:その都度自分の口から
(始めは自分の口から言うことに抵抗を
感じていましたが、今はこれが自分なんだ〜
って感じで軽く言えるようになってきました。)

※もちろん、初めから男の子と思って
接してくれてる方々にはなにも言いません。


カミングアウト前後で変わったこと


カミングアウト前
・恋愛話をするのがとても嫌でした。
(彼氏いるの?とかどんな男の子がタイプなの?
とかもう思い出すだけでもめんどくさいです笑)
・振る舞い方
(自分自身もわからなかった部分がありますが、
どっちにも分類されないように生きていたな〜
と思います。環境や人によって変えたり、
変な神経使ってました。)

カミングアウト後
・気持ち的にだーいぶスッキリ
(周囲の理解があることに気づいたので
もう気にすることもあんまりありません)
・会話がスムーズ
(恋愛話もすごく楽になりました。)


カミングアウトはするもしないも
本当にどっちでもいいと思います。
自分が心地よく生きていける方を選べば
いいと思います。
でも自分自身、する前よりした後の方が
この社会の中で生きやすくなったし
自分を隠さず生きることができ、
そして1番は自分が自分自身を認めること
できるようになりました。

世の中にはカミングアウトする側の人もいれば、
逆に、カミングアウトされる側の人もいます。
もしも、された場合、
した人はすごく勇気を持って話したと思います。
だから受け入れてあげてほしいです。
それによって態度を変えることなく
その人、としてみてほしいです。
それだけですごく勇気をもらうことができます。


よく、男性らしくとか女性らしくとか
言われていますが、そんなことは
どーでもいいです。
その人らしく生きていける世の中になれば
いいなと思います。


カミングアウトする文化自体、
なんてなくなればいいと思っています。
なぜ少数派(マイノリティ)だからと言って
わざわざ周りに勇気を振り絞って言わなければ
いけないのでしょうか。


みんな変わってるし、違ってんだから。


自分を自分、1人の人間として見てくれる
人たちをこれからも大事にして
いきたいと思います。
逆に自分自身も相手がどんな人でも、
男や女としてではなく、そのひとを
1人の人間として関わっていきたいです。


今日も読んでくださりありがとうございました〜

また書きます!

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