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わが衣手は露に濡れつつ


東京茶丗SOUです。

皆さまに東京茶の美味しい淹れ方をはじめ、 お茶にまつわる四季折々のお楽しみ情報等を配信しております。
お付き合いの程どうぞよろしくお願いいたします。

Vol.17/ 令和二年十月


鈴虫が涼しげな音色を奏で、秋の訪れを感じるこの頃。
少し厚手の衣服に袖を通す季節となりました。
10月1日は衣更えの日でしたね。


近年、衣更えという習慣は徐々に薄れつつもありますが
日本の伝統衣装でもある着物の衣更えは
現代でもしっかりと受け継がれています。

6月と9月は1枚仕立ての単衣(ひとえ)の着物。
7月と8月は透け感のある夏物。
それ以外の季節は裏地のある袷(あわせ)の着物。
絵柄や素材、季節に応じた着物をまといます。
四季を体感できるのも日本風土ならではの楽しみ方ですね。

今回は、丗SOUの「着物」ともいえる「包装紙」の絵柄について。
東京茶の包装紙には、和の伝統柄や吉祥紋様が描かれています。
一部ご紹介いたします。

「寛:茎茶」の七宝柄。
円が連なるさまは、人との縁やつながりを表しています。
それは七つの宝という字の通り、それ以上の価値が人との繋がりにはあるのではないでしょうか。

「眩:玄米茶」の麻の葉柄。
衣服にも使われる麻は、丈夫で虫もつかず成長が早い植物。
子供の成長や無病息災を願う、魔除けの紋様でもあります。
健やかな暮らしには健康が基本ですね。

「灼:ほうじ茶」の雪輪紋様。
自然界の造形、雪の結晶は六角形。
六角形は亀甲や蜂の巣にも見られることから自然の摂理と調和を象徴しています。

そして、「伶:梅紅茶」に描かれた南天。
”難を転じる”縁起木。
福寿草と並べる事で"災転じて福と成す"と云われ、心強い励ましを与える絵柄です。
まるで今の日本にエールを送っているよう。

この様に丗SOUの包装紙には、
伝統柄への敬意と、今を生きる私たちの想いを重ね、
新しい紋様として一枚の図案に表現されています。

日本人は昔から意匠や和歌に願いや思いを込めてきました。
その美しさや洒脱さの奥深くにメッセージが秘められてると思うと、少し奥ゆかしいですね。


秋の音色に耳を澄ましながら、東京茶の包装紙にもぜひ目を留めてみてください。


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【今月オススメの丗SOU】

温・ごぼう茶

ごぼうをローストしたお茶です。
大地の自然な風味をそのまま凝縮しました。

ティーバッグ3個入り ¥ 500円(+税)


【丗SOUインフォメーション】 

丗SOUでも限定販売している東京手もみ茶。
保存会の実演イベントがあります。
この機会にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

2020年10月11日(日)・2020年10月25日(日)
時間 PM1時30分〜PM3時00分
会場 瑞穂町郷土資料館 けやき館 1階体験学習室
参加費 300円
https://www.mizuhokyodo.jp/events/on/2020/page/8/#

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