新年のごあいさつ
あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
未だ収まらぬコロナ禍。
今も病苦にある人、またそれに立ち向かう多くの医療従事者がいます。
音楽はそうした病を、直接、治療するものではないかもしれません。
それでも、音楽は人々の心、感覚、体、魂に作用し、
痛みを和らげ、苦しみから解放する、小さな手助けになるものだと思っております。
未だ収まらぬロシアによるウクライナ侵攻。
今も降り注ぐ火の粉から逃げ惑う人々、またそうした人々を守ろうと立ち向かう人々がいます。
音楽は戦争を、直接、止める力は持っていないかもしれません。
それでも、音楽は、戦争を引き起こした人の心にも作用し、
人々の悲しみを和らげ、希望や勇気の心を持つ、小さな支えになるものだと思っております。
医師や看護師、戦火のもとで活動する人に比べたら、
音楽家など、なんの力もない存在かもしれません。
それでも、僕は、自分の仕事や与えられた使命に誇りを持ちたい。
必要とされていないと感じても、決して腐らず、
心が疲れてしまっても、休みながらでも前へ進み、
信念を曲げず、ぶれない心で、
音楽を必要してくれるであろう場所と人々に向けて、
魂のままに演奏し続けたいと思います。
今年は、1/28にリリースする10年ぶりのNewアルバムを引っ提げて、
全国で演奏してまわります。
各地でみなさんとつながり合えることを楽しみにしております。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
重松壮一郎
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