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ぜんぶ、気の持ちようなのだ。_2019/03/28

今日はカンボジアに来る少し前の話から始めたい気分。

会社では常に焦っていた

私は、ほんの2か月前まで新卒で入った会社に勤めていた。

「とりあえず3年」は、何処でも聞く言葉だったけど。
とりあえずで過ごすには、新卒の3年間は長すぎると思った。

なぜなら、私が入った会社のその部署と、
私の働きたいスタンスとが全然違ったから。

私は働くことや仕事をすることは、面白いと思うタイプ。

仕事をしているときは、人が1番頭を使っている瞬間だと思っていて。
誰かが頭を使うとき、私は未だ自分が知らないことを知ることができるし、
私が頭を使えば、新しいことを生み出していけるかもしれないから。

でも、配属部署で同じ気持ちを共有できる人は1人しかいなかった。
他の大勢は、「仕事めんどくさい」「早く帰りたい」と話す人たちだった。


人は大体、30歳までの働き方でその後の働き方も決まると聞いたことがある。
30歳までのうちに「頑張って仕事をする経験」がなければ、
その先も頑張れなくなってしまう。

それもあって、徐々に会社に染まっていく自分にずっと焦っていた。

「3年目になる前に絶対に辞めよう。」
2年目にあがるタイミングで、自分自身に誓ったこと。

これが守れなかったら、私は自分の気持ちに背いたことになる。
それに気づいたとき、既に12月の半ばだった。

「もう年が明ければ、3か月で3年目になってしまう。」
なのに、まだ何もできていない自分。

「辞めるときには、次の転職先を探してからじゃないと。」
これは、以前上司に辞めたいと話したときにかけられた呪い。

でも、時期だからと焦って就活をして受かった会社に入りたいのだろうか?
自分に疑問を感じていたので、踏み出せずにいた。

そして、めちゃめちゃ内省して、自分で選んだ道なら、自分でなんとかするだろうと思えるようになるまで考えて、ついに私は決断した。

辞めよう、会社

決めてからは早かった。
たぶん、その時に何処かのタガが少し外れてしまった。

今まで、敷かれたレールに沿って真面目に生きてきて、
そこから逸れるのがずっと怖かった。

「ニートでいる」というのは、今までの自分であれば
絶対に選択できなかったこと。

でも、それ以上に、
自分の気持ちに背いて会社に居続けることが嫌だった。

そして、その決断をした後すぐ、
ハルさんの屋台売却先募集のツイートがあったから、
これは私のためにあるチャンスだなと思って掴んだ。

ハルさんには1回しか会ったことがないけれど、その時に

「みかさんから売却希望の応募が来たとき、
既に自分が屋台をやるって確信してるなって思った」

と話してくれた。

毎日、選択肢は溢れている

今日、何を着るか。何処へ行くか。何を食べるか。
会社に行くか行かないか。転職するかしないか。
結婚するかしないか。友達と遊ぶか遊ばないか。

意識的にしろ、無意識的にしろ、
沢山の選択の結果が、今の私。

会社を辞めたくて悩んでいるのも、私。
屋台の仕入れ量を考えているのも、私。
日本に帰ったらどうしようと考えているのも、私。

けど大事なのは、
自分が選んだ結果だと引き受ける意識だと思う。
そして、その意識だって
結局、全部自分の気の持ちようなんだって気付いた。


例えば、カンボジアには不自由が沢山ある。
毎日停電で、毎日断水で、毎日電波も通じなくなる。

けど、そこに居ることを選んだのは私だし、
私が文句を叫んだところで状況は1つだって変わらない。
それなら、その事実に憤ることに体力を使うより、
別の良いことに体力を使ったほうが、精神衛生上も絶対に良い。

なるべく常に良い状態の自分で居られるように、
自分にとって心地よい選択肢を選んでいけるように、
日々、自分の心の声に耳を傾けなきゃなと改めて強く思ったのでした。

ご清聴、ありがとうございました。

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