7/8木 探究教室の小さな1コマ

本日は、探究教室。その中で起こった一コマです。

今、取り組んでいるのは、「ジャーナリスト編」といって、子どもたちが自分の新聞づくりにチャレンジするプロジェクトです。

でも、今日起きた出来事は、本題とは少し離れたものでした。

探究教室の授業は、プロジェクターでパワーポイントを投影しながら行います。

事件は、授業が始まる直前に起こりました。

授業を初めようとしたそのとき、授業で使っているレーザーポインター（遠隔で操作する機会）がどこかに無くなってしまいました。

直前まで遊んでいた男の子がどこに置いたか忘れてしまったみたいです。

正直それが無いと授業ができないわけではないのですが、ふと思ったんです。

あ、これチャンスかも。

別に触るのを禁止にしているわけでもなく、それで遊んでいたこと自体は全然問題ないんですね。

でも、相手のものを無くしてしまったとき、どうしたらいいかを考える絶好のチャンスだと思ったんです。

「どうしよう。困ったな～」
「どうしたら良いと思う？」

そんな風に問いかけてみました。

最初はごまかすように笑いながら、
「あれ？この辺に置いたと思ったのにな～」と言っていたものの、段々と無くしてしまったことに焦りを感じてきたみたい。

「ごめんなさい」と小さく謝ってきました。

「それは、何にたいして謝っているの？」

「勝手に使ってしまったことです」

「なるほど、でも勝手に使ったことは別に悪いことじゃないと思うよ。別に禁止をしているわけでもないし。それよりも今、りょうた先生やみんなが困っていることは何だと思う？」

「無くしてしまったこと」

「そうだよね。みんな今それで困っている。みんなはどうしたら良いと思う？」そんな風にゆっくりと他の子にも問いかけてみました。

ここからが結構面白い。

「探そう！」となり、みんなで一斉に探すことに。

結果、、、見事見つかりました。

「ああ、良かった」とほっとした表情。

この間、たった5分間。

それでもとっても大切な学びがあったと思います。

勿論、これからも禁止になんてしませんよ(*^^*)

みんな自分の書きたい新聞のテーマが決まったみたいで、来週が楽しみです★

曽雌りょうた