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川端康成、中国は50で日本は70

今年は、川端康成さん没後50年です。

日本の著作権では、昔は没後50年で著作権が解放し、青空文庫などに登録できるようになりますが、
環太平洋連携協定(TPP11)の加盟により、日本の著作権の保護期間が「死後70年」になります。これで川端康成さんの青空文庫登録は20年後へ、という話は、本が好きな人間では周知の話でしょうが。

実は今年は中国で「川端康成年」です。川端康成さんの作品が大量出版されます。
なぜだろう?
それは中国はTPPに加盟していないため、著作権の保護期間は死後50年のままになっているのです。だから今年で川端康成さんの著作権が解放されます。


急に溢れた「雪国」たち

今中国では、著作権保護期間が終わった作品を狙っている出版会社がとても多くて、「昔の作品」がブームになっています。

さて私も、1冊を購入しようか。

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