節目を意識する事で得られる大きな気付き
生きていく中で、節目というのはいくつもあって、その節目をどう通過していくのかで、
先の過ごし方が変わっていくように思う。
ちょうど今がその時期。
卒業して新たなステージに挑戦の場をうつす人達にとっては、大きな節目。
人は、環境や組織の中で活かされてると思ってるから、
この節目を仲間達と一緒に迎えて、振り返りだったり、気持ちを新たにするきっかけにするのは大切な機会だと思う。
それが、こんなご時世だから、うまく節目を迎えられないまま、淡々と次のステージへ移りつつある。
何ともしっくりこない節目だ。。。
そんな大切な節目。
自分なりに振り返ると、子ども達から気付きを得たものが多い。
毎日、子ども達と接する生活をしてるから当然の事だろう。
その中で、印象に残った子どもの成長がある。
その子は、うちのクラブに途中から加入した。
自分で言うのもなんだが、クラブのレベルは九州内でも高いところに位置していて、
目標は「日本一」を掲げているような競技志向が高いチーム。
その中に途中から入るには、ちょっとした覚悟と勇気が必要だろう。
自分は、そうは思わないんだけど、周りの目からはそう感じている。
その子は、決して上手い子ではなくて、普通の子だった。
練習には参加できるものの、練習試合・遠征となると足が進まないようなはじまり。
そんな彼が、1年間をかけて大きな成長を見せてくれた。
遠慮がちだったプレーだったのが、今はしっかりやれる事を全力でやろうという姿勢が見える。
この変化を見て、何が変わったのか振り返ると、
シンプルでありきたりなんだけど、「自信」という言葉しか見つからない。
何かきっかけがあったか振り返って見ても、大きな出来事は少なくとも自分の目にはうつらなかった。
彼なりにはあったのかもしれないけど、そんな表現をうまくできるような子じゃないんで、
こちらには伝わってこない。
環境の中でもまれながら、少しずつできる事が増えてきて、
少しずつ自分に自信がついてきたんじゃないだろうか。
まだまだ足りない部分はたくさんあるけど、自分なりの武器を身に付けれてきたように思う。
毎年、学年の節目を迎えるとき、我がクラブでは、優秀賞・努力賞を与えるんだけど、
努力賞は彼にあげようと思っている。
おそらく、仲間も納得してくれるはずだ。
この節目が彼にとってさらなる成長に繋がることを願っている。
もっと言うなら、ここで得た自信が、日常を変えてくれる事を願っている。
ちょっとした成長は、長いスパンで見るとたくさん見つける事があって、
その都度、見逃さないように意識してるんだけど、案外スッと流れていってしまう事が多い。
でも、節目をしっかり意識する事で、その小さな成長が大きな成長に感じられると思う。
だから、節目の過ごし方を大切にする。
この意識は、日常にメリハリをつけるためには、大切な考え方なんじゃないかなと思う。
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