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メンタルクリニックにかかるまで。メンタル不調の原因と対処法を探る記録2

今年1月からメンタルの不調で一時的に仕事が困難になったので、いま原因と対処法を探っている。(記録1に前段をまとめている)

今回は、2月下旬にメンタルクリニックにかかるまでの話を書き残す。

ちなみにメンタルクリニックは2018年頃に1回だけ受診したことがあるが、この症状が出てからは別のクリニックにかかっている。

受診しようと決めるまで

私の場合は不調を自覚してからメンタルクリニックを受診するまでに2ヶ月かかっている。

これが短いか長いかは全く人それぞれ状況次第だと思うが、私の場合は元々通院や服薬に頼るのが嫌で、なるべく最終手段にしたいと考えていたので、結果2回の不調があってからの判断になった。

もちろん受診に至るまでも、色々と手を講じてはいた。

1月の不調時から上司、人事、産業医との複数回の面談をした上で、

過労が原因と仮定したときの対処として業務量や時間の調整を行い、

PMDDを原因とする可能性も鑑みて婦人科で薬の服用も相談しに行った。

どちらもまだ違うと結論づいたわけではないが、

気質や過去の経験から同じ不調を繰り返している可能性もあると予想したこと、そして自分の不調とよく似たことを書いているエッセイを見つけたことがメンタルクリニックを受診しようという意志につながった。そのエッセイでは著者の症状に診断名がついていたので、自分もその病気だと仮定してその治療法に詳しいクリニックを探したら、結果として良さそうな先生に出会ったので、そのエッセイ本を読んでラッキーだったと思う。(その本のことも今後書きたいと思う)

予約から受診まで

そのクリニックは電話予約だったが、日程がなかなか空いておらず調整が難しかったので初診は平日の午前になった。

そして、事前にメールで3つほど問診票や心理傾向チェック表などを返送する必要があり、なかなか面倒だった。そして当日にも、待合中に心理テスト(○○なときに△△な気持ちになる等)と身体的異常(体重減少や食欲、睡眠など)に関するチェック表に記入した。

自分は不調(精神的な落ち込み)に波があるのと、あっても自分の状態を言葉にできないとか頭が狂うような現象は起きないので書類はなんとか書けたが、そうでなければこの記入自体がかなり苦しい作業になるのではないかと思った。私も私で「とても悲しいときが月に半分以上ある」といった設問をみて○をつけながらその場で涙がちょっと出てしまうような感じだったので、人によっては書き出すこと自体が辛い場合もあるかもしれない。


クリニックの待合

受付の人は無愛想で、はじめ全然声をかけてもらえず大丈夫なのか?と思ったが、ほかにいた患者さんは再診の方だったのかスタッフさんと割と親しげに挨拶されていた。

3分後くらいに受付の人と目が合い、名前を聞かれ、チェック表などの書類を渡され、書き込んで提出して5分ほど経ったあと、奥から先生が出てきた。

「ーーさん、お待たせしました、こちらの奥から曲がって●番の部屋に入ってくださいね」

先生の印象

診察室は、塾の個別指導ブースのような狭い空間で、机を間に挟んで先生と対面する形で座った。

先生「どうぞおかけください、ーーさん。私こちらの院長のXXです。よろしくお願いします。」

私「よろしくお願いします」

先生の机の左側には、蛍光ペンでいくつか線が引かれた私の問診票が一式置いてあった。

先生「今日は色々ーーさんのお話を聞いてみたいと思いますが、最近転職をされてからということで...どうですか、お仕事は、慣れましたか?」

私「いえ、慣れた、とは思っていないですね」

先生「そうですか...」

目が合って、先生はちょっと私の様子をうかがうように少し間を置いた。

そのあと、どんな会社でどの分野の仕事をしているかを聞かれたので一通り話した。

先生「でも、辛かったですよねぇ。これは」

問診票に書いていた「具体的な症状(何が辛いか)※記録1参照」というところを見て、共感してくださった。

その共感がもしマニュアルだとしても心がこもっているように聞こえたし、その言葉がやっぱり記憶に残っているということは、そこに書いた「辛いこと」がよく広告表現で見るような「プロが認めた『辛さ』」になった気がして多少の安心感をもたらしたのかもしれない。

先生の目は終始穏やかで、物腰がとてもやわらかくて、話す速度がゆっくりめで優しい言葉選びをされていて、精神科心療内科の診療として本当にプロフェッショナルな方だなと思った。

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ここから、診察としては問診票に基づく詳細のヒアリングが40分ほどあり、そこからの先生の診断に近い説明が25-30分ほどあった。

(診断に近い説明と言っているのは、今時点で診断名が何か言い渡されたわけではないため)

長くなりそうなので、診察の流れと、診断に近い説明とそれについて感じたことを、次のnoteに分けて書こうと思う。



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